2001年秋九州旅行(2/4)  (2015.2.4更新) /4
 11月4日(日) (熊本〜阿蘇山周辺〜熊本〜(九州道)〜都城〜内之浦) (290Km)


阿蘇山と根子岳
月廻り公園の写真
 

城山展望所から
城山展望所の写真
 

瀬の本高原・九重連山
瀬の本高原の写真
ようやく朝から晴れてくれた。 阿蘇を周ってから九州道で鹿児島の大隈半島へ行くことにした。 朝6時はまだ暗かった、6時半に出ようと思ったが7時になった。
熊本から阿蘇へ上っている途中で車が渋滞し始めたら事故をやっていた。 車がかなり壊れていたが、そんなに急がなくても良いのにという感じ。
最初に撮影したい場所は高森周辺、駅と根子岳は一緒に入らないので駅前のタクシー運転手に良い場所を教えて貰う。(駅もレトロ調で良い雰囲気だった)
近くの月廻り公園が開けた展望の良い場所で阿蘇山に近く横幅の広い風景。 次に白川水源、やまなみハイウェイを城山展望所から瀬の本高原まで往復、阿蘇大観峰を周って写真を撮った。
今日は日曜なので渋滞が始まる前に熊本へ戻るが阿蘇方向への上り道は激しい渋滞で車がつながっていた。 熊本ICから都城ICまで高速を使い時間を稼ぐ。
志布志まで一昨日のコースを逆戻り、取りあえず内之浦までと走り始めたが、午後4時になっても宿の予約をしていなかった。
電話のかけられる所を探すが田舎のことでなかなか見つからずに内之浦に着いてしまった。 内之浦にある国民宿舎に電話して宿泊OKとなった、良い設備だ。
熊本のホテルよりも新しくて対応も良い。 後で団体客もやってきた。
食事後フロントで情報収集、良い情報が得られ参考になった。
 11月5日(月) (内之浦に連泊) (約50Km)


内之浦
 

内之浦海岸
内之浦の写真
空が暗く朝から雨が降り始めた。 昨夜からの予報より早い降りだ。
天気が悪くては仕方がないのでまたまた連泊とした。
時々の小降りなので目の前の300m余りの山に上がったり、ソテツ自生地や宇宙空間観測所へ出かけた。 宇宙空間観測所は建物の外からの見学と資料館を見せていた。(資料館は人が来ないせいか説明が1998年のままになっていた)
宇宙空間観測所は仕事で1970年に来たことがあり今回で2度目
近くのソテツ自生地は道路が狭くなって最後には草木が車のフロントガラスにまでかかるようになり300mほどバックで戻った。 道幅がなく引き返し用の場所もないなどスリル満点、帰りに道路脇の崖にコケが生えて降水量が多いことを感じさせた。
海岸で犬をつれて来ていた人と話をしたら、町の人口が最盛期に1万人以上もあったが今は4500人程になっている。 漁業も魚が獲れなくなり、ブリの養殖も赤字とかで暗い話題だった。
 11月6日(火) (内之浦〜佐多岬〜(根占〜(フェリー)〜山川)〜開聞町) (約170Km)


佐多岬
佐多岬の写真


開聞岳夕景
長崎鼻の写真

山川・根占フェリーの写真
ようやく晴れたが朝から風が強い、10時前に出発して佐多岬へ向かう。
R448は所々工事をやっていたり未整備区間があり部分的に走りにくい所がある。 R269で根占を過ぎた頃から対岸に開聞岳が見えてくる。
佐多岬は風が強くて海面に白波が出ている。 前の2回は穏やかな海しか見ていないので荒々しい海は全く別ものの風景に見えた。 強風の中をフェリーが通過していくので根占からのフェリーが心配になる。
案の定、根占ではフェリーの出航が13時50分まで未定とのこと。 しかし、桜島・鹿児島経由では時間がかかるので待つことにした。 根占を出航してフェリーが大波にぶつかるとフェリーのブリッジに届くほどのしぶきがかかり客室の前のガラスが一瞬見えなくなり迫力満点だった。 フェリーは大きさの割には安定しておりそれ程は揺れなかった。
6日夜のホームページの更新には苦労した。 泊った開聞岳近くの国民宿舎の部屋の電話からインターネット接続できず近くに灰色(ISDN)の公衆電話もないので、最初に向かったのがR226脇の公衆電話で電源が入ってなくて使えず。 次は山川駅の公衆電話がパソコンを置くための台もなく暗い。 最後は指宿駅前の公衆電話でようやくホームページ更新が出来た。 公衆電話の型が古くて初めて使うタイプなので説明を理解するのに一苦労する。 (アナログで接続し端末からダイアルする場合、今では当たり前のものが昔は当たり前ではなかったらしい)
(注) 開聞岳近くの国民宿舎は設備が古く経営が難しいと思われたが2008年には既に廃業していた。
 11月7日(水) (開聞町〜開聞岳周辺〜鹿児島〜都城) (200Km)


開聞岳山麓から
開聞山麓自然公園の写真
 

城山からの桜島
鹿児島市の写真
朝9時近くに宿を出て長崎鼻へ、昨夕に来ているので勝手が分かっている。 写真だけ撮って開聞山麓自然公園に登る。 トカラ馬がいて鳴き声が聞こえたりする。(小型の馬でかわいらしい、数も多いようだ)
開聞山麓自然公園は有料だが3合目まで行け、高さがあり展望が良い。
(この付近では一番の高台でサボテン公園やゴルフ場もある)
開聞岳を池田湖の方から撮ったりしながら、昼頃に西側の頴娃町から撮る。(宿のポスターの構図に近い、まだ少し逆光気味だったが時間が無いので妥協)
次に鹿児島へ向かう、道路が前回(92年)よりもかなり整備されていた。 鹿児島の銀行で金を引き出し城山公園へ。(城山公園の駐車場は無料だった)
桜島を撮ったら午後2時なので鹿児島には泊らず、都城泊りとする。 ホテルがいくつもあるので安心していたが、良さそうなホテルは満室でツインの部屋のシングルユースで決めた。(17時前で遅かったか) 駅近くのホテルで夕食はまずかったがインターネットはつながった。 公共の宿が2つもあったのに確認していなかった。(残念)
(この時は全国版のホテルなどの宿泊情報本を使っていた)
 11月8日(木) (都城〜関之尾滝〜(蔵之元〜(フェリー)〜牛深)〜本渡) (250Km)


関之尾滝
関之尾滝の写真
 

天草へのフェリー
長島海峡の写真
 内之浦の国民宿舎で貰ったパンフレットに出ていた関之尾滝へ。  世界でも珍しいという言葉につられたもの。 この辺ではかなり有名な場所のようで遊歩道を回って写真を撮って戻ると観光バスが数台止まっていた。 滝はやや大きい程度だが甌穴という水で削られた岩のくぼみが有名になっている、上流部分の数100mが甌穴になっている。 実際にうまい具合に削られたものという程に岩の高さが揃っていた。 遊歩道は滝の下の吊り橋と上流の橋で結ばれて一周できる。
 この後は一路天草へ向かうが経路は一部最適ではなかったようだ。
蔵之元では丁度フェリーが出発したばかりで約1時間待ちになった。
天草の中のR266は走ったことがあるのでR389を走るが道路工事中で道が狭くうっかり旧道に入ってしまった。 元の道への戻り方が分からず間違った部分を全部戻ってしまった。(ナビの表示もダメ)
R389は近くに有料道路がある下田温泉から北側が道路が整備されているが、その南側は大変な難所で対向車とすれ違うこともできない狭い道幅の所が多かった。
 R389、R324の本渡までの部分は夕焼けの名所らしいが、対岸に何もない海ではあまり絵にならない。 一枚も写真を撮らずに本渡まで走ってしまった。(フェリーの1時間待ちのロスが大きかった)
 本渡に着いたのが午後5時近くで日暮れになったので本渡に泊まる。
 11月9日(金) (本渡〜矢部〜高千穂〜日向) (260Km)

通潤橋
通潤橋
通潤橋の写真
 

国見ヶ丘
国見ヶ丘の写真
 

高千穂峡
高千穂峡の写真
 昨夜のうちに早出対応で買ってきておいた朝食を朝5時に食べる。
 8時頃ホテルを出て上島と下島を結んでいる天草瀬戸大橋を撮りたいと思い場所を探すがなかなか適当な場所が見つからない。 山の上に展望台があるのを見付けスタンドで道を聞いて登った。 十万山公園となっているが登る人が少ないようで私以外には人がいなかったが展望台からの見晴らしは良かった。 しかし、空気が霞んで橋まで1Km程度でも霞んだ風景ですっきりと見えなかった。 天草瀬戸大橋の写真
次の矢部町の通潤橋は工事中で放水はなかったが人は大勢来ていた。
通潤橋で昼を過ぎていたので宿探し、高千穂の国民宿舎が新しいので電話すると満室でダメ、延岡第一ホテルもダメで日向第一ホテルとする。
高千穂では国見ヶ丘、高千穂峡を周るが後者は35年前はボートに乗っただけのようだった。 遊歩道を歩くとまた違った景色。
高千穂町も道路が整備されたせいもあるが真名井の滝以外は記憶と違う。 昔は延岡から高千穂まで細い山道を上り下りしながら走ったが、今回は快適に走れるように山々の間を通る道が整備され、制限速度で楽に走れるようになっていた。
北方町からうっかりR388に入ったが川の上流部は車が1台しか通れない細い道でヘッドランプを点けて通過した。 対向車もある難所でタイミングが悪くて待避所間の中間で反対から車が来たら大変だ。 そのようなことにはならずに抜けられたが地図と現実の違いを感じた。
泊った日向第一ホテルは活気があり、厨房も大きく食事も良かった。 ビジネスホテルとして設備も整っており部屋も広かった。
 11月10日(土) (日向〜(別府)〜やまなみハイウェイ〜熊本) (290Km)


湯布院・狭霧台から
湯布院・狭霧台の写真
 
城山展望所の写真
瀬の本高原の写真
土曜日で渋滞が予想されるが、長崎方面とやまなみハイウェイを全部走りたくて時間調整を兼ねて10号線を走る。 大分の手前までは順調に走れたが大分付近で渋滞にはまってしまった。
また、道路を間違えたと勘違いして湯布院の中に入ったら観光客の車で動かなくなるような渋滞が起きていた。
午前中は雨が降る可能性があるという予報。 やまなみハイウェイでは雲が山にかかるような状態で写真を撮る気にはなれなかった。 やまなみハイウェイは記憶にあった景色のイメージがどこだったかの確認だけに終わった。 (天気の良い時に走りたい、長者原〜城山展望所間が特に良い) しかし、夕日に阿蘇の外輪山の山襞がくっきりと陰影がついて見えていたのがとてもきれいだった。
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