2004年10月北海道旅行(2/2)(2024.9.16更新)  /2)
 10月19日(火) (士別〜美瑛〜富良野・桂沢湖・三笠〜(道央道)〜小樽〜岩内) (354Km)

十勝岳連峰
 

北西の丘展望台
北西の丘展望公園の写真
 

美瑛の丘
美瑛の丘Aの写真

朝、国分寺の自宅マンションの管理室へ電話して郵便受の中身の保管を依頼する。
今日は天気が良さそうなので美瑛を周って岩内へ行く予定で出発前に岩内のホテルを予約する。 出発が10時になり士別〜旭川北ICまで道央道を使う。 旭川空港j近くのホクレンのスタンドで給油、弟子屈で給油してから712Km走り53.5L給油、燃費が13.3Km/Lで北海道にしては若干良くない。 強い向かい風で走ったことが影響していると思われる。 ガソリンが高い中でここでは122円/Lで最近では一番安かった。 旭川からは旭岳連峰が墨絵のように薄く見え山の高さに対して見え方が薄い色なので蜃気楼のような実像でない感じだった。
美瑛の北西の丘展望公園には11時半頃に到着、展望台からは周囲の丘の風景や十勝岳連峰から旭岳連峰までが見渡せます。 美瑛の丘のXXの木には興味がなかったが観光案内所で地図を貰ってタクシーのコースを周ってみた。 興味を持っていなかったので「どんな木?」というイメージがなく人が写真を撮っていればそうなんだと納得する程度。 私にはXXの木よりも丘の風景が絵になるかが問題、部分的な狭い範囲で風景の良い所はあちこちにある。 瑠辺蘂(るべしべ)が風景が良いとあったので探すが道に迷い工事中の所へ入ってしまう。 狭い地域の中だとゆっくりしていたら時間を食ってしまい美馬牛を13:40に出て岩内へ向かうが17時に岩内へ着けるか怪しい時間になる。 三笠ICから道央道に入るが途中の江別付近の道路情報で車の火災という情報を聞いてすぐに反対車線で乗用車が激しく燃えていた。 更に走っているとパトカー、続いて消防車、救急車などが向かって行ったので火災が発生してからすぐのようだった。
 札幌ICでは右側のETCゲート(出口側)を通過して高速から降ろされてしまう。 左端のETCゲート(苫小牧/小樽方向)を通るべき所、隣の雁来ICから入り直す。 R5は仁木町〜共和町までの所々が工事中で交互通行をやっていて少し時間がかかり17時半に岩内のホテルへ到着。
  明日以後に台風の影響がありそうなので明日、明後日が泊まれるかフロントに聞くと明日はOK<だが明後日はダメとのこと。 仕方なく昨夜泊まった士別のホテルを20〜22日と3泊予約したが後の結果では失敗判断だった。

 10月20日(水) (岩内〜R5・R337・R275・R12・R40〜士別) (283Km)


神居古潭
 

神居古潭パノラマ
神居古潭の写真
今日は台風よけのために士別までの移動だけ。 朝になったら台風の影響は北海道では道東方面だけのような予報に変わっていた。 士別に3泊は過剰対応だったようだが、台風後の予報がすっきりとしない天気になっている。 岩内のホテルからは積丹半島に厚い雲がかかり雨が降りそうな気配、日本海側の天気予報も良くない。
今日の移動は時間が十分にあるので高速を使わないで移動することにする。 日本海側の天気が良くないのでR275からR40と内陸側のコースで行く。 銭函からR337で当別までの区間は信号停止の割合が多かった。 また、R275からR12へは砂川で移動したがR12の信号停止回数が多いので滝川からR12へ入った方が効率が良い。(雨竜の方がもっと良いかも) R12は滝川を出てから流れが良くなる。 神居古潭を通過する時に見たら紅葉がきれいなのでトンネルを過ぎてから写真を撮りに戻る。
旭川に入ってヤマダ電機でカメラのリチュウム電池を買う。(02年7月1日にも旭川のヤマダ電機で電池を買っているので確かこの辺と探したら記憶通りだった) その後ホクレンのスタンドの場所を確認して旭川バイパスに近いスタンドで給油、41L(520Km信号停止の回数が多かったので効率が悪く 12.7Km/L)
旭川から和寒までゆっくりと走る列につながって走り、岩内から6時間ほどかかって16時過ぎに士別のホテルへ到着。 明日以後の予定を立てるべくフロントで観光地の資料を借りて候補地を調べる。
 10月21日(木) (士別〜道の駅びふか・(智恵文)〜士別) (113Km)


森林公園びふか
 
森林公園びふかの写真
台風23号は本州以南で大きな被害をもたらしたようだが北海道へ来るまでに弱まってしまった。 天気予報では午前中は台風の影響での強風で午後は回復の筈だったが、午後になっても風が弱まっただけで相変わらずかなり曇ったままだった。 明日以後の道北の週末の天気予報も良くない。
昨夕調べておいた近くの候補地のうち道の駅びふか(美深)の森林公園びふかアイランドまで行くことにした。 約1時間で道の駅びふかに着く、実は道の駅の一番北側に案内看板があったのだが車を南端の方に止めたので気付かず。 森林公園について聞いたら道の駅の若い女性は聞いても分からなかったが中年の男性が付近一帯が公園で車で入れることを教えてくれた。 森林公園とびふか温泉が天塩川の以前に蛇行していた部分にあり、元は天塩川だった部分が大きな池?になっていた。 池は南北それぞれ500mほどの長さがあり広い公園の一部になっている。 北側の池の一番奥の建物は管理棟のようだが風景の添景になっている。
帰りに智恵文という所に智恵文沼があるとホクレンの地図に出ていたので行ってみるがカーナビでの地図の場所は付近一帯が畑で沼はなく周りも暗くなったので士別へ戻る。 R40からは南の空に明るい部分が見えたので南部の天気はかなり回復していたようだ。(智恵文沼は天塩川の蛇行した跡らしく私の探した場所とは少しずれていたらしい)
 10月22日(金) (士別〜桜岡貯水池・南丘森林公園・岩尾内湖〜士別) (139Km)


岩尾内湖
岩尾内湖の写真
 

南丘森林公園
南丘森林公園の写真
 

愛別ダム
愛別ダムの写真
 
士別市の写真
 今日は午前中の天気が良く、午後は前線の通過で雨が降る予報。 朝食後1時間ほどで士別から南側にある候補地へ向かう。
 最初はホテルから10Kmほどの剣淵町にある桜岡貯水池。 残念ながら水のない貯水池の風景では絵にならないので貯水池の周りを周ってみるが車では1周できるようになっていなかった。 水なしの貯水池のパノラマと白樺林の写真を撮った。
 次は和寒町の南丘森林公園へ、大型トレーラが桜岡貯水池脇の道を通って和寒への近道をしているのでついて行く。 来た道を逆に戻るよりはかなり近道。 和寒から南丘森林公園へは道道99号線をいくのだが何度も曲がるので初めて通るのはナビを見ていても面倒。(道央道の和寒IC付近からのアクセスの方が分かりやすい) 南丘森林公園はキャンプ主体の公園のようで今の時期は来年に向けたメンテナンス作業をやっていた。 池の水がかなり減っていたが水のある部分で写真を撮る。 南丘森林公園からR40の塩狩峠までの道があるが大型車は通るなとなっている。 (1車線道路で待避所の部分があるので無理) 森林公園付近は簡易舗装のような道路だったがしばらく行くとまともな2車線道路になり、そのまま塩狩峠まで到達する。 塩狩峠付近は道幅も狭いが車があまり入らないようにするためか。
 旭川紋別自動車道の比布北ICから愛別ICまでの区間を初めて通る。 高規格道路なのであっという間に着いた。 愛別ICから道道101号線で岩尾内湖へ向かう。 途中の愛別ダムで紅葉の風景を撮る。 道道101の愛別から岩尾内湖まで距離はあるが楽に走れる。 しかし、岩尾内湖の周りはカーブが小さくて急だ。 紅葉時期の岩尾内湖の風景は夏よりもはるかに良い。 天気が良ければ更に良かったが昼近くまで薄日が差していたので写真の写りが良かった。 雨の降り始めが遅れ天気予報より良かった。
 ホテルへ着いて写真の整理を始めたら雨が降り始めた。 前線が通過して道北では明日は雪が降る予報で峠道では雪対応が必要と言っているがなんとか雪に遭わずに函館まで行きたい。
 10月23日(土) (士別〜(道央道)〜長万部IC〜函館) (489Km)


駒ケ岳
 
駒ケ岳の写真
 

函館山から
 
函館山(日中)の写真

 昨夜からの予報通りに雪がちらつき出したようだ。 雪が積もらないうちに函館まで移動するため朝食後すぐに出発仕度をして9時にホテルを出発する。 士別ICから道央道に入る。 横風が強いので士別から旭川まで50の速度規制が出ていたが皆普段通りに走っていた。 旭川から岩見沢までの間も横風で80の規制、さすがにこちらは運転がしにくいのでほぼ規制レベルで走っていた。 みぞれ交じりの雨が降り、所々で雲から白いものが地上までつながっている場所は雪が降っているようだ。 約100Km走った砂川SAで給油、長万部ICで道央道を降りる。(2区間、380Kmで8900円と高い)
 長万部で給油するが、最初に入ったスタンドはカードがどうのこうのと面倒なことを言うので200mほど離れた別のスタンドで給油。(こちらはカードなしで同じ124円/L)
 給油してから函館のホテルを予約。(ダメだったらフェリーに乗る積もりだった)
今日のR5は土曜日とあってゆっくりと走る自家用車が先頭を走ったりして普段のペースより遅めだったが2時間強で15:20に函館山の麓のホテルへ到着する。
時間が早いので函館山に上がる、今日はロープウェイが止まっていたので普段よりバスが沢山上がっていたようだ。 乗用車用の駐車場も混んでいた。 山の上は強風で寒く写真を撮っている間にも体が冷えてきたので早々にホテルへ戻りバスで体を温める。 フロントでロープウェイが止まっていると聞いたので5階のレストランから登山道の入口を見ると進入規制するガードマンがいなかった。(当然の対応) 私が下る時は山頂駐車場は車が詰まって動きがとれなくなり始めていた。
 写真の整理を始めたら新潟県で大きな地震が発生とのニュース。 疲れて寝込んで24時前に目を覚ますと震度6強3回で大きな被害、上越新幹線脱線とのニュース、何度も同じ内容を流していた。 阪神大震災よりも大きな加速度とのことでゆれが激しかったようだ。(新潟県中越地震と命名された)

 10月24日(日) (函館〜R103・R104・R4・R395〜久慈) (244Km)


函館山の日の出
函館山(日中)の写真
 

地獄沼
八甲田の写真
 

奥入瀬
奥入瀬渓流の写真
 

瞰湖台
瞰湖台の写真
 

発荷峠展望台
発荷峠展望台の写真
 朝早く起きて出発準備をしていたら丁度日の出の時間になっていた。 急いで車に乗り函館山を上がる。 今まで早朝に他の車や人に会うことが少なかったが今日は早い速度で下りてくる車に遭ったり、山頂で多くの人が日の出の写真を撮りにきていた。 携帯電話で撮ろうとする人がいてうまく写るのかなと人ごとながら心配する。 こちらはパチパチと撮って簡単に切り上げたが風がありすぐに体が冷えてきた。
 ホテルへ戻ってチェックアウト、時間があるとゆっくり走っていたら「ともえ大橋」の入口の道を間違えて大回りする。(手前過ぎて一方通行区間へ出てしまい入り直し)
 20分もかからずにフェリーターミナルへ着いたが出港35分前だった。 函館を出港後にフェリーのレストランで朝食、結局レストランの客は私一人で貸切状態だった。 普段は番号で呼ばれて食事を受け取るのが係りの人がテーブルまで運んでくれた。
 今日の天気予報は晴時々曇りで雲が多いので十和田湖経由で久慈へ行くことにした。 久し振りにR103走ると青森市街のはずれで新しい広い道が出来ていた。 紅葉シーズンの日曜なので混雑が予想されたが案の定といった状況だった。 十和田湖への途中の地獄沼では天気の良かった2000年10月には人出が多過ぎてパスした。 今回は駐車している車がほどほどなので止まって写真を撮った。
 奥入瀬は写真を撮る積もりはなかったがつい撮ってしまった。 このためバスが間に入って子の口までの10Kmほどの移動に1時間ほどかかることになる。(車がつながっているのでバス同士のすれ違いが困難な箇所ができる) 今日の人出は今まで見た中でも最高で奥入瀬の中程の写真を撮るのに良い部分ではガードマンがいて厳しく駐車を規制していた。(写真を撮るなら土日や祝日を避けることが必要と分かった)
 発荷峠から久慈までのルートは、今までは十和田ICから九戸ICまで高速を使っていたがR104を使っても同じ時間で行けそうだと気付いたので走る。 R104は一度走ったことがあり途中に谷底へ下るような下りの連続カーブがありカーナビを拡大表示してゆっくり下る。(地図上では雷鉢森(874m)と見附森(663m)を結んだ線とR104との交点付近)
 R395は全体的にスピードの出せるコースで最初の登坂車線のある上り坂のカーブで大型バイク2台が一杯に飛ばして上がって行った。(乗用車ではカーブを曲がりきれず)
久慈市街の手前で自動車専用道路に入り市街入口の分岐点まで戻ったが高速を使った場合とほとんど同じ時間で17時前に久慈のホテルへ到着。
 10月25日(月) (久慈〜R45・R106〜(盛岡)〜東北道〜東京) (735Km)


久慈駅の風景
 
北山崎・黒崎の写真
 早朝はよく晴れていたが出発時には曇ってきた、天気予報は岩手県は曇りだった。
 北山崎は条件が良ければ写真を撮るがそうでなければパスして東京へ直行とする。
私としては早目の8時50分にホテルを出発、上空が曇っていたので黒崎海岸・北山崎はパスしてR45を走る。 R45も田野畑村付近は結構きついカーブと勾配で景色が良くないので県道44号の方が勾配のきつい箇所が最初と最後ではっきりしていて楽です。
 宮古も曇っていたため浄土ヶ浜は寄らず、浄土ヶ浜は何度も行ったことがあるが写真がない。  宮古からR106で内陸の盛岡へ向かう。 R106は「xx峠は迂回路・・・」という呪文のようなものが何箇所も出ていたが結局迂回なしで盛岡まで通過する。 なんで不安をあおるような表示を出すのだろう。 こちらは出たとこ勝負で頑張って走った。
 盛岡で給油して東北道で東京まで一気に走る準備をする。 盛岡ICから入り2時間半ほど走った国見SAで小休止。 前線の雲の下のエリアを出たのは福島付近だった。
黒磯と岩槻付近で大渋滞になっていたがなんのことはない車線規制の方法が悪いのと走るドライバーがお互いに協力しないために簡単に渋滞になってしまうのだ。 宇都宮から片側3車線になり車の流れが早くなる。 これで道路公団が赤字なんだろうかと思う位に車がいっぱいつながって走っていた。
 東北道の盛岡ICへ12:30頃入り国見SA、佐野SAで計30分の小休止で川口料金所を18:30頃に通過、大泉ICまで外環道を使い国分寺のスタンドで給油して19:55に自宅マンションへ到着。

総 括
 旅行の最初の数日は天気が冴えなかったが全般的には写真もそれなりに撮れたので満足できる旅行だった。 しかし、台風23号を避けるために士別まで戻り3泊したために雪が降る心配をしなければならなかったなど出発時期が遅かったことが影響した。
 7月の北海道旅行の反省で出発準備が十分だったので忘れ物やトラブルがなく旅行を楽しめた。 出発時期が早ければもう少し周れたのにということが心残りでした。
 
 全走行距離は14日間で5068Km、北海道旅行の所要日数に対して平均的な走行距離のレベル。 高速道路の利用料金が今回の旅行で42,100円も使っていた。
(北海道の中で時間稼ぎに使ったのが17,250円)
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