2011年6-7月北海道旅行(3)(2013-2-22更新)   /5)
 7月10日(日) (士別に連泊) (0 Km)

(写真なし)
朝から雨が降っていた。 一時止んでまた降るという天気で行き場所がないので連泊する。 関東は梅雨明けしたが北海道は梅雨前線が北海道にかかる状態になって梅雨の中で2日以上の晴れが続かない状況になっている。
天気予報の変化が激しい。 11日に晴れ間のある帯広へ移動することでホテルを予約した。 しかし、11日朝の気象庁HPの天気分布予報では上川・網走・宗谷支庁だけに晴れ間がある予報に変わっていた。 北海道のホテルも東日本大震災で景気が悪いようで客の数が少なく今まで予約を断られたことがない。(天気の悪さが一因かも)
ピラオロ展望台、三里浜キャンプ場の写真を更新。
 7月11日(月) (士別〜富良野〜池田町〜帯広) (300Km)


ファーム富田A 
ファーム富田の写真
 

ジャガイモ畑
 

池田町パノラマ
ワイン城の写真
梅雨前線の活動が弱いと言いながらも北海道にかかっている。 このため天気の変化が微妙ですぐに予報が変り悩ましい。(まさに猫の目のように変って天気予報の表示記号を疑ってかかることが必要な状況になっている。 降水確率と一致しない)
今日は帯広までなので7日とほぼ逆方向に走ることになる。 士別から美瑛までは順調に走れた。 美瑛の丘の風景を撮ろうと思って丘に入ったら雲が低く暗い風景で絵にならないのでR237に戻って中富良野のファーム富田へ向う。 ラベンダー以外の花が最盛期になり畑の色が前回の7日よりも鮮やかになっていた。 今年のファーム富田はラベンダー畑に余り重点を置いていないように見受けられる。 ラベンダーの株が大きいものと小さいものがあってムラが目立ち写真に撮っても面白くない。(ムラがあって土が見える)
条件が良ければ然別湖へ行きたいので富良野はファーム富田だけで帯広へ向う。
狩勝峠は丁度雲の高さで峠付近だけが濃い霧に包まれていた。 狩勝峠を下って然別湖へのルートに入る。 r85で然別湖へ行こうと先の山を見たら雲が低く200〜300mほどの高さなので音更町へ向う。 R274を走っていたらジャガイモ畑に花が咲いているのが見えた。 広い畑にジャガイモの花が咲いている風景は日本では北海道だけのもの。
音更町の帯広駅への交差点を14時に通過、時間が早いので池田町のワイン城へ行くことにした。 ワイン城では丁度ガイドツアーのグループと一緒になり説明を聞く。 ワインを熟成する場所の温度が低くてひんやりした感じで夏には涼しい場所だったが長時間いたら少し寒くなってきた。 ワイン城の4階ベランダから池田町を撮ったが場所が同じなのでほぼ同じような風景になった。 帯広駅前のホテルへ16時過ぎにチェックイン。
 7月12日(火) (帯広〜然別湖〜糠平湖〜帯広) (210Km)


然別湖A 
然別湖の写真
 

糠平湖
糠平湖の写真
昨夜はHPの記事を作成中に行き詰まり横になって考えようとベッドで横になったらそのまま寝込んでしまった。 朝4時頃に目を覚まし記事をアップした。
気象庁HPの5時の予報で帯広は9時〜15時まで晴れその後雨だが最高気温は28℃になり昨日17時の予報よりも良くなった。(雨が降らないかもしれない予感あり)
天気予報通りに8時を過ぎたら日が射し始めて明るくなってきた。 立体駐車場の係りのおじさんは10日は暑かったと言い、今日の天気予報は外れて雨が降らないかも知れないと嬉しいことを言う。(日高山脈を雨雲が越えないで雨が降りにくいとのこと)
9時半にホテルを出て然別湖(しかりべつこ)へ向う。 ホクレンの地図にR274沿いに美蔓パノラマパークがあり寄って行く。(ここでデジカメのバッテリをホテルの部屋に置き忘れたと勘違いしてホテルに戻り約1時間半の時間ロス、70Km余計に走る)
地上付近が霞んでいたので扇ヶ原展望台はパス、然別湖に12時前に着く。 写真を撮ってから久し振りに湖畔を走って糠平湖へ向う。 途中、北岸のキャンプ場に寄るがゲートが閉まって営業していなかった。 初めて北岸のキャンプ場湖畔からの写真を撮る。
この後、幌鹿峠の下から糠平湖の見える場所を探したら急な下り坂の途中に1ヵ所見える場所があったが風景はイマイチだった。 ぬかびらキャンプ場から写真を撮ってから糠平湖展望台からの写真を撮ろうと思ったが落石の恐れがあるとして通行止めで展望台を周れず。 以前の場所から撮影できずに帯広駅前のホテルに戻る。(14:30着)
結局、午後の天気予報は外れて雨は降らず、18時の気温が29℃で19時でも25℃だった。(ホテル帰着時は暑かったが湿度が低いので夕方は過ごしやすかった)
 7月13日(水) (帯広〜(阿寒湖・摩周湖)〜小清水原生花園〜網走) (244Km)

双湖台の写真
 

ジャガイモ畑
小清水町の写真
 

放牧馬
涛沸湖の写真
 

エゾキスゲ
小清水原生花園の写真
北海道は土曜まで雨の降りやすい天気予報になってしまった。 どこで雨をやり過ごすか問題だがとりあえず天気の良い網走へ行くことにして1泊だけ予約した。(明朝の天気予報で次の方針を決める予定、稚内の降水確率が低く道北の天気が良さそう)
網走の晴れ間が正午までなのでホテルを早めの8時半にチェックアウトしてr73、R242、R241で阿寒湖へ向う。 山に雲がかかっているのでオンネトー、阿寒湖はパスして弟子屈へ向う。 双湖台で写真を撮ってトイレ休憩しようとしたがトイレが閉まっていて更に売店もやっていなかった。 観光には不便になった、弟子屈の道の駅摩周温泉でこのことを言うとイタズラをされるためではないかとの話だった。
摩周湖に上がってみたが雲の中で見られず、第一展望台、第三展望台ともにダメだった。 後は小清水原生花園を周って網走へ行くだけになったのでR391で小清水町へ、小清水町からじゃがいも街道で浜小清水へ向う。 じゃがいも街道の直売所のそばで前に撮った変化のある畑はジャガイモの部分が狭くて絵にならず諦めて直売所のそばの畑の風景を撮る。(畑は連作障害を避けるために作付けを毎年変えているので毎年同じ風景が見られない) R244脇の地形変化のある畑ではジャガイモが植えられていた。
浜小清水駅の道の駅はなやか小清水で休憩してお土産物を見て時間調整して小清水原生花園へ向う。 涛沸湖脇に放牧馬が群れていた。 数が多いので道を戻って撮るが馬の群れが移動して国道寄りに寄ってきてくれたので撮りやすくなった。(子馬が沢山生まれていて動きが可愛かった)
小清水原生花園は天気が悪かったがエゾキスゲとエゾスカシユリが沢山咲いていた。 天気が良ければ花の写りがもう少し良かった筈だが天気が悪いので気が乗らず。
網走の道の駅流氷街道網走で時間調整と休憩でお土産を購入する。 更に網走駅前で時間調整してホテルに入るが15時丁度になるまで受付せずに待たされた。 作業者数が不足しているのかぎりぎりまで部屋の清掃作業をやっていたようだった。
 7月14日(木) (網走に連泊) (0 Km)

(写真なし)
今日の天気予報は道内のあちこちで濃霧注意報と大雨注意報が出て朝から本格的な降りだった。 予想の範囲内で連泊を決めたが部屋は昨日からのツインのシングルユースのままになる。 網走の今日の実際の最高気温が15.5℃と昨日から5℃以上も低く朝から涼しかった。 最近の写真を見直して再作業、写真の更新作業をした。
知床五湖、小清水原生花園、涛沸湖、小清水町の写真を更新。
 7月15日(金) (網走〜宗谷岬〜稚内) (332Km)


宗谷岬A
 

宗谷岬B
 宗谷岬の写真
 

稚内公園にて
稚内公園の写真
梅雨前線が南下するために天気が回復したが1日で再度北上して天気が悪くなるらしい。 前線から遠くて天気予報で雨が降らない稚内へ移動することにした。
稚内までは距離があるので朝食を少し早く食べて9時前にホテルを出る。 オホーツク沿岸にも濃霧注意報が出ていて雲が低く海岸のすぐそばまで霞んだ風景が延々と続く。 こんなに視界の狭い風景の中を稚内へ向って走るのは初めてだ。 いつものように興部を過ぎたら車の数が少なくなり制限いっぱいで走れる。 浜頓別を過ぎるまでは同じような風景が続くのでカーナビを広域表示にしてどの付近を走っているのか分るようにして走った。 紋別で給油してから浜頓別の先の道の駅さるふつ公園まで約150Kmを2時間余りで走りトイレ休憩。 猿払から北側でようやく普通の曇りの風景になり視界が広がった。 宗谷村知来別の先でr1077からr889で宗谷丘陵へ行ける道があったが調べていなかったので通過してしまった。(Yahoo!地図ではr1077のR238からr889まで海岸寄りの半分ほど約4Kmの区間の道幅が狭く表示されている、その後r1077は宗谷岬バイパスルートになった
宗谷岬には13時半過ぎに到着、寒い東風が強く暗くて寒々とした風景で秋のような感じだった。 最北端モニュメント付近も人が少なかったが海岸の浅瀬にアオサギが独特のスタイルで魚を狙っていた。 白鳥がいるかと大沼にも寄ってみたが最後の白鳥が5月に北へ飛んで行ったとの話で鳥は何も見られず。
稚内公園にも上がってみたが観光客が少なくお土産屋も片方しか営業していなかった。 今年の北海道は観光客が少なく利尻・礼文も同様らしいが大震災と天候不順で私も今回は利尻・礼文は行けそうにない。 15時過ぎにホテルにチェックインしたが今日は客の数が少ないとの話。 気温が15℃以下と寒く石油ファンヒーターが入っていた。(寒い日に礼文島へ行く気になれないが明日は道内バスケットボール大会のため満室で予約できなかった
 7月16日(土) (稚内〜サロベツ原生花園〜士別) (236Km)



湿原風景
 

ノハナショウブ
 
サロベツ原生花園の写真
昨日の天気予報では曇りの予報だったが早朝から弱い雨が降り出した。 夜中は路面が濡れているかなという程度だったが朝になって細かい雨が降り出した。
気象庁HPの天気分布予報では稚内付近の日本海側に雨降りの予報だがここを通らないと写真を撮るものがないので予定通り日本海側を南下することにした。(日本気象協会の予報は弱い雨) 士別までの移動なので朝食を6時に食べたが出発はゆっくり9時半にチェックアウト。 r254でノシャップ岬を回るがこの付近は風が吹きしっかりと雨が降っていたがr106のオロロンラインに入ると雨が上がり降っている場所が僅かになった。
(お役所仕事? サロベツ原生花園が消えた)
 空は暗いがサロベツ原生花園しか撮るものがないと思いながらサロベツ原生花園へ向う。 湿原の中に原生花園の建物が見える筈だが何もない湿原風景だけ、原生花園のあった付近にはバス停が作られていた。 道を間違ったかと道を戻り工事関係のおじさんが立っていたので確認したら5Kmほど先にあると言う。 道路上に案内がなく先へ進むと豊富の町の中に入る手前で地図を確認して昨年までの位置を確認して道を戻ると林の中にサロベツ湿原センターの建物が見えた。 立派な建物で金もかけている、更に元の場所も湿原に復元しているのに場所を移動したことの案内板を出していないことに苛立ち受付の係りにクレームを言うと観光バスも道を間違えるとのお話で環境省に話をしているとのこと。(役所的な物言い) 外周1Kmの木道は昨年から準備していたことが分る規模で観光事業の一部だから観光客や関連事業者が困らない配慮をすべきだ。
 新サロベツ原生花園は旧サロベツ原生花園から東へ1.5Km移動、前の場所が湿原の中で駐車場が水に浸かったり、湿原保護や木道の老朽化などが移動理由との話。
情報板を見て木道に出る。 時計回りに周ると良いとの話で回ると最初に泥炭の浚渫船(外からも見える)と、笹の多い場所を過ぎて湿原らしくなる。 エゾカンゾウほかの花が見られたが今まで余り多くなかったノハナショウブの花が沢山見られ、植生の分布がかなり変わったようだ。 この後、r106(オロロンライン)へ戻り遠別町からr119でR40へ入り道の駅びふかでお土産物を眺めたりして時間調整、15時過ぎに士別のホテルに入った。
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