2006年9月北海道旅行(1/3)(2009.6.5更新)   /3)
 9月22日(金) (東京〜(東北道)〜青森〜(フェリー)〜函館) (740Km)


青森港
青森フェリーターミナルの写真
 

函館山
函館山(海から)の写真
 

夜の五稜郭タワー
五稜郭公園の写真
9月初めからいつ北海道へ出掛けるかを考えていたが北海道の天気がすっきりしない日が続き台風13号がやってきた。(日付変更線を越えた台風で九州・中国地方に大災害をもたらす) 後に台風14号が発生してコースが決まらなかったが、20日になって日本に上陸しない見込みとなったので22日に出発することに決めた。
20日はパソコン関係のHDDイメージの保存や環境設定。 21日になってから本格的に出発準備を始めるが床屋へ行ったりシャツを洗濯したり、部屋の片付けをしたりなどで時間がかかり今回も徹夜作業の準備になってしまった。 悪いことに夜中を過ぎたら疲れから足がつるような感じになりペースが落ちてしまった。
22日の3時過ぎから荷物を車に積み込み出発が3時40分頃になった。 外環道は4時前の通過で半額の250円だった、浦和料金所は4時半頃に通過、5時を過ぎて空が少し明るくなる。 7時を過ぎてSAのレストランが始まる時刻に合わせて国見SA(322Km目)で豚汁休憩。 東京から東は晴れの予報だった筈だが東北道にはうす雲がかかっている。 道路上の気温表示は10℃台で最低は13℃だったが、車の後ろから日が当って暖かく時間がたつにつれ20℃になる。 岩手山SA(581Km目)でトイレ休憩して青森ICまで走りきる。 今回は体の調子が悪いようで運転感覚が悪くトイレ休憩後に2回ほど山の中で車の方向が振れてしまった。
碇ヶ関ICを過ぎた辺りで燃料残量警告灯が点灯、青森ICを出たR7のスタンドで60.9Lの満タン給油。 青森フェリーターミナルに11時56分着。 12:30発の函館行きの乗船手続きと函館駅前のインターネットの使えるホテルを予約。 16:40ホテル着。
早速インターネット接続をチェックしてHPデータを作り始めたが睡眠不足が心配。 バスに入ってホテルのレストランで夕食、HPデータ作りを再開したが眠くなりダウン。
HPデータ作りの前にホテルの窓から五稜郭タワーのライトアップらしいものが見え撮影。 電子地図で方向を確認、さらにネットでも検索したが形が違っているような感じだったがタワーの形とライトアップ部分の関係が朝になって判明、間違いないことが分かった。
(新五稜郭タワーは展望台部分が出っ張った特殊な形をしている)
 五稜郭タワーHP http://www.goryokaku-tower.co.jp/ (インフォメーション参照)
(注)18時には外が暗くなり天気もまあまあだったが函館山夜景はパス。 ホテルで割引券を貰うと100円引きの620円で函館山まで往復できる。(函館駅から片道30分)
 9月23日(土) (函館〜(長万部IC〜(道央道)〜夕張IC)〜帯広) (467Km)


有珠山SAから
 
有珠山SAの写真
 

清水ドライブインから
 
日勝峠展望台の写真
昨夜は24時前に目を覚ましてHPデータを作りページ更新する。
目覚ましを5時にセットして仮眠、徐々に睡眠不足を解消しつつある。
5時20分過ぎに朝市へ朝食に、函館駅側の駐車場に面した食堂は営業していたが朝市の中の店は営業していなかった。 すでにお客が10数人いて食べていたので5時丁度にホテルを出れば良かったようだ。
天気が良いのは火曜日までの予報。 晴天の能取湖のサンゴ草群生地の写真を撮るため網走へ早く着きたいので今日は帯広まで移動することにした。
昨日、今日の天気はもっと雲の少ない晴天を予想していたが天気予報よりも雲が多く期待はずれだ。 有珠山付近の天気が良ければ有珠山の写真を撮り直したい。
8時前にホテルを出発、時間が早かったのでR5の車の流れはそこそこだったが土曜日のせいか車の数が多く少しもたつく感じになることがあった。 長万部には2時間をきって到着、有珠山付近には雲があり有珠山には寄らないことにする。 道央道に入って千歳ICまでの間で景色の良い所は有珠山SAだけらしく小休憩。 有珠山SAでソフトクリームを食べたがカップが大きくて盛りが良かった。
夕張ICまでの道央道と道東道の速度制限区間ではかなり厳密に+20で走ったが追越区間ではほとんどの車に追い越されてしまった。 夕張からのR274は車が多く日高までは車がつながった。 日高の道の駅に13:10着、帯広のホテルを予約。 日高〜日勝峠〜清水までの区間は順調に走れた。 十勝清水から道東道を使わずに下道の流れの良いルートで帯広まで走り15時に帯広に到着。 セルフのスタンドでハイオクを147円/Lで満タンにしてホテルにチェックイン。 函館と同じルートインでレストランメニューが全く同じ、同じものを2日も食べたくないので近くのフジモリで食べる。
 9月24日(日) (帯広〜オンネトー〜能取湖〜網走) (236Km)


オンネトー
オンネトーの写真
 

サンゴ草パノラマ
能取湖サンゴ草の写真
 

はな・てんと
はな・てんとの写真
 
天都山展望台の写真
23日夜に天気予報をチェックしたら網走方面が午後から雨が降る予報になっていた。(降水確率50%) 気象庁HPで天気図を調べたら低気圧が2つオホーツク海にあり東へ移動中で微妙な気圧配置になっている。 折角急いで帯広まで来たのに今さら予定を変更するのも癪だ。
朝5時頃は帯広の上空は晴れていたが1時間ほどで雲がびっしりと広がってしまった。 天気予報が当るのだろうか、気圧配置が微妙な配置なので外れることを期待した。 7時からの朝食を食べてゆっくり出発準備をして9時を過ぎたら空が明るくなる。 オンネトーまで行ってからどこへ行くか決めることにした。
帯広駅前から十勝大橋を渡りr73で利別へ向かう。 十勝大橋を渡る方向に池田町への案内が出ていたが信号停止の少ないルートとして利別・池田へ向かう有効なルートだ。 利別から足寄までのR242は日曜にもかかわらず車が少なく、足寄からオンネトーまでのR241も車が少なく順調に走れた。 2時間弱でオンネトーに着いたが05年7月に鮮やかな風景を見ているので感激が少ないがきれいな風景。 湖畔の駐車スペースに車が多くて時間がかかりそうなので2箇所で写真を撮っただけ。(紅葉前で中途半端な風景)
R241の美幌町への阿寒分岐までの間で北の空が明るく網走付近の天気が良さそうな期待が持てた。 R240〜美幌町R39〜r248〜農道?(無名の道路)で卯原内へ13:35着。 サンゴ草群生地は車が多かったが残念ながらサンゴ草の色付きは昨年より少し悪く赤みの鮮やかさがないように見えた。 赤い部分の広がりにもむらがあり期待していただけに少しがっかり。(夏の猛暑の影響で色付きが遅れているとTVで報じていた)
網走駅前で目の前のホテルを予約する。 チェックインまで時間があるので時間をつぶしてくれとのことで天都山へ上がる。 展望台からの風景は少し霞んでいて知床連山には雲がかかっていた。(絵にならない) 近くのはな・てんとの案内ポスター?があり寄っていく。 晴れの日でサルビアも色がきれいだった。 16時前にホテルにチェックイン。
 9月25日(月) (網走〜卯原内〜小清水高原〜美幌峠〜和琴半島〜弟子屈) (161Km)


サンゴ草
 

小清水高原
小清水高原の写真
 

美幌峠
美幌峠の写真
 

和琴半島
和琴半島の写真
昨日は夜になって雲が厚くなったが雨は降らなかった。 今日の天気予報は北海道全体が晴れだが網走付近はオホーツク海から雲が吹き寄せられるようで風が強かった。
雲と風で風景写真を撮るのは難しくただ行ってみるだけなので場所選びに悩む。 昨日の卯原内のサンゴ草の色づきが太陽の位置の関係で見え方が違うかと確認に行くが光線や疲労のためではなかった。 雲が上空を通過して明るい写真を撮るのが難しい、諦めて帰ろうとしたらほんの少し明るくなったのでパノラマを1枚。
網走へ戻りr102で藻琴から小清水高原へ行く。 風が強く雲がかかっていて寒かった。 屈斜路湖のパノラマを1枚撮ってから美幌峠へ。 北海道ショートカット集の網走の中で紹介しているr995を走って見る。 図の中で小さく折れ曲がっている部分は勾配のある部分、北海道ルールで走って丁度30分かかったがゆっくり走ったら30分では着かない。
美幌峠も小清水高原と同じに風が強く寒い、屈斜路湖の上空も同じように雲が多かった。 道の駅のお土産屋でどんなものを売っているか眺めて時間つぶし。 カボチャとジャガイモの団子を食べてみた。 カボチャの団子を食べたことがなかったがカボチャの甘みが予想した通りだった。
弟子屈のプチホテルを予約していたがチェックインには早過ぎるので和琴半島の探勝路を回って時間つぶしをする。(写真を撮っても絵にならないので行き場所に困る) 探勝路は約1時間かかることが分かっていたが、こんな時でないと歩く気になれない。 探勝路は時計回りの一方通行になっていて1周2.4Km、探勝路脇に説明板があちこちにあるが読まずに歩くと1時間もかからずに回れた。 探勝路は和琴半島の先端部分で急に上にあがり階段でオヤコツ地獄の脇まで降りてしまう。 きつい箇所は先端部分だけで他は普通のレベルの道だが探勝路全体が木陰の道なので夏は歩きやすいか。 今日は気温が10℃後半と低かったので半袖シャツで歩き始めた時は寒かった。 最後はペースを落として歩き汗をかかないようにしたが運動不足のため疲れた。
今日の屈斜路湖は風が強く湖面に白波が見えるほどで湖らしくない風景だった。 探勝路からは湖面がほとんど見えず、木陰の山道を歩くような感じでオヤコツ地獄付近だけが唯一の開けた場所で藻琴山の方向が見えた。
 9月26日(火) (弟子屈〜摩周湖・硫黄山〜小清水高原〜美幌峠〜津別峠〜釧路) (233Km)


早朝の摩周湖
 

摩周湖第一展望台
摩周湖(総合)の写真
 

小清水高原
小清水高原の写真
 

美幌峠
美幌峠展望台の写真
 

津別峠 
津別峠展望台の写真
今日が晴れの最後の日で明日は雨降りの予報。 4時半から準備をして早朝の摩周湖第一展望台へ上がる。 摩周湖は良く晴れていた。 到着が少し遅いか空が明るく赤みが薄い感じ。 斜里岳がくっきり大きく見える。 寒いので10分ほどで退散、半分ほど下った路上の気温表示が5℃だった。 ホテルに戻って体が冷えてしまったのでバスに入って体を温めた。
朝食前に27日、28日が雨降りの予報なので釧路へ3連泊することでホテルを予約。
うす雲が出ているがめったにない晴天なので摩周湖、屈斜路湖の展望台を回ることにした。 摩周湖第一展望台からは摩周岳が間近に大きく見えるが山の影が濃いのは太陽が低いためか。 しかし、こんなにきれいに見える風景は久し振り。 第三展望台からの風景もきれいだった。
04年に硫黄山の写真を撮ったが写りが悪かったので撮り直しする。 前回は手抜きで近くまで行かなかったので間近に行って見てみる。 噴気孔付近の黄色の硫黄の色が毒々しい感じに見える。 川湯硫黄山の写真
r102で小清水高原へ、途中の藻琴山展望駐車公園からの風景も良かった。 小清水高原からの屈斜路湖の風景はうす雲があり少し霞んでいるような風景だがが昨日に比べたら格段に良い。 シマリスが出てこないかと期待したが見えなかった。 鳴き声が聞こえるような気がしたがどんな声なのだろうか。(摩周湖第一展望台でも同じ声が聞こえた) 霞み方が強くならない内にと昨日と同じコースで急いで美幌峠へ向かう。(所要時間は昨日と同じ45分かかった) 昨日は風景が良くないので高い所まで行かなかったが風景が良いと気分が乗り まさに雄大な風景。 太陽が高い内にと津別峠へ向かう。
 屈斜路湖畔から津別峠までのr588は05年は速度制限が20Km/hだったが今年は30Km/hと妥当な速度になっていた。 津別峠は順光できれいに見える筈と予想したが今までで一番の風景だった。 PLフィルターで湖面の反射を調整したがフィルター効果なしの写真も撮っておけば良かったと後悔、湖面が明るく写り中島がもっとくっきりでイメージが違っていた。
津別峠からまっすぐ釧路へR391で向かう。 展望台ばかりだったので足が疲れて少しかったるくなる、15時半に釧路駅前のホテルへチェックイン。
 9月27日(水) (釧路に連泊)

(写真なし)
9時から雨が降る予報だったが雨は降らず薄日が差したりしていた。 最初から写真データ整理の予定なので色調補正などの作業をする。 釧路は午後7時頃から降り出して夜中から朝にかけては風雨が強かった。(波浪注意報、大雨注意報が出る)
 9月28日(木) (釧路に連泊)

(写真なし)
朝まで注意報が出ていたが午前中に雨が上がった。 しかし、暴風注意報や波浪注意報が出て一日中風が強かった。 昼ごろには路面も乾いたが曇り空では絵にならないので写真データ整理をする。 16時過ぎに近くの和商市場へ行き早めの夕食と市場内を見て回った。 釧路地域の海産物が多いがまだ残りの旅行日数が多いので買いたいと思うものはなかった。
 9月29日(金) (釧路〜弟子屈・川湯・藻琴峠・網走〜紋別) (264Km)


茶色のサンゴ草
能取湖サンゴ草の写真
 

オホ-ツクタワー
ガリヤ地区の写真
ようやくすっきりとした快晴の朝になった。 行き先をどこにするか昨日から考えていたが稚内へ行くことにした。 ルートは美幌峠経由と藻琴峠経由のどちらにするか考えたが写真を撮りたいのは小清水高原の方なので藻琴峠経由とした。(どちらのルートでも卯原内のサンゴ草群生地を通る) 宿泊地も網走と紋別のどちらにするか考えたが翌日の走行時間が2時間短い紋別とした。(網走からでは走りっぱなしになるため)
弟子屈までは今までにない快晴で雲が僅かにしかなかったが屈斜路カルデラに入ったら雲があり26日のレベルより雲が多くなっていてがっかり。 このため小清水高原は通過して網走経由で能取湖の卯原内へ向かう。 卯原内に着いたら能取湖の中心寄りのサンゴ草の色が茶色に変わっていた。 今回撮ったサンゴ草のアップの写真を見るとしぼんで枯れて茶色になるようだ。 しかし、岸寄りの部分はまだ色が赤く写真なら色の違いが分からない程度だった。(赤いサンゴ草が見られる限界か)
今の時期の北海道は緯度が高いため影が長くなっている。 体の季節感に目が慣れず目がおかしく感じる。 写真を撮る時は日の当り方への考慮が必要なようだ。
R238で紋別へ向かうがサロマ湖付近から紋別の間は道幅が狭く追越禁止の規制区間が続く。 我慢しながら車の列について走り道の駅オホーツク紋別に14時半に着く。 今日の海は波浪注意報が出ていて波が高い、波消しブロックに波がぶつかるとしぶきが高く上がる。 波しぶきでオホーツクタワーの上に短い虹が出ていた。
 9月30日(土) (紋別〜稚内) (238Km)


クッチャロ湖
クッチャロ湖の写真
 

宗谷岬
宗谷岬の写真
 

稚内港
稚内公園の写真
 
大沼(稚内市)の写真
 
浅茅野台地の写真
稚内の天気予報が午前中は降水確率が50%で雷雨注意報が出ていて午後から晴れる予報になっている。 利尻島と稚内の間に前線があり強い雨が降っているレーダー画像の放映もあった。 稚内へ向かうのを1日遅らす手もあるが紅葉が遅れていて付近に手頃な観光地もないので予定通りに稚内へ向かうことにした。 早く稚内へ向かうと雨にぶつかる可能性があるので10時ぎりぎりにホテルをチェックアウトする。
R238で北上するが車の数が多かったのは土曜のせいか。 しかし、興部を過ぎると車の数が一気に少なくなり流れる速度が上がる。 7月に同じルートを逆に走っていて天気も特に良いという程でもないので途中で止まらずに浜頓別まで約130Kmを2時間で走る。 コンビニで小休止してクッチャロ湖へ、白鳥がいるかと期待したが気温が高いせいかまだ見られなかった。 観光客の車やバスが来ていたが人が少なく静かな湖畔風景だった。 穏やかな陽気で1人でサーフィンを練習している人がいたが帆が倒れても水深が1m以下と浅く練習にはもってこいの場所だった。(半袖シャツでも寒くない陽気) 前線が近いせいか上空の雲が黒く嫌な予感。
40分ほどゆっくりしてからベニヤ原生花園付近からエサヌカ原生花園にかけての牧草地へ向かう。 ベニヤ原生花園の入口を過ぎてすぐにどしゃぶりの雨の中に突っ込む。 対向車に轍の跡に溜まった水をかけられ一瞬前が全く見えなくなる。 道路の水の溜り方がひどいので大急ぎで国道の外へ退避。 乳業工場の先から分岐して浅茅野台地への道に入る。 7月に走った見覚えのある道路の感じで2Kmほど進んだら雨が上がる。 海岸に平行した直線道路で所々で平行移動するようにカーブがある。 R238が海岸のそばを走る浜猿払まで広い牧草地の中を走る、すれ違ったのは1台のワンボックスと1台のトラクターだけ。(途中に工事中の看板があり、一時的に海岸に近い場所を通ったのでエサヌカ原生花園の場所を確認し損なった)
宗谷岬の手前で風力発電の風車群(数10機)が見られたが適当な駐車スペースがなく通過。(宗谷岬の台地へ上がってみたが見えなかったのでかなり距離があるようだ)
(注) 宗谷湾側の富磯の近くの台地にある宗谷岬ウインドファームで57基の風車がある。
大沼バードハウスにも寄ってみたが白鳥には時期が早いようで見られなかった。
稚内には14:46着、チェックインには早いので稚内公園に寄ってからホテルへ。
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