2003年7月北海道旅行(1/4)  (2017- 2- 6更新) /4)
 6月24日(火) 出発延期
   
 6月30日(月) (東京〜(東北道)〜青森〜(フェリー)〜函館) (740Km)

紫波SA
 
下北半島
下北半島
 

曇りの風景
曇りの風景
函館山(海から)の写真
いよいよ出発しました。
昨日はリビングの床に旅行に持って行く荷物を広げてチョンボが起こらないようにした積りだったが段取りが悪く30日朝の3時50分までかかってしまった。
5時には出発したいとすると4時半以前に起きないと間に合わない。
結局30分ほどの仮眠で起きて出発の支度にかかる。 ゆっくりと朝食を摂り、ガス・電気を止めたり、弟へ出発のメールを出し、車に荷物を積み込んだら5時半を過ぎてしまった。
マンションを出発できたのは5時50分、出発してスタンドでガソリンを入れたので実質6時の出発で午後2時20分発の東日本フェリーの時間に間に合うギリギリの時間になってしまった。 また、大泉の外環道ICまでも初めての道路で地図で調べておいたが西武新宿線を越えるために少し時間ロスをしたが比較的順調に東北道へ入れた。 最初の30分ほどを走ったら車の数が減って走りやすくなる。
しかし睡眠不足がたたって運転がきつい、安積PA・鶴巣PAで10分づつ、紫波SAで昼食を兼ねて20分あまり(これが長過ぎた)と休憩回数を増やさざるを得なかった。
紫波SA出発が12時8分で距離などの関係で14時20分はギリギリになってしまった。 時間不足が気になり集中力が高まった。 ガソリン補給なしで青森のフェリー埠頭へジャスト14時20分に着く。 東日本フェリーの船は出港寸前で手続きなしなら船に乗れたがそうは行かない。 東日本フェリーの乗船申込書を記入してから反対側の青函フェリー(北日本海運)の窓口を見たら14時35分と見込みがあるので「間に合いますか?」と聞いたらOKとのこと。 トラック専門の船のようだったが函館には18時20分に着いた。 東日本フェリーの次の船では20時40分着なので大幅に時間短縮となった。 航路が下北半島寄りのようで景色がはっきりと見えた。 休憩室で個人トラックの運送業38年という男と話をする。 東北関係で少々観光情報が入手できた。 相手の男も60歳になったら仕事を止めてあちこち旅行したいとかで私のことを羨ましがっていた。
いつものホテル函館山へ泊まることができたが函館山の展望台付近に雲がかかり夜景が見られなくもない状態だったが絵にはならないので断念。
夕食後HPを作り始めたが眠くなってベッドで寝込み2時過ぎに起きてデジカメ写真を処理、この第一稿を作る。 パノラマ合成にPhotshop Elements 2.0を初めて使うが初版バージョンとは機能が違い画像の縮小結合機能表示がなくメモリ不足のエラーが出る。(事前に縮小してから結合では手間がかかるので問題)
(注)その後の使用では環境設定を変更したせいか普通に使ってもメモリ不足にならなくなったが、結合画面が大きいと処理時間がかかり旅行中に何度も途中で寝込んでしまった。
 7月1日(火) (函館〜恵山〜(鹿部町)〜大沼公園〜日暮山展望台〜函館) (176Km)


恵山岬
恵山岬の写真
 

大沼公園・展望茶屋屋上
大沼公園の写真
 

日暮山展望台
日暮山展望台の写真
 
函館山夜景の写真
朝から天気予報が良くない、今日明日と日が射さないようだ。
きれいな写真が撮れないので動きたくない。 恵山には行ったことがないので天気が悪くても行く積りだったが、どこへ泊まるかが問題だ。 大沼公園付近を探すがシングルで泊まれるホテルが見つからない。 とりあえず出発して午後の天気の様子で決めることにした。
ホテルを出てすぐにガソリンを入れたら58リットル(746Km走行)で12.9Km/リットルで少し悪い、都内走行と函館到着後に市内をゆっくり走ったのが効いたか。
恵山は西側の海岸は先へ行くと道が細くなりあまり面白くなかったが天気が良ければ風景が良いのかも知れない。 東側の恵山岬の方は灯台付近が少しきれいに整備されていた。 写真だけ撮って引き上げる。
 (恵山温泉付近へ上がったが雲がかかり恵山への道が見つからなかった)
相変わらず天気がすっきりせず寒い、鹿部町から昨日のホテル函館山へ電話して予約する。 その後、大沼公園へ向かうが道道(以下rと省略)43途中から早く大沼へ出たいため林道のような道を走ってJR銚子口駅の前を通って大沼の東端へ出る。 途中の湖畔の風景が良いかと思ったが曇っていたためか良くなかった。 結局、大沼公園まで行ってから写真を撮ることになった。
展望茶屋の屋上からと湖畔から写真を撮り日暮山展望台へ向かう。 大沼に近い高台なので期待していたが予想は外れなかった。 駐車場側と5分ほど登った所からの両方から見られるが後者の方が駒ケ岳を望むことができて良い風景だ。 残念ながら今日は曇りで駒ケ岳は裾野部分しか見えなかった。
ホテル函館山の5階の展望レストランで早めの夕食をとり雲のかかったロープウェイや登山口の自家用車規制のガードマンが見られた。
 7月2日(水) (函館〜洞爺湖〜支笏湖〜苫小牧) (278Km)


洞爺湖
有珠山噴火記念公園の写真
 


支笏湖
支笏湖の写真
昨日はホテルに着いてから風呂に入り、夕食してHPを作ろうとしたがすぐに疲れから眠ってしまった。 その後、午後10時半に目を覚ましデジカメ写真のパノラマ結合をやったがPhotshop Elements 2.0の設定ミスのためか実行速度が遅く、えらく時間がかかりHP作成に朝までかかって眠ることが出来なかった。
天気予報は今日も悪いが明日から道北が良くなりそうだ。 また、NHKのTVが昨日、今日と2日続けて厚岸町のあやめヶ原のヒオウギアヤメの紹介でここ1週間が見頃と言っている。 一昨年、昨年とアヤメが見られなかったので是非とも写真に撮らなくてはと思わせられる。 寒さを避けるため厚岸へ行ってから道北へ行くことにする。 出発前にいつもの苫小牧ニューステーションホテルを予約した。
長万部のガソリンが安いのでいつも入れているが、よく見るとスタンドでは円以下の単位まで表示する過激ぶりだった。 昨日は114円で入れたが今日の長万部では105.8円、しかし286Km走行で19.5リットルしか入らなかった。
豊浦から仮の新R230へ入る。 元の虻田からのR230が使えなくなっているので初めて走るが洞爺湖温泉へ行くには標識を見落とさないことが重要だ。 仮R230から洞爺湖温泉への道が細いので200mほど通過してからUターンして戻ったが、その後の元のR230までの距離は僅かだった。
R5とR37で天気が冴えなかったが洞爺湖では薄日が差すようになり、写真が撮れるレベルで気分が良くなる。 最初に洞爺村への分岐点で写真を撮ったが、300mほど先にもっと良いポイントがあり再度撮り直した。 しかし、ここは昨年逆方向に走って撮影ポイント探しで車の駐車場所が見つからなかった場所だった。
洞爺湖からR453で支笏湖へ向かう。 前に逆方向に走っている筈だがイメージが合わない。 前回は雨上がりだったのでイメージが違うのか。
支笏湖は洞爺湖より天気が悪く北側は空一杯に雲があり、南側は雲が少ない。 支笏湖温泉付近で湖畔の展望台を探したが木が茂っていて見通しが悪く天気が良くても絵にならない。 R453を少し札幌方向へ走った湖畔でデジカメ写真を撮る。(明るさが激変する風景なのでフィルムで撮る気になれない)
夕食は苫小牧駅前のサンプラザ7階で刺身盛合せ・野菜サラダ・生ビールの大ジョッキといつものパターン。 その後、5階のスポーツ用品売り場でウインドブレーカ−を購入する。(函館のホテルの近くの生協で入手できなかったもの)
 7月3日(木) (苫小牧〜浦河〜(天馬街道)昆布刈石〜厚岸あやめヶ原〜弟子屈) (495Km)

昆布刈石展望台の写真

厚岸海岸の写真
 

あやめヶ原


ヒオウギアヤメ
あやめヶ原の写真
 

摩周湖
第一展望台の写真
 
摩周湖(総合)の写真
 昨夜、弟子屈のホテルを予約してあやめヶ原へ行くことにした。 朝の苫小牧はどんよりとした風景で天気の良い地域があるとは思えなかったが、厚岸のあやめヶ原へ行き弟子屈へ泊るという選択は大正解だった。、
 9時過ぎにホテルをチェックアウトしてR235へ入り、襟裳岬手前の浦河からR236へ入る。 R236は天馬街道と呼ばれるこの道は高度が200m位まで馬の牧場が続く、馬の好きな人にはスマートな競走馬の姿があちこちに見られ気分が良くなるのではないでしょうか。(天馬街道を十勝側へ抜けたら青空が見られ、釧路では完全な晴天のエリアになった) 
 以前にダートで走らなかった十勝太〜昆布刈石までのダート区間が短いことが分かったので走ってみた。 私の車はワイドのラジアルタイヤなのでダートでは砂利の上を転がる感じの運転感覚になるのでダートは苦手だが、ここでは十勝太から道路工事サイトまでの区間は60Km/h位で走れた。 久し振りのダート感覚。 車の運転を始めた頃の日本がほとんどダートだった頃の感覚を味わった。 道路工事サイトから昆布刈石までは道が細くなりカーブと勾配がきつく速度を抑えないとダメだった。 昆布刈石展望台は見過ごして通過してしまい写真が撮れず。 昆布刈石から厚内、直別までは道幅は狭いが舗装されていて走りやすい道だった。 釧路市の市街をバイパスしてかなり順調に走り約390Km先のあやめヶ原に16時前に着いた。
 あやめヶ原では久し振りにあやめの花の群生が見られた。 海側に霧がかかって風で霧があやめヶ原にかかるがこちらの希望の場所にはなかなか霧がかかってくれない。 仕方なく霧がはっきり写る方向の写真を撮るがあやめの花だけの群生部分には適度な霧がかかってくれず写真としてはイマイチの感じだった。
 あやめヶ原を16時40分に出て弟子屈のホテルに17時55分に着く。(82Km、75分) 苫小牧出発から476Km、8時間40分。(効率が良く早い!)
ホテルに到着後、摩周湖の写真が撮れそうなのでホテルへ到着の挨拶だけして摩周湖へ。 摩周湖がきれいに見える。 第一展望台、第三展望台で写真を撮りホテルへ戻る。
 夜、4日網走・二ツ岩、5日層雲峡のホテルを予約する。 層雲峡の朝陽亭は二ツ岩のホテルでフロントをやっていた人が予約係をしているので交渉が簡単に済んだ。
 7月4日(金) (弟子屈〜摩周湖〜藻琴山・小清水高原〜以久科原生花園〜小清水原生花園〜網走・二ツ岩) (160Km)


早朝の摩周湖
 

小清水高原から
小清水高原の写真
 
以久科原生花園の写真

フレトイ展望台の写真

小清水原生花園の写真
早朝5時半頃に目を覚まし摩周湖へ写真を撮りに行く。 ホテルからは5分ほどで第一展望台へ着く、その後に第三展望台へ、どちらもきれいに見えていた。
ホテルをチェックアウトして摩周湖から
小清水高原へ、小清水高原では見晴らしが良く阿寒の雄阿寒岳や知床連山までが見えた。
その後、小清水峠からr507(跡佐登・小清水線、見通しと路面の悪い箇所あり)で小清水町を経由して斜里町の以久科原生花園へ。 以久科原生花園は昨年は奥まで行かずに引き返したが今回は行って見た。 案内図がきちんとしていないので奥へ入ったが、入口から10分くらいの所に看板があり、右手へ6分ほど周って戻ったが花の大群落は見られず。 また、看板の先をまっすぐ10分ほど行ったが、すぐに草木ぼうぼうになり歩くのも難しい人間版けもの道になってしまう。 先での花の群落が期待できないので引き返す。 途中の看板があった所までが遊歩道として整備されているようだった。
 次に浜小清水にあるフレトイ展望台(遠くから丘の上に見える四角錐の建物)へ上がる。
 展望の良い場所で知床半島や斜里岳だけなどの周りの山々の風景が見られるが上空がうす曇りだった。(東方向と西方向のパノラマを撮る)
 次に小清水原生花園へ、少し時期が遅かったようでエゾスカシユリの花が萎れていて、黄色い花のエゾキスゲがなんとか見られるという状態だった。
 7月5日(土) (網走〜天都山〜サロマ湖・ワッカ原生花園〜サロマ湖展望台〜層雲峡) (217Km)


早朝の知床半島
二ツ岩の写真
 
天都山展望台の写真
 

ワッカ原生花園
ワッカ原生花園の写真
 

サロマ湖展望台
サロマ湖展望台の写真
 

層雲峡黒岳ロープウェイ
層雲峡温泉の写真
 朝3時頃に目を覚ます。 対岸の知床半島がきれいな朝焼けになっている。 慌てて車に置いた三脚を取りに外へ出たが、知床半島の先端はホテルの部屋からは撮れないことに気付きカメラを取りに戻る。 5分ほどの時間ロス、朝焼けの色が少し薄くなっていた。
ここは2000年6月に来てたまたま朝焼けを撮影できたが、その後は朝焼けの撮影ができなかった。 2000年のものは霞んでいたが今回の朝焼けは対岸がきれいに写っている。(デジカメデータの撮影時刻は 3:32でした)
1回目にホテルのフロントを通る時に夜勤者を起こしてしまったようで顔を出してきたが、こちらはお客なので会釈して通過する。 2回目は様子が判ったのか顔も見せなかった。 しかし、早朝に走り回るなんて変な客だと思われたかも知れない。
 10時近くにホテルを出て天都山へ上がる。 うす雲があるが遠くまで良く見えた。 昨年は風が強かったかでパノラマのスパンがやや狭かったので、もっとワイドに撮影する。
 次にサロマ湖のワッカ原生花園へ。 きれいな所だ、広いので貸し自転車を借りて1.5Kmほど先まで行く。 ハマナスと風景を撮るために自転車を脚立代わりに荷台へ乗って撮る。 不安定で倒れることも覚悟したが、無事フィルムカメラとデジカメに撮ることができた。
 ワッカ原生花園を出てサロマ湖展望台へ行こうとしたが、ワッカ原生花園を出たすぐの場所が道が分かり難く道を間違える。 道路標識の案内が不親切でカーナビ頼りに道を探した。(ワッカ原生花園付近が島のようになっていて橋を渡らなければいけないのに、案内標識の表示位置が悪くはるかに手前過ぎる)
 途中、道の駅サロマ湖で休憩して幌岩山のサロマ湖展望台へ西側から上がる。 ここもうす雲がかかっているが遠くまで良く見えた。 昨年は強風でカメラを構えるのが難しかったが、今日は楽々でパノラマがうまくつながるように撮影する。(昨年はパノラマ合成に手間がかかった) サロマ湖展望台からの下り道は東側の道を通ってみた。 道路の整備状況としてはそれ程悪くはなかったが距離があるようだ。 西側からの方が路面状況が安定していて走りやすいと思われるがカーブが多い、東側の方がカーブが少ないが登り口までの道順が分かり難い。 西側の登り口はR238から直接入れ、木で見難くなっているが標識も出ている。
 サロマ湖展望台からはr961で佐呂間町へ、r103で留辺蘂へ出て、R39で層雲峡へほぼ一直線に走る感じで効率が良い。 層雲峡まで138Kmを2時間10分で走った、市街地と石北峠での速度制限以外はほとんど80で効率が良かった。
層雲峡の朝陽亭では非番の予約担当の人と久し振りに会い部屋で歓談、仕事の話や情報交換をする。
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