2006年7月北海道旅行(1/4)(2008.8.22更新)  /4)
 6月30日(金) (東京〜(東北道)〜青森〜(フェリー)〜函館) (765Km)


青森港
青森フェリーターミナルの写真
いつ出発するか考えていたが6月に歯の定期健診を受けたら状況が悪いとのことで再チェックが28日になった。 28日に2ヵ月後に経過チェックとのことで出発が可能になる。
北海道の天気もはっきりしなかったがようやく良くなってきた。 東京の天気が30日まで良さそうなので30日早朝に出発することにした。 29日に銀行ほかの準備をして午後から本格的に出発準備をするが部屋の整理やゴミだしなど要領が悪く結局徹夜作業で出発となる。
30日2時前から車に荷物を積み込むが深夜にエレベータ待ちなど1時間近くかかり3時前の出発になりETCの深夜早朝割引が使える4時までに東北道の浦和料金所を通過できる見込みとなった。
東北道を走行中にエンジンが不調に
栃木トヨペットで車を診てもらい再出発が9時半になる。 10時に栃木ICに入ったので5時間半の時間ロス。 途中の国見SAで30分近く休憩して後は休憩せずに先を急ぐ。 十和田ICを過ぎから燃料残量警告灯がつくが予測の範囲内で青森ICを出てから60.5Lを給油する。 青森フェリーターミナルに16時23分に到着。 次の17時発の東日本フェリーに乗船し20時40分に函館港に到着、ともえ大橋経由で21時過ぎに函館山の麓のホテルに着く。
 7月1日(土) (函館〜真狩〜京極町〜神仙沼〜岩内) (272Km)


真狩
羊蹄山の写真
 

ふきだし公園
ふきだし公園の写真
 

神仙沼
神仙沼の写真
 

積丹半島
岩内町の写真
昨夜から行き先を考えていたがまず行きたいのが礼文島。 しかし、天気が良いのは明日までで先の天気予報が悪いのでしばらく天気の様子見になる。 今日は岩内までとして長万部で天気が良ければ洞爺湖経由、曇りならR5でニセコまで行ってから羊蹄山を回って京極町から神仙沼経由で岩内とした。
出発10時の函館は函館駅付近から東は曇り、西はうす曇りだった。 約2時間で長万部に着くが東の空に雲がかかっているのでR5でニセコへ向かう。 真狩では付近をまわって羊蹄山の撮影ポイントを探すが特別良いというようなポイントは見つからず。
(注) 羊蹄山の写真の羊蹄山Kの場所を探したが見つからず後にGoogle Earthで探し出せた。
真狩では羊蹄山に雲がかかっていたが京極町のふきだし公園まで来ると雲がなくなった。 羊蹄山の頂上は霞んでいる風景でちょっと残念だった。 湧水口付近で写真を取ってから下流の池でパノラマを撮る。 だが撮影慣れしていなくて羊蹄山の頂上が露出オーバーになっていた。 ふきだし公園から後は快晴の風景でドライブも楽しくなった。
ふきだし公園から神仙沼までは同じ道を往復しない、道幅が広いことなどでニセコ経由のr66で行くのが楽そうだった。
神仙沼には15時半に着いたが7月初めで明るく日が傾いたという感じではなかった。 湿原の周りや神仙沼の花は開花が遅れているようで6月初めに咲くチングルマが多かった。 神仙沼や湿原を周って駐車場近くの展望台から共和町方向の風景を撮って戻ったら1時間ほどかかった。 体が熱くなったので駐車場のレストランにソフトクリームはないかと探したがアイスクリームだけだった。 気休めに1つ食べる。 神仙沼駐車場を16時40分に出て岩内のホテルに17時過ぎに着く。
バスに入ってから夕食をしたら19時だったが外は明るくなかなか夕焼けにならず。 更に缶ビールを飲む。 ホテルの屋上から夕景の写真を撮らせてもらったが漁り火がほとんどなかったので土曜で漁を休んでいたか。(昨日は沢山の漁り火が見えたとのこと)
 7月2日(日) (岩内〜さっぽろ湖〜札幌) (132Km)


定山渓ダム
さっぽろ湖の写真
 

噴水
大通公園(花壇・花)の写真
今日は日曜日で行楽の車が多い日だ。 天気が良ければ積丹半島の神威岬・積丹岬を周って札幌まで行きたいがホテルの窓から見える日本海は曇っていて天気予報よりも悪そうだ。 旅行出発時に徹夜した疲れが残っているので気分もすっきりせず朝里から道道1号線で札幌へ行き大通公園を散策することにした。
出発して国道5号線に入ったら車がつながり、余市・小樽の市街地では渋滞気味になる。(余市では対向車線が長い車の列になっていた) 朝里から道道1号線に入ると車の数が少なくなるが遅い車に追いつく。 上り坂で遅い車の後につくのはいらいらするので車2台を追い越したら朝里峠からさっぽろ湖まで順調に走れた。 第4展望台・第2展望台・第1展望台で写真を撮るが03年と同じような天気で似たような写真になった。 前に寄らなかった定山渓ダムを写真に撮る。 間近で大きな構造物なので写り方が問題と思い距離をとって少し高い位置から撮影する。
定山渓から札幌市内まで順調に走れホテルの駐車場に13時半過ぎに着く。(札幌の天気も曇りで薄日が差す状態だった) チェックインが15時からなので大通公園へ行く。 今日が花フェスタ2006札幌の最終日で多くの人々が来ていた。 花フェスタは朝のテレビでも紹介していたが展示以外にも直売をやっていていろいろな種類の花や関連商品を売っていた。 花パビリオンのランの展示・販売、日本茶のコーナーや花のオークション会場などいろいろなものがあったが暑いのとカメラバッグが重いので全部を見ずに15時にホテルへ戻ってしまった。 バスに入ってベッドで横になったら20時半過ぎまで寝込んでしまいあわてて近くのそば屋で夕食とした。
 7月3日(月) (札幌〜桂沢湖〜富良野〜旭川) (173Km)


ゴジラ像
桂沢湖の写真
 

中富良野展望
中富良野町営ラベンダー園の写真
 

ファーム冨田
ファーム富田の写真
 明日から3日が晴れ時々曇り、その後が曇りと写真を撮るには条件が悪くなるので先の予定が立て難い。 今日の天気も札幌から北が晴れだが札幌の朝は曇っていた。
 旭川から北の天気が良さそうなので富良野経由で旭川まで行くことにした。 札幌からはR12で行くルートもあるがR275〜R337〜R12で三笠、三笠の手前からr917でr116の三笠弥生へ出た。(2006年7月はr917の路面が悪かったがその後は問題なし)
 r116の幾春別町内が昨年は町内を通っていたがバイパス化され迂回路風のルートでなくなりスムーズに抜けられるようになっていた。
 昨年桂沢湖でゴジラ像を撮りそこなっていたので寄っていく。 メジャーな場所でないのか寄っていく車の数は少ない。 ついでに別の場所からのパノラマを撮影。 桂沢湖から三芦トンネルまでは上り勾配とカーブがきつくて走りにくいが後は楽に走れる。
 r135も速度制限いっぱいで走り中富良野へ向かう。 昨年R38で見かけた富良野大橋からファーム富田へ向かう大きな近道ルート案内の看板が無くなっていた。
 ファーム富田の手前にある中富良野町営ラベンダー園に寄って上に上がる。 昨年の風景は上空を雲が通過して大きな影の部分ができていたので撮り直した。
(全く雲のない晴天の風景を撮りたいもの)
 ファーム富田のラベンダーは時期が早いので早咲き濃紫のラベンダーも色が薄くイマイチの感じ。 彩の畑の上にできた展望台からパノラマを撮るが前に撮ったものより位置が高いので風景の写り方が違う。 彩の畑は花の生育状況が遅く7月中旬までに花が咲くのか心配になるほどだった。(観光客の多い7月下旬に咲くように調整しているのかも)
 7月4日(火) (旭川〜ワッカ原生花園〜サロマ湖展望台〜紋別) (260Km)


龍宮街道
ワッカ原生花園の写真
 


サロマ湖
 

サロマ湖パノラマ
サロマ湖展望台の写真
天気がはっきりせずどこへ行くか悩ましい。 天気は道北が良さそうな見込みが出てきて稚内へ向かって進めそうな見込みだが天候が良くなるのは週明けのようだ。 とりあえず紋別まで移動しようと考えたが今日の旭川は予想外に天気が良く雲ひとつない快晴だ。 今日、富良野へ行っていればきれいな写真が撮れた筈で残念だが仕方ない。
出発前に紋別のホテルを予約し、10時過ぎにホテルを出てワッカ原生花園へ向かう。 層雲峡の黒岳ロープウェイに乗ると時間がどうかなと思っていたが山間部に入ると上空に雲があり悩むことなくR38からR273へ入る。 浮島ICから白滝ICまで上越白滝道路(自動車専用道路)からR333〜r103〜R238〜r442でワッカ原生花園に着く。
ワッカ原生花園の駐車場に止まっている車の数が少ないのが気になったが開花中の表示も今までで最も少なかった。 貸し自転車の係りのおじさんに花の開花が遅れているのかと聞いたら6月末に大きな雹(ひょう)が降ってネイチャーセンター寄りの花がやられたとのこと。 第2湖口に近い部分から先で花が見られるとの話だった。 龍宮街道の西側を半分以上走ってから花が見られるようになり、更に第2湖口から西側にも花が沢山咲いていた。 第2湖口の西側で多くの花を見たのは今回が初めてだった。
オホーツクの海の色がきれいで水平線がくっきり見えたのでサロマ湖展望台へ上がる。 風景は良かったが今回はパノラマ合成が難しいと思えたので狭い範囲のパノラマとした。 幌岩山の展望台までの上りは今回で3度目だが、今回は難しいと感じたが下りになって勾配のきつさに驚く。 オートマチックのギアを最低にしても車が加速してしまいブレーキを踏みながら下った。 また、ダートの林道のため土が舞い上がり車に土がいっぱいついてしまった。(今回は路面が乾燥していて特にひどかったようだ)
 7月5日(水) 紋別に連泊 (紋別〜滝上〜紋別) (77Km)


ガリンコ号U
ガリヤ地区の写真
 

スカイタワーから
オホーツクスカイタワーの写真
 

こうりゅうの滝
錦仙峡の写真
 
陽殖園の写真
明日からの天気が悪いので明日から北へ移動することにしてホテルの連泊を予約した。 今日は紋別と滝上で写真を撮ることにした。 10時頃は上空が曇って写真が撮りにくい状態だったのでオホーツクタワー周辺の写真を撮りに行く。 最初に目に付いたのは初代ガリンコ号の展示。 説明を見ると4本のアルキメディアン・スクリュー(左右2本かと思っていた)。 次にオホ−ツクタワーを撮ってからガリンコ号Uの写真を撮ったりしている内に天候が回復して青空の領域が広がったので紋別山へ上がりスカイタワーからの写真を撮る。 窓の写り込みが強くパノラマが難しいので写り込みを避けて撮る。
滝上町の陽殖園の写真で花が少ないので撮り直しに行く。 昨年は300円の入園料が今年は500円に上がっていた。 理由は展示内容充実だとか。 今回はルピナスが沢山咲いていたが他所で見るルピナスよりも色が鮮やかな気がした。 園内を1時間もかからずに周ったが園主の高橋さんと話をしたので1時間ほどになった。(花好きなら2時間以上)
昨年は時間がなくてとばした滝上の渚滑川の周りを回ってみる。 最初は錦仙峡、道の駅の近くからも遊歩道に入れるが夏は遊歩道を通る人が少ないか草が茂っていた。 錦仙峡はあちこちに大きな木々が流れ着いていて水量が多い時にはかなり迫力があるのではないかと想像される。 陽殖園の高橋さんの話では紅葉の時期が良いとの話だった。 滝上町の中にはいろいろ滝があり、人工の滝ではないかと思われるものがあるが説明していないのは興さめの感がある。 しかし、渚滑川の周りの景観が良いので紅葉の時期はおすすめだろう。
渚滑川をガイドマップに従って下流から駐車場のある場所を周る。 渓谷公園は町の人口に比べて不似合いな大きな公園だが荒れた姿だった。 洛陽の滝は人工滝?だが間近に展望台があり迫力がある。 こうりゅうの滝ではたまたま虹の橋から放水されているタイミングの写真を撮れたが放水時間が1時間に10分という設定になっていた。(間近で放水状況の写真を撮ろうと思ったが間隔が長いため断念) 天気が良くて車が熱くなるのでほどほどで紋別のホテルへ戻る。
 7月6日(木) (紋別〜西興部〜士別) (121Km)

道の駅にしおこっぺ花夢A
道の駅にしおこっぺ花夢A
 

道の駅にしおこっぺ花夢B
 
道の駅にしおこっぺ花夢の写真
いよいよ天気の運も尽きたようで曇りの予報になってしまった。 稚内まで行くのは先の見込みのはっきりしない天気予報なので決断できない。 稚内まで行かない場合を考えて今日は士別に泊まることにしてホテルを予約する。
10時ぎりぎりに紋別のホテルを出て興部から名寄経由で士別へ行くことにする。 紋別からR278〜r61〜士別が距離が短くて早いがあっと言う間に着いてしまい写真が撮れる場所が岩尾内湖に限られていて面白くないのと、山の中の道で若干走りにくい。 R238で興部まで行き、R239で名寄〜士別(R40とR239重複区間)と走る方が道路の勾配がゆるく走りやすく西興部、下川、名寄のいずれかで写真ネタになるものが期待できる。
最初に紋別郊外のオムサロ原生花園で写真を撮ろうと思ったが工事中で国道からも見通しが良くなり過ぎていたのでパスする。
すぐに興部に着きR239から名寄へ向かう。 西興部村の中心市街で森夢という洒落た建物が目について立ち寄るとホテルの表示、隣に木夢という木のおもちゃの展示施設があったがパスする。
西興部の市街を通過して更に西へ行った所に道の駅にしおこっぺ花夢があった。 花が撮れそうなので立ち寄る。 最初に入った花畑はルピナスだけだったが時期が違うと花が変わるか。 道の駅の建物の西側には花壇その他があり花壇の手入れをしていた。 道の駅の中に人形を沢山並べた森のオーケストラというからくりオルガン(木製の笛)があり人形が動くようになっていて一定の時間間隔で演奏する。 その後ろには花畑の大きな写真パネルがあり写真が撮れるようになっていた。
西興部と下川には森林公園が地図に出ていたが国道に案内標識がなかった。 名寄を過ぎたら雨がぽつぽつ降り出して天気予報が外れたようだ。 士別手前から本降りになり今回の旅行で初めての雨降りになった。 宿泊先のホテルに13時過ぎに到着、温泉入浴の施設も兼ねているのでチェックインまで休憩施設を利用する。
 7月7日(金) (士別に連泊)

(写真なし)
早朝は雨が降っていたが8時頃には雲間から日が差すようになった。 しかし、天気予報では40Kmしか離れていない上川地域に雷雨注意報が出るような不安定な状況だったので外出せず写真整理とした。
 7月8日(土) (士別〜苫前〜南稚内) (244Km)


木道風景
 

長沼パノラマ
 

幌延パノラマ
幌延ビジターセンターの写真
 


サロベツ原生花園
旧サロベツ原生花園の写真
昨夜は夕食後に寝込んでしまい23時頃に起きて写真整理の続きを行う。 天気予報をチェックすると稚内付近で9日が一番良い予報になっているので朝食前に8日と9日のホテルを予約して礼文島へ行くことにした。(最近の天気予報の流れの通り)
士別の朝の天気は厚い雲がかかっていたが徐々に明るくなってきていた。 今日の稚内付近の天気予報は曇りのち晴れだが天気の回復が早いと思われる苫前へ出てからオロロンラインを北上することにした。 士別から苫前までのR239は2回目か3回目だがカーブが全体的に比較的ゆるいという印象だったが所々にカーブのきつい箇所があって記憶違いだったようだ。 今日は土曜日でR232の車の数が多くいつもは前後に車が見えない時間が長いのがすぐに車が見えてくるような状況だった。 天塩市街で道の駅の手前をr106へ左折したのは良かったが港へ突っ込むものと勘違いして手前の道を右折してしまう。 カーナビの表示を拡大して間違いを確認する。 天塩までは上空が曇っていたがサロベツ原野は原野付近だけが青空が見える風景だった。 r106の天塩寄りにはエゾカンゾウが沢山咲いていたが残念ながら利尻富士は雲が低くかかって下の部分だけしか見られず写真を撮らなかった。 写真を撮れるポイントがないので士別から幌延ビジターセンターまで170Kmあまりをノンストップで走ってしまった。 
幌延ビジターセンターは前回来たのは01年7月から2回目で前回は花があまり見られなかったが今回はヒオウギアヤメも木道脇のあちこちに見られた。 ビジターセンターのパンフレットではヒオウギアヤメ、カキツバタ、ノハナショウブの3種類のアヤメ科の花が見られるらしい。 木道の脇に白い小さな花の説明板があるが遠目ではカモメが止まっているように見える。 説明板はあちこちにありサロベツ原生花園よりも多い。 近くの展望台に上がるが前回は何の台だろうと疑問に思っただけだが、展望台からは幌延町のサロベツ原野駐車公園のそばの風力発電のプロペラが近くに見える。
次にサロベツ原生花園を周る。 エゾカンゾウは昨年ほどではなくこれから最盛期になるような状況だが風景としてはオレンジ色に見える。 花が咲く茎の長さが長くなってから花が咲くのでかなり目立ちます。 利尻富士が見えないので浜勇知園地には寄らずに04年11月開通した豊富バイパスを通ってみた。 山の中を走る片側1車線の自動車専用道で風景は見晴らしが良いという訳でもない、途中に1箇所追い越し車線がある。
ホテルには16時前にチェックインするが目当てのインターネット接続ができる部屋でないのでフロントに交渉して部屋を変えて貰う。(フロント付近でインターネットがつながらず、駅前の公衆電話が以前は灰色だったがグリーンのものに変わってインターネットができなくなっていた。 稚内の駅前まで行かなければならない) 明日早朝に礼文島へ渡るため朝食用の食料をコンビニで仕入れる。 久し振りに沢山の写真を撮ったので処理とHP作成に時間がかかる。
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