2003年7月北海道ドライブ旅行(3/4)  (13.7.30更新) /4)
 7月13日(日) (網走〜紋別) (117Km)


早朝霧雨の二ツ岩
 
二ツ岩の写真
昨夜はビールを飲んで寝込んでしまい、深夜2時に目を覚ます。
12日分のHPの文章を作り、パノラマ写真の結合処理をする。 パノラマ結合はやるとキリがないので旅行中の処理ということで簡単に切り上げるがそれでも時間がかかる。 朝食後もやりFTPが9時半過ぎになる。
今夜の宿を紋別とし、ホテルを予約する。 結局チェックアウトが10時過ぎになる。 朝方一時止んでいた霧雨が出発時にまた降り始める。 ワッカ原生花園の行き損なった部分へ行きたいと思ったが常呂付近も小雨、雨はずっと降り続き紋別に着いても止まなかった。 紋別の道の駅の駐車場へ12:12に到着する。 何もすることがないので従弟の家に電話するが従弟は不在、一度電話を切り嫁さんと話でもしようとお茶を飲ませてくれと頼み、HPの写真をネタにおしゃべりをする。 15時半に従弟の家を出て紋別プリンスホテルにチェックイン。
夕食は日曜とあって選択肢が少ないがお好み定食で生ビールを飲む。 つまみとして鮭の麹漬けが付いてきたが塩味と分量の加減が丁度良い。 平日なら晩酌セットで済ませているが、つまみの量が私の腹に丁度良い分量なのが良い。
明日も網走から紋別までオホーツク海側は雨が降るので、道央か道北の雨の降らないエリアへ移動の予定。
 7月14日(月) (紋別〜R273上川〜R39愛別〜r140北日の出〜美瑛・富良野〜旭川) (258Km)


ルピナス畑
四季彩の丘の写真

美瑛の写真
 

日の出公園展望台
 

日の出公園ラベンダー
日の出公園の写真
 

ファーム富田の人出
ファーム富田の写真
オホーツク海側は北寄りに冷たい高気圧、南寄りに低気圧があり雨が降りやすい状態が続き今日も雨が降り続きそうだ。(この状況に早く気付くべきだった、気圧配置が安定して雨が降り続いている)
札幌・旭川方面の天気が良いので富良野・美瑛を周り旭川泊りとすることにして旭川のホテルを予約する。 今回もツインの部屋のシングル使用になった。 コストはかかるが部屋が広いのでまあ良いかという所。
紋別の道銀で金を下ろしてから出発する。 紋別から旭川への最短コースのR273で上川へ向かう。 滝上町から所々路面の乾いた部分があり、上川で完全に雨の圏内を外れた。 しかし、上空には雲がかかっているので富良野付近も影響がありそうだと予測したら、その通りだった。 空を重視しないような風景を撮ることにしたが、最初に十勝岳の望岳台へ向かった。
美瑛町でR237から白樺街道へ入りしばらく進んで雲の高さが低いのに気付き、望岳台が雲の中のような気がして引き返す。 折角美瑛の中に入ったので四季の交流館、四季彩の丘を周ることにした。 昨年よりも時期が遅いので花の咲き方がきれいだった。
次に上富良野の日の出公園へ、前回7/8の時より人出が増えシャトルバスも立ち席に人が立つ状態だった。 またラベンダーや花壇の花の色がきれいなような気がした。 残念ながら周囲の山々に雲がかかり良い絵にならない。
次にファーム富田へ行ったが駐車場は相変わらず一杯、前回7/8に車を止めた裏手の通りにはバスが道に並んでいた。(道路幅がないので反対車線への駐車不可) 諦めて帰ろうとしたら町営駐車場手前の川の側に駐車可能なスペースがあり車を止めることが出来た。 最初に彩りの畑へ、午後3時過ぎなので太陽の位置がかなり西寄りで前回とはイメージが違う。 園内は前回7/8の時より人出が多く、また風も強かったのでシャッターを押すタイミングを取るのが難しかった。 彩りの畑付近で写真を撮った後、ラベンダー畑へ行くが十勝岳連峰に雲がかかりイマイチの風景だ。 また、人出が多いので畑の中に不要な人影が不規則に入ってしまい絵にならない。 結局デジカメ主体で撮ってからソフトクリームを食べ旭川へ向かう。 ファーム富田から基線道路で上富良野まで行きR237で旭川へ、1時間程度の距離なのに睡眠不足から眠くなって困った。
 7月15日(火) (旭川〜富良野・士幌町・本別町〜R274・R392〜白糠〜釧路) (311Km)


幣舞橋
 

フィッシャマンズワーフ
釧路市内の写真
9時半にホテルを出る。 旭川は道内でもガソリンの価格が安い場所なのでホクレンで給油。 362Km走行で27リットル、13.4Km/L 車の北海道平均値だった。(113円/リットル)
旭川市内から空港脇を通ってR237へ入り、上富良野まで行く。 R237〜R38で狩勝峠へ行くのは何度も走っているので上富良野から斜線道路に入り布礼別・麓郷・東山と走りR38へ出る。 山の中の道でカーブが多く能率が悪かった。 富良野が渋滞した時の道には使えるが普段は走りたくない。
狩勝峠を越え下りの2合目付近から新内・瓜幕の北海道ショートカット集の新内・岩松〜R274瓜幕、r134を初めて走る。(実地確認) 新内〜瓜幕までは普通の道路だが、この時のr134は下居辺(しもおりべ)でr496と交わるので士幌町から本別へ行く場合に道を間違いやすかったが後に道路線形が改良された。
本別〜白糠間のR274・R392は昨年7月に逆方向に走っているが、この時は全く前の車に引っ掛からず走り非常に順調だったがカーブの多さと勾配のきつさには気付かなかった。(上り道が多かったためか) 本別から白糠方向は下り勾配が多くエンジンブレーキの調整が面倒だった。
途中、十勝平野の天気が悪く空には厚い雲という状況だったので写真は撮れず釧路直行としたが、士幌町で釧路の宿探しを30分程やってようやく釧路プリンスHがツインのシングルユースで予約出来た。 部屋の良くないホテルには泊りたくないので金額などから良さそうな所を探したが今日は満室のホテルが多かった。(釧路周辺の観光地に人気があるか)
バスに入ってから明日の厚岸駅前のホテルを予約した。(士幌町では今夜は満室で断られた) オリエンタルプラザ7階の白木屋で生ビールと野菜サラダ2品・キムチ納豆の野菜ばかりで夕食とした。(太らないための低カロリーメニュー) その後、HPの写真ネタ用に幣舞橋へデジカメ写真を撮りに出掛けた。
(注)釧路プリンスHはシティホテル風でスタッフが多かった。 18階くらいのホテルで5〜6基の高速エレベータがあり、エレベータでの移動は非常にスムースだった。(エレベータが建物の片側にしかないので部屋によってはエレベータまでの距離がある) また、窓からの釧路港の眺めも良く天気が良ければ夕焼けが見られるとのこと。
 7月16日(水) (釧路〜釧路湿原周遊〜厚岸) (116Km)


岩保木水門
 

サルルン展望台から


サルボ展望台から


コッタロ展望台から
 


有難くない注意書き


釧路市湿原駐車場
釧路湿原写真マップ
朝3時過ぎに目を覚まし4時過ぎに起きる。 エアコンを入れ部屋を暖かくする。 天気がすっきりしない、霧雨のような細かい雨が降ったり止んだりする。 今朝の朝食は早出の団体客があったようで6時半にホテルのレストランが開く。 バイキングだがレイアウトやスタッフの対応が良く比較的スムースに客をこなしていた。 出発前には一時空が明るくなり期待させたがチェックアウト時には元の曇り空になる。 眠くならないように半袖シャツに着替える。
最初に岩保木水門へ、歴史に興味がなく単なる風景として見ると水のほとんどない水門なんて面白くない所だった。 次に近くの細岡展望台へ行く。 今回で3、4度目だが曇りの日にしては遠くまで良く見えていた。
次にサルボ展望台へ。 昨年の秋から整備され登りの階段が階段木道になっていた。 また、案内板も新しく設置されたようだ。 西側の展望台が湿原が良く見えるので展望台が複数あることに気付かずに西側へ行って昨年と様子が違うと思いながら展望台まで歩く。 まあ、時間があるから間違っても良かったのだがサルルン展望台だった。 湿原風景がこちらの期待通りに展開される。 サルボ展望台よりも距離は遠いが良い風景だ。 帰り道で写真を撮りに来ていた人に「展望台が2つもあるとは気付かなかった」と言うと、「でも、こちら(サルルン)の方が良いでしょう」と言われた。 更に12時にSLが通ると教えられた。
次にサルボ展望台へ、緑の湿原風景を写真に撮る。 やっぱり夏と秋ではイメージがかなり違う。 人がいないことを幸いに展望台の手摺りに腰掛けて湿原方向の写真を撮る。 この時11時50分だったがSLが湿原を走る風景が良いとは思ったが高台からではイメージが小さいのと待ち時間ロスが嫌でパスした。
次にコッタロ展望台へ、緑の湿原風景を写真に撮る。 撮影ポイントは昨年秋と全く同じ2ヶ所、他のパノラマは考えられない。
次に北斗展望台へ行こうとしたが、r53脇に釧路湿原展望台があるが湿原が間近に見られずイマイチ、写真を撮らずに進むとすぐに(2分程)釧路市湿原展望台に着く。 いつものコースなのでサテライト展望台まで歩くがヒグマ出没の警告表示があちこちに出ていた。 人が少ない時にはヤバイかなと思っていたら表示されていた。 サテライト展望台で写真を撮りよく見たら「北斗展望台園地」と書かれていた。 これって2重表示ではないのか。 どちらかに統一して貰いたい。(同じ場所に2つの呼び方が存在する)
釧路市湿原展望台から厚岸まで直行するが睡眠不足からか若干眠い。 速度制限ギリギリの速度で走り厚岸まで62Kmを68分で走る。
今夜は厚岸駅前のホテル五味に宿泊、夕食に厚岸名産のカキの殻付きの焼き物、酢の物、なべ、フライと刺身盛合せが出た。(いつも何が出るか楽しみです) また、電話交換機が更新され今まで駅前の公衆電話からインターネット接続していたのが部屋の電話(コンセント付き)でつながるようになり、私には便利になった。 電話機にコンセントがついている件は交換機を更新しましたねと話したら教えてくれたもの、カバーがありちょっと分り難い仕掛けになっている。
 7月17日(木) (厚岸〜襟裳岬〜苫小牧) (430Km)


襟裳岬A
 

襟裳岬B
襟裳岬の写真
道東、特にオホーツク海側の天気予報が良くない。 弟子屈のホテルに電話して聞いてみると雨だと言う。 また、今日は満室とのことで東京への帰りモードにシフトすることにした。 苫小牧のホテルを予約、何時にチェックインと聞かれて「17時頃」と回答する。 9時50分、厚岸駅前のホテルを出発する。 R44は釧路への上り線側が空いているようだったが乗用車なみの速度で走るトラックがいる。
釧路の手前の別保でハイオクが112円/リットルのスタンドがあったので給油。 この付近としてはかなり安い。(7/3のチェックで118円もあった)
釧路市内はr113で抜けてR38へ入り、吉野からR336で海岸線を走って豊似へ。 豊似からR236の天馬街道を走って牧場風景を撮りたかったが、雲が低く霧の中を走ることになるので襟裳岬経由とした。 襟裳岬はもしかしたらきれいに見られるかも知れないと予測したが当たった。 襟裳岬のみやげ物屋の食堂でソフトクリームを買って話をしたら、ここ2・3日は寒くて襟裳岬は見られなかったとの話だった。 襟裳岬は写真を撮っていると時間とともに空の雲が薄くなってきれいな風景になった。
約50分岬周辺の写真撮影と休憩後に出発。 浦河から車がつながり早く走りたい車が遅い車にいらだつ。 追い越し可能な部分で追い越しをかけるが1台のトラックに80で走っていて追い越される。 無理をする気がないので邪魔をしなかったが、追い越し速度が遅くその後のこちらの追い越しの邪魔になった。 富川からは日勝峠越えの車と合流して車の数が増え追い越しが不可能になった。
17時45分苫小牧駅近くのホテルに到着する。 430Kmを休憩込みで8時間で走ったことになる。
 7月18日(金) (苫小牧〜洞爺湖〜ニセコ) (170Km)


浮見堂園地付近
浮見堂公園の写真
 

サイロ展望台から
洞爺湖サイロ展望台の写真
 

ニセコアンヌプリから展望
ニセコアンヌプリの写真
 

羊蹄山
羊蹄山の写真
苫小牧は朝から雲っているが札幌、日本海側は天気が良いようだ。
午後になると苫小牧方面も日が差すようなのでゆっくりと出発の支度をしていたらチェックアウトが10時過ぎになってしまった。
オロフレ峠からの風景が見たいと思い登別からr2へ入る。 残念ながら倶多楽湖付近は霧がかかっているのでパスしてオロフレ峠へ向かう。 登別温泉を通らずに直接行くのは初めてでコースの状況が分った。 r2を通るのは2回目だが前回はもっと濃い霧の中だったので周りの景色は全く見えなかったが今回はかなり視界が利くので近い所の風景は良く分かった。 オロフレ峠の頂上部分は雲がかかって視界が悪かったが、その少し下の駐車場からは洞爺湖が霞んでいたが見ることができた。
洞爺湖はr132を反時計回りに湖畔のキャンプ場などから湖畔風景を撮りながら浮見堂園地付近まで周る。 次にサイロ展望台で写真を撮りニセコへ向かう。
真狩村の真狩では道路の真正面に羊蹄山が大きく見える風景で車を止めて道路の真ん中から写真を撮る。 メガネ屋の車が止まっているので地名を聞いてから話をしたら道路から羊蹄山がきれいに見える所を教えてくれた。
ニセコアンヌプリに泊りたいと思い電話すると前に泊まった所は満室で断られる。 セゾン倶楽部という所で泊めてくれることになったが部屋に浴衣がなかったが確認せず。 明日は大勢の客があるというがスキー客向けの作りのホテルだった。
ニセコアンヌプリからの写真が撮りたいのでゴンドラの優待券を貰い乗りに行く。  16時過ぎに16時半終業のゴンドラの最後の客として上に上がる。 良い風景だが羊蹄山をきれいに見るにはニセコアンヌプリの頂上へ登らなければならないようだ。 ホテルに帰ってフロントに聞くと夏場に営業しているゴンドラなどは他にはないということだった。 夕食はバーベキューで今日の宿泊客が一人だと分った。 ゆっくり係の若い女性と話しながらの夕食だった。
(注) 08年7月にひらふに夏季営業しているゴンドラを見付けた。
 7月19日(土) (ニセコ〜神仙沼〜岩内) (41Km)


紅葉のテーブル
 

神仙沼A


神仙沼B
神仙沼の写真
 

神仙沼駐車場の展望台から
 

ホテルの窓からの風景
岩内町の写真
昨日の夕食のバーベキューは焼肉ネタ、海鮮ネタ、野菜ネタでバーベキューハウスでの食事だった。 生ビールを2杯飲んでHPの旅行記更新作業をするが疲れから眠り込んでしまう。 ノートPCの処理速度が遅いのでパノラマ結合処理で待たされると集中力が切れ眠ってしまいやすい。 結局18日分の旅行記が完成したのは19日朝5時頃だった。 外が明るいので羊蹄山が見えるかと出てみるが雲の中だったので目覚ましをセットして寝込み、7時頃に起きる。 
客が一人なのとのんびりした様子なので朝食はどうなっているのかフロント(別の建物)まで行って確認すると「8時過ぎ」との回答。 ご主人らしいのでセゾン倶楽部の名称についてセゾン系列と関係があるかと聞いてみた。 企業としての関係はない、名称登録がセゾンより早かったので使えているとの話だった。
朝食は洋食でスープ、生野菜、目玉焼き、焼きたてのパン、コーヒーだった。(奥さんの料理か) 分量としては私の腹具合にちょうど良かった。 ふと気が付くとテーブルのガラスの下に紅葉が配置されている。 年中、紅葉が見られるという作りだ。 珍しいので写真を撮らせて下さいと言ったらOKで、中の布が着物の帯で足元が透けて見えるのを避けるための工夫とのこと。 話をしていたら神仙沼は花がきれいだとのこと。 湿原なのであり得ること、期待が膨らんだ。
小樽のホテルの予約をしようと電話するがかけた所はどこもダメだった。
今日は遠くても小樽までなのでゆっくり出発、チェックアウトが10時45分になる。
最初の目的地は神仙沼、昨年は霧の中を走ったが今回は曇りなので神仙沼の駐車場まで周りの風景が良く見えた。
神仙沼までの木道も今回は乾いていて歩きやすく、風景もかなり良かった。 また、湿原の花もきれいで時期が遅いかとの心配は無用だった。 神仙沼の入口で写真を撮ってくれと頼まれ3人組の家族連れに3台のカメラのシャッターを押す。 その中の倶知安から来ている女性が羊蹄山が夕焼けで赤くなるという情報をくれた。
神仙沼の駐車場にあるレストハウスでアイスクリームを食べ、宿探しの電話をしようとしたら電話はなし、電気は自家発電、トイレの水も運んでくるという話だった。 また、駐車場を出てすぐに共和町を見下ろす展望台があることに気付き、車をバックで駐車場まで300mほどを戻る。 駐車場から展望台までは200mほどの距離だが看板を良く見ないと展望台があることに気付かない。
岩内の道の駅で宿探し、小樽はダメで積丹半島の天気も良くないので岩内で泊ることにする。 「ホテルいのう」、2000年の宿泊情報本では和室になっていたが今年に建て替えたばかりのピカピカのビジネスホテル風のホテルだった。
窓からの風景が良いので屋上に出られないかフロントに聞いてみたら、出られないとの答。 部屋の窓から撮るが電線が道路の向い側にあり邪魔だった。
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