2006年7月北海道旅行(2/4)(2007.5.17更新)  /4)
 7月9日(日) (稚内〜礼文島〜稚内) (15Km 稚内のみ)


ゴロタ岬A


ゴロタ岬B
ゴロタ岬の写真
 


スコトン岬
スコトン岬の写真
 

澄海岬
澄海岬の写真
 
礼文島写真マップ
昨夜は途中で寝込み夜中に起きてHPデータ作成に朝3時頃までかかる。 インターネットで天気予報をチェックするが午後から稚内付近の天気が晴れになる予報で写真が撮れる筈と予想して礼文島行きを決める。(気象庁HPの天気分布予報では利尻・礼文の島の周りと稚内付近で晴れになる) 4時半まで仮眠して腹具合の調整のためコンビニで買ってきたパンで朝食を摂る。
6時前にホテルを出てノシャップ岬から礼文島の方向を見ると海面まで雲がかかっているが天気予報を信じて稚内港へ向かう。 東日本海フェリーの前の駐車場へ車を預けてフェリーに乗る。 かなり混んでいたが2等客室で座ることができた。(約2時間の我慢)
今日は日曜なのでもしかしたらいつものトヨタレンタリースでレンタカーが借りられないかと思ったが実際に予約なしには借りられないと言う。 軽自動車の近くの営業所を紹介すると言ってくれたがそばの日産レンタカーで借りられるか聞くとOKとのこと。 借りられたのは古い?三菱のミラージュだったが軽よりはましという程度でカーナビもついていなかったがエンジンのパワーがそれなりにあるので運転には問題なく音も静かだった。 昨年は4時間で短かったので5時間の予定で借りる。
礼文島に着いた時点では空が曇っていたので昨年行けなかったゴロタ岬へ向かう。 江戸屋山道からゴロタ岬へ向かう頃には天気もほどほどでスコトン岬が見えるほどだった。 上り道でも花が多くてきれいだが、下り道では花畑と海やスコトン岬まで見えるのが良い。 江戸屋山道からゴロタ岬まで往復約1時間かかったが撮りたかった風景が撮れた。 晴天だったら言うことなしだが贅沢は言えない条件だ。
次は近くのスコトン岬へ、ここも今までのポイントとは違うポイントから撮る。 スコトン岬手前のトド島展望台も距離は遠いが良い撮影ポイントだ。 次に澄海岬へ行くが今回はエゾカンゾウが沢山咲いていたのが印象に残った。 部分だけでは全体が分からないのでパノラマで撮ったが、この方が沢山のエゾカンゾウが咲いていることを写し取れる。
澄海岬からは今まで行ったことのない金田ノ岬を周る。 人が沢山いるので海を見ると浅瀬にゴマフアザラシがいる、一旦は通り過ぎたが戻って証拠写真を撮る。
この後、久種湖を周って桃岩展望台へ向かうが上りの途中でなんとか見えていた利尻山が雲がかかって見えなくなったので引き返す。 この後、桃台猫台から地蔵岩へ向かうが観光バスが何台も来ていて人が多いのでパスして知床へ行く。 狭い家並みを抜けて行って見たがバスのUターン場所のような感じだった。 香深港へ戻るとちょうど稚内へ戻るフェリーが見えた。(次の便は16時20分)  車を早目だが返却すると4時間の精算にしてくれたがもう少し早ければ前の船に乗れた。
 7月10日(月) (稚内〜ベニヤ原生花園・ウスタイベ千畳岩〜紋別) (224Km)


ベニヤ原生花園
ベニヤ原生花園の写真
 

ウスタイベ千畳岩
ウスタイベ千畳岩の写真
 

日の出岬
日の出岬の写真
昨日、礼文島へ行ったのは大正解だったようで天気予報が8日土曜よりも悪くなっていた。 今回の最大の目的だった礼文島に行けたので少し満足だが、北海道の天気予報も今後1週間は良くないのでもう一度礼文島へ行くのは無理なようだ。 週間予報の良い地域は釧路だが距離があり実際に良いかどうか疑わしいので今日は紋別泊まりとした。
出発前に紋別のホテルを予約する。 部屋からインターネット接続ができてHP更新や天気予報のチェックが楽だ。
紋別までのルートはR238を走るのが最短コースになる。 途中、猿払のエサヌカ原生花園、浜頓別のベニヤ原生花園、枝幸町のウスタイベ千畳岩、日の出岬へ寄ることを予定。 ぼんやりしていると高速ルートなので止まる所を決めておかないと通過してしまう。
最初のエサヌカ原生花園はR238から分岐したのは良かったが原生花園への分岐を左へ曲がるべき箇所で右へ曲がったため原生花園を通過してしまった。 案内標識がなかったような、地図のチェックが甘かった。 原生花園を通過後は牧草地帯の中ををまっすぐな道が浜頓別へ向かっていた。 もう少しでベニヤ原生花園へ着く手前でR238へ戻される。 ベニヤ原生花園は2度目だがパンフレットが作られ有料で案内してくれるなどが2000年6月と違っていた。 花を風景の一部として撮る者には難しい場所だ。
北見神威岬にも寄ってみたが岩山の下の灯台が絵になりそうだが写真を撮るなら午前中が順光になる。(日の当り方が悪いので写真を撮らず。 R238脇に同名の公園あり)
ウスタイベ千畳岩は北側の入口から入り南側の出口で抜ける一方通行路になっています。 朝のTV番組で紹介していたので行く気になったもの。
次の日の出岬は公園のようなものがあるが人がちらほら程度だった。 日の出岬展望台はガラス張りの建物、ただそれだけで中にトイレと無料の双眼鏡がある)
 7月11日(火) (紋別〜コムケ原生花園・ワッカ原生花園〜網走) (126Km)


コムケ原生花園
コムケ原生花園の写真
 


ハマナス
ワッカ原生花園の写真
天気予報は台風崩れの低気圧の影響で網走支庁以外はすべて悪い予報なので移動先がない。 今日は網走まで移動して前線の雨をやり過ごしてから先の予定を立てることにする。 ホクレンの地図を見ると網走までのオホーツク海岸に原生花園がいくつか載っているのでホテルのチェックインまでの時間つぶしで行ってみることにする。
西の空は曇っているが東のオホーツク海側は晴れて日が差している。 10時ぎりぎりにチェックアウトして最初のコムケ原生花園に向かう。 地味な色の案内表示がR238にあり、曲がるとすぐにダートになる。 海岸近くで周りを柵で囲まれた小さな駐車場に着く。 説明案内板がコムケ原生花園とヤソシ沼自然景観保護地区用にそれぞれ1つあるだけ。 車で入ってはいけないという柵の内側の道を進むとすぐに海岸に出る。 気づいたのはハマナスと青い小さな花だけで花の種類は少なそうで遊歩道は海岸へ出る道以外にはなく地味な場所だった。 次はコムケ国際キャンプ場からシブノツナイ湖の湖畔のアヤメ群生地へダートの道を向かうが駐車場がなく引き返す。 猛烈な土煙を巻き上げたので車が土埃だらけになってしまう。 車を止めて土埃を払うが車が夜露に濡れたためかまだらな模様が残る。
もう今日はダートはこりごりでワッカ原生花園へ行く。 風が強い、開花中の表示も7月4日よりも3つ増えただけだった。(6月末のひょうの影響が大きい) 時間があり過ぎるので自転車に乗って原生花園の中をゆっくりと走る。 風の音と鳥のさえずりを聞きながら走るのはゆったりした気分になる。 鳥も近くでさえずっていたりして自転車で近づいても飛んで行くようなこともない。  花は強風で水分の蒸発が激しいかして少ししおれた感じになっている。 第2湖口では海からサロマ湖へ海水が流入しているのが見えた。 サロマ湖は茶色がかった湖水、海水は深い藍色で潮目のように見える。 天気は下り坂だが日差しが強く汗ばんでしまった。
 7月12日(水) (網走〜小清水高原〜弟子屈) (80Km)


ハイランド小清水725
小清水高原の写真
 


シマリス
シマリスの写真
とうとう網走でも早朝から雨が降り始めた。 今日の道内はどこも雨の予報が出ているが明日だけは全道で天気が良い予報になっている。 その後ははっきりしない予報で地域によって微妙に降水確率の違いで雨と曇りが分かれている。 天気図からは地域による予報の違いが実感できないほどの差でしかない。(明日になれば変わりそう)
札幌付近が良さそうな予報だが移動距離が大きいのでその気になれない。 道東を周っていないため道東にとどまって天気の回復を待ちたい気持が強いので弟子屈の宿を予約する。 まっすぐ行けば1時間半程度なのでホテルのチェックアウト時間ぎりぎりの11時前に出る。 網走〜川湯間をまっすぐ結ぶr102の道道網走川湯線を走る。 遠くから見ても藻琴山の稜線に雲がべったりと貼り付いている。 案の定、藻琴山の上りにかかったら濃いガスの中に入ってしまい僅かしか先が見えなくなってしまった。 カーナビを拡大表示にしてカーブの接近を予測しながら走る。 宿のチェックインには早過ぎるのでハイランド小清水725で時間をつぶすため藻琴峠から小清水高原への道へ入るとガスは更に濃くなった。 小清水高原の駐車場にはバスが止まっていて団体が来ているようだった。 少し車で待っていたら団体が出て行ったのでハイランド小清水725に入るとストーブが入っていた。 最初にいつも食べているソフトクリームを食べる。 店の人が写真がどうのと言っていたので、「見せましょうか」と言ったら見たいとのことでHPのオフライン表示画面を見せる。 いろいろ話をしたらここでもシマリスがいるという話があった。 2時間ほど時間をつぶしてから展望台へ下りる所で実際にシマリスに会う。 最初は距離の遠い説明板に登ったので写真を撮ろうとしたらデジカメの感度設定が低くてシャッター速度が遅い。 設定を変更している間にシマリスは説明板から降りてしまいチャンスがなくなったかと思ったらシマリスの方からこちらに興味を持って近づいてくれた。 残念ながら相手の興味がなくなったのですぐに遠くへ行ってしまった。 シャッターを押したのは2回だが相手側に興味があったため割と良いポーズで写っています。
 7月13日(木) (弟子屈〜900草原・多和平・あやめヶ原・霧多布岬〜厚岸) (207Km)


早朝の摩周湖
摩周湖第一展望台の写真

900草原周回道路
900草原の写真

多和平
多和平の写真

あやめヶ原
あやめヶ原の写真

霧多布岬
霧多布岬の写真
 雨上がりで晴れの天気になるので早朝の摩周湖の写真を撮りに行こうと決めていた。 HPの画像コントラスト修正処理が終わったのが3時前で摩周湖の夜明けの時間に合っていた。 2時50分に摩周湖へ上がる。 写真を撮ろうとしたらデジカメのバッテリーが入っていない。 充電する積もりだったのがそのままでバッテリーチャージャに入れたままになっていることに気付き大慌てでとりに戻る。 空が少し色付いた程度の風景が撮れた。
 今日は釧路地方では久し振りの晴天だが明日以後は曇りの予報だ。 今日の週間予報は道東が良くなっていた。(今週中は曇り) 900草原と多和平の写真を撮り直して釧路湿原からあやめヶ原を周ることにした。
 900草原は良い天気で少し雲がある程度だった。 周回道路があるということで走ってみる。 牛を放牧している場所もあり牛さんにはこちらに興味を持って頂きじっと注視してくれたりする。 しかし、牛たちの水飲み場の付近はものすごい匂いで鼻が曲がる感じになる。 この近くに夕陽が丘展望台があり上がって写真を撮る。
 900草原から南弟子屈へ抜け駅前から多和平へ行く近道を見つける。 多和平では上空を雲が通過して風景の明るさが変化して撮影条件が悪くなった。 正午近くになると車が焼けて熱くなるようになる。 多和平での撮影は5分あまりで引き上げ早々に次へ移動するが釧路湿原方向は雲がかかっていたので標茶からr14経由で厚岸のあやめヶ原へ向かう。
 厚岸大橋を過ぎてから普通はr123でまっすぐあやめヶ原へ向かうが今回はr955で床潭へ行き、末広まで細い海岸沿いの道を通ってみた。 期待した施設はなかったが大黒島を間近に見えるポイント(ピリカウタ海岸)の風景が確認できた。
 あやめヶ原では今まで見た中で一番の咲き方で多くのヒオウギアヤメが見られた。 花もきれいだったが午後の暑さのためか花弁が丸まっていた。 あやめが沢山咲いているので先端(チンベノ鼻)まで歩いたが暑かった。 昨夜通過した台風崩れの低気圧が湿度も持ち込んだので本州並みの蒸し暑さだった。
 時間があり天気が良いので霧多布岬へ行き、昨年撮れなかった岬の先端の風景を撮る。(霧多布岬が晴れの日は多くない) 昨年はカラスに追いかけられたが今年は灯台付近にカラスがいなくて巣を作っていないようだった。 15時過ぎだったが上空に雲がない時の明るい写真が撮れた。
 7月14日(金) (厚岸〜厚床・別海・細岡展望台〜釧路) (215Km)


別海パノラマ
 

新酪農村展望台
新酪農村展望台の写真
 


展望広場パノラマ
細岡展望台の写真
今日の天気予報は曇りの筈だったが早朝から日が差して明るい。 予報が外れたような感じと思っていたら本当に外れたようだ。 心積もりが出来ていなくて予定がなくて困る。 最初から今日が晴れと分かっていたら宿泊場所を厚岸にはしていなかった。 釧路方向は雲が多いので東の根室方向で行き場所を探す。
酪農展望台で写真を撮っているので、前から気になっていた新酪農村展望台へ行ってみようと考えた。 コースは新酪農村展望台、ホクレンの地図にあった大草原展望塔を周り釧路湿原の細岡展望台を回り釧路に泊まることにして釧路のホテルを予約する。
あやめヶ原のあやめを撮り直したかったが10時では気温が高いので条件は変わらないため中止した。 東へ進むと快晴の空で雲がほとんどない。 展望台からの風景を撮るには良いが、展望台が期待以下だったらまずいことになると心配になる。 新酪農道路に入って地図にあった交差点に着いたが展望台が見えない。 付近を回って交差点の南で見つかる。 一目10mと判断したが銘板にも10mと書かれていた。 定員10名となっていたので建設費用は浜中町の酪農展望台の10分の1ほどか。 しかし、周りに高いものがないので十分展望の目的を達することができる。 予想外の晴天で周囲の風景がきれいに撮れたが酪農展望台に比べると風景も若干レベル落ちだ。
次はR243とR272の交点にある大草原展望塔へ、国道の交差はR272がR243の下を通る立体交差になっている。 R243を走ってきたので先にR243側を走るが見えない。 R243からR272側へ立体交差を下った所で対向車線の向こうに展望塔が見えた。 対向車線との間にバリアがあり展望塔の高さも低いので写真だけ撮ったがほとんど使われていないように見えた。(地図に載せるなら表示基準や方法が必要だ)
最後に細岡展望台へ、高曇りで風景が霞んでいたがそれなりに見えた。 パノラマで撮ろうとすると空の明るさと湿原の明るさの差が大きく露出補正しないと空が明るく飛んでしまう。 大観望で撮ってから展望広場へ、大観望と展望広場との違いは展望広場の方が大観望よりも視界が狭いが釧路川が近くに見えること。 細岡展望台で写真を撮るなら逆光にならない午前中が良さそう。
 7月15日(土) (釧路〜細岡展望台・釧路市丹頂鶴自然公園〜釧路) (87Km)


大観望パノラマ


展望広場パノラマ
細岡展望台の写真
 


丹頂鶴
丹頂鶴自然公園の写真
天気予報は今日も不安定だが大きく外れた。 天気図が北海道付近で複雑な気圧配置なので仕方ないか。 朝は曇りだったが9時頃になると空が明るくなり日が差すようになってしまった。 写真整理をしようと思ってホテルを連泊することにしていたが釧路市周辺の釧路湿原と釧路市丹頂鶴自然公園を周ることにした。
最初に細岡展望台へ、釧路市内から北へ向かうと雲が出ているが細岡はどうかと心配しながら向かったが写真のように青空が入った晴れの風景が撮れた。 釧路市湿原展望台からの写真が撮れないかと思っていたが湿原の西側は雲がかかり霧が出ていた。
時間待ちを兼ねて釧路市丹頂鶴自然公園(通称、鶴公園)を先に周る。 19羽のタンチョウがいますと入口に書かれていたがパンフレットには20羽のタンチョウを放飼しているとなっていた。 タンチョウが外へ飛んで行ったり子供ができると数が変わるとのこと。 タンチョウは毛づくろいか餌を探しているかで良い写真は撮れなかった。 釧路市動物園と提携しているとあるので動物園でもタンチョウが見られそう。 釧路市の鶴公園は一列に檻が並んでいるだけだ。 鶴居村にも同名の公園があるが鶴居村の鶴公園はどのような見せ方になっているのだろうか。
タンチョウを見ている間に雲が発達して空が真っ黒になり雷鳴も聞こえた。 雨が降らなければ良いがと思っていたが降られずに済んだ。 釧路市湿原展望台は諦めて釧路駅前のホテルへ戻る途中の所々で雨の降った後を通ったので濡れずに済んだのは幸運だった。

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