2013- 6- 1初版 2017- 9- 8更新
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1.事前検討
2013年5月からメインマシンをCPU、マザーボード、メモリ他を更新してWindows 7を組立て始めて
セットアップの最終段階になりサブマシンもセキュリティ上からWindows 7にしなければいけないこと
に気付いた。 このためにはPCI Expressバス対応のビデオカードと24ピンATX電源が必要だが、
今まで使ってきたパーツをサブマシンに使って新しいパーツをメインマシンに使うことにした。
(参考記事) 自作7台目 Intel
Core i7-3820 (Quad Core)マシン製作
結果的にサブマシンは従来のメインマシンのパーツを流用してケースとHDDをサブマシンのものを
そのまま使いOSをWindows 7 Pro 64bit DSP版にすることになった。
CPUがVT機能のないQ8200だがVT機能がなくてもXP-Modeを動かせることがネットに出ている。
サブマシンは作業用なので動けば良いということでウイルス対策ソフト、パーティション保存復元以外
はできるだけソフトに金をかけないことにした。
2.秋葉原での買い物 (5/25)
[ハードの購入]
・120mm ケースファン: サイズ製 SY1225HB12SH-P
最大1900rpmのPWM制御ファン。
(土曜特価 \940)
(P5Q用に使っていたCPUクーラーファンをメインマシンに流用したので代替のファン)
[Windows OS]
・Windows 7 Professional 64bit
(DSP版) (ASUSのDVDマルチとのセット品、-\500) (\14,980)
合計 \15,920
(流用品) 2009年4月購入
・ビデオカード: ASUS EN9400GT SILENT ファンレス
タイプの特価品。 (\7,680)
・電源: Enermax EES400AWT(400W) 電源を買ったのは初めて、350Wでも間に合っていた。(\9,800)
・HDD (500GB、 Hitachi HDP725050GLA360、SATA 7200rpm、2008年8月購入)
・ケース: 星野金属工業製 MT-PRO 1001αW (2001年3月購入) |
3.PC組立て作業
(拡大可)
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CPUクーラーのファン交換
CPUクーラーに付いていたオリジナルのファンをメインマシンへ流用したので新しく購入したサイズ製の12cm
PWM制御のケースファンに交換した。 羽根に溝が切ってあるので風切り音の低減に効果があるかも知れない。
(注) 固定用の付属のネジはアルミ製の普通の太いネジだったがファン側がゴムなので柔らかい、ケースファンとして使うのは問題ないがCPUファンとして使う時は注意が必要。 3mmの長いビスでクーラー側に固定していたので3mmネジ用の幅広のワッシャーを使って3mmビスの頭がゴムに食い込むのを抑えた。
ゴム部分に厚みがありメインマシン用に購入したサイズ製のCPUクーラーには使用できません。 |
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PCの組立てはマザーボードと電源の交換だけ。(マザーボード用のバックパネル(I/O-Shield)を交換する)
DVDマルチドライブをWin7 OSのバンドル品に交換してSATAポートに接続、IDEバスとFDD接続ケーブルを外した。
(注) DVDマルチドライブをSATA接続にしたのでIDEバスにつながるものが無くなり、Win7はFDDをサポートしない。
ケース正面
(FDDはふたとして使用) |
・赤いケーブルがSATAの信号ケーブル。(HDD、DVD)______
・FDDやIDEバスのデバイスを接続せず、SATAだけですっきりした。
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4.Win7 Pro 64bit版とユーティリティほか、ソフトのインストール
マザーボードがP5Qで従来のBIOSなのでMBRディスク構成になるがWin7用領域としてパーティションを1つ使用する。
最後のFパーティションは写真データほかの保管庫として大量のファイルが入っているのでそのまま残し、C、D、Eパーティションを削除してWin7をインストールする。 58GBが設定解除されたが、Eに5GB、Dに20GBを割り付けることにして残り33GBをC領域(Win7)とした。(2014年3月にCを40GBに設定変更)
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インストール パーティションの選択
画面
500GBのHDDで新規(E)で先頭に58GBの領域ができた後のインストール領域の選択画面。 新規インストールを選択した後、この画面の新規(E)で領域を33GB確保する。
C領域の設定には搭載メモリ容量の1.75倍(pagefile.sys+hiberfil.sys)を考慮すること。
WinXPの時にhiberfile.sysなしで30GBの領域で余裕があったので33GBの領域設定は妥当な設定。(長期使用には40GB程度必要) |
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ディスクの管理の画面
MBRディスクでパーティションを4つ設定した例。 拡張パーティション内に論理パーティションを2つ設定して従来通りの使い方になるようにした。
最後のFパーティションに大量の写真データやC,D,Eパーティションのバックアップイメージを保存しているため、一度設定したらFのサイズ変更ができない使い方になっている。
(2014年3月の状態)
C: ソフト専用領域 (IEお気に入りを含めてデータは置かない) 40GB
D: データ領域 (文書、メール、HPサイトのHTML) 20GB
E: ダウンロード ソフト領域 (ダウンロード使用のアプリなど)
6GB
F: 保管庫領域 (写真データ、C、D、Eパーティション バックアップ)
(参考)拡張パーティションを任意の位置に作ることができない場合はWinXPマシンでパーティション作成すると任意の位置に設定できます。
Win7は予約領域を含めて4番目のパーティション作成で拡張パーティション作成になり、作りたい場所に拡張パーティション作成できない場合が起きる。 PCが1台だけの時は、ダミーのDを作って拡張パーティションを作る。 その後、D領域を削除してCを拡張・縮小すると拡張パーティションの位置を調整できます。 |
Dパーティションに置いていたマイドキュメントのフォルダを$Docに名前変更して最初のフォルダになるようにしてDパーティションにコピー復元。 ウイルスバスター、クライアント
マネージャVをインストールして無線LANが使えるようになった。 仮想マシン、XP-ModeをインストールしてXP-Modeが動くようにした。(Windows UpdateなどでVT機能が無くても問題なくXP-Modeが起動した)
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デスクトップ画面
しんねりとした動きが気に入らないので表示パフォーマンス設定を変更してWinXPのクラシック風にした。 デスクトップのデザインは気にしないので、きびきびとした動きで気分よく使えるようになった。 |
(クラシックモード画面) |
Windows
エクスペリエンス インデックス
プロセッサ |
7.1 |
Q8200でもこんな数字が出る |
メモリ |
7.1 |
DDR2 PC2-6400での値 |
グラフィックス |
4.9 |
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ゲーム用グラフィックス |
5.9 |
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プライマリ ハードディスク |
5.9 |
HGST
HDP725050GLA360 |
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5.CPUクーラー (静音CPUクーラーと静音化)
自作PCでは稼動音の静かなPCを作ることも1つの目的です。 12cmファン使用のCPUクーラーで静音化を図っているがオリジナルのファンをメインマシンに流用してしまったので代わりにサイズ製の静音ケースファンで組み替えた。
ケースファン : SY1225HB12SH-P 5.0 〜 36.3dBA (300(±300rpm) 〜 1900(±10%)rpm)
(参考)CPUクーラー
: COOL120-17DB 12dB(測定限界)〜17dB (135W対応、ファンの風量があり余裕大)
(注) 組み替えたケースファンはBIOSのCPU
Q-Fan Controlを有効にしてCPU Fan Speedをモニタさせると最低回転数が低いので
PC起動時にCPU Fan回転数が低過ぎでエラーストップする。 このためBIOSのCPU Fan Speedモニタを無効に設定した。
(稼動音の静音化)
静かな稼動音も自作PCの目的だがメインマシンとして使っていた時は効果を認識していなかったが、P9X79マザーボードのASUS
AI SuiteU、ASUS ProbeU、ASUS Fan Xpert+が効果的だったのでASUS AI SuiteとEPU-6
Engine、ASUS Fan Xpertをインストールした。 CPUファン、シャーシファンがマザーボードで回転数制御されるようになり格段に静かになった。
残念ながらAI Suite、Fan Xpertが初代バージョンのため機能に若干制限があり、Fan Xpertにはシャーシファンにはユーザ設定がなくケース内のエアフロー確保にはDisable、Turboしか選択肢がない。(Turboで1300rpmほど、Disableは約2100rpmでうるさい)
Fan XpertでシャーシファンをTurbo設定にした結果、P5QマザーボードでもP9X79マザーボードに近い静かさになった。
しかし、シャーシファンのTurbo設定ではケース内のエアフローが不足する。 シャーシファンの吸入側ファンをAthlon
CPUに使った12V、2450rpmの静音ファンに交換したらエアフローが多くなりCPU温度とマザーボードの温度が下がった。
(注) 2013年6月、気温が上がったのでPCをリビングからパソコン部屋へ移動したらAI
Suite、PC ProbeUからマザーボード温度が45℃でアラームが出るようになった。 シャーシファン制御をDisableの設定にしてもアラームが出るのでPC
ProbeUのアラーム設定を50℃に上げた。
(VRMメモリの温度センサがビデオカードに近いので警告が出る)
<ASUSの見解と解決方法> 他のマザーボードに比べて温度が高く表示されるのはセンサー位置の違いによる。
警告設定の温度を上げる。
マザーボード モデルがASUS回答HPのものと異なるのでセンサ位置が違うがファンレス ビデオカードの冷却フィンの間近で影響を受ける場所だった。
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AI Suiteのモニタ画面
(CPU負荷がかなり軽い状態)
[室温 27℃] CPU 32℃ M B(System) 37℃
CPU FAN 12cm 753rpm (CPU温度変化で大きく変わる)
シャーシFAN1 8cm(排出) 1288rpm (CPU温度変化でほとんど変わらず)
シャーシFAN2 8cm(吸入) 1467rpm (CPU温度変化でほとんど変わらず)
(参考) [室温 31℃] CPU 35℃
M B 41℃ CPU FAN 1110rpm
シャーシFAN1: 1290rpm、シャーシFAN2: 1480rpmで稼動できる。
電源のファン交換でエアフローが増え冷却効果が良くなったらしい。(6/1)
2014- 5- 2に電源から異音が発生するため電源内部のファンを交換 |
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Fan Xpert の画面 (PWM制御のCPUファン制御画面)
CPUファンはDisable、Standard、Silent、Turbo、Intelligent、Stable、Userの設定が可能で、User設定は独自設定のカーブを設定できる。(設定名は英語)
従来の3ピン接続の回転数センサ付きシャーシファンもDisable、Standard、Silent、Turboの回転数制御の一括設定が可能。(個々にはできない)
(注) CPU温度はCPUファンのエアフローがある程度あればCPUファン回転数の
多少の変化にはあまり影響されないように見える。 ケース内のエアフローの
影響が最も大きく、CPUファン回転数はその次のレベルのようだ。
CPUファンのユーザー設定、Standardで回転数は変わるがCPU温度変化は少ない。 |
6.その後
メインマシンのパフォーマンス向上のためにパーツを交換した後、メインマシンで使っていたパーツをサブマシンへ転用することでパフォーマンス向上させた。
6.1 500GB HDDをより高性能な500GB HDDへ交換
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2015- 3- 5に2014年12月まで外付けHDD用に使用した500GB HDDの転送速度がサブマシンのものより約40%高速なので500GB
HDDの入れ替えを行いサブマシンのパフォーマンスを向上させた。
サイト管理情報 2015- 3- 5: サブマシンの500GB HDDを交換 |
6.2 ビデオカードをサファイア製ULTIMATE HD7750 1Gへ交換
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2017- 8-31にサブマシンのWindows Updateを行い、続けてメインマシンで2017年1月まで使っていたファンレスのサファイア製ビデオカード
ULTIMATE HD7750 1G GDDR5 PCI-Eに交換した。 この結果、Windowsエクスペリエンス
インデックスのグラフィックスが4.9から7.4にアップした。
Prefetch設定の調整、システムエラー潰しなどの設定調整により起動時間が調整前 120秒 → 62秒に短縮。 |
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(終り)
(更新履歴)
17- 9- 8: 6項.その後のハード構成変更を追加。
14- 5-16: 5項.CPUクーラーの中のシャーシファンの設定説明を最終状態に更新。
(2013年6月のCPUクーラーの説明に記述漏れがあり、設定が確定しなかった)
14- 5- 5: 5項.CPUクーラーの中のシャーシファンの設定説明を更新。
14- 5- 4: 5項.CPUクーラーの中のシャーシファンの設定についての説明を追加とデータ更新。
14- 3-20: 4項.C領域サイズを変更、5項.CPUクーラーの(稼動音の静音化)の画面説明更新。
13- 8- 8: 5項.CPUクーラーの(稼動音の静音化)に省エネのためEPU-6 Engineソフトを追加。
13- 8- 1: 5項.CPUクーラーの(稼動音の静音化)の説明図関係を再編集。
13- 6-18: 4項内のディスクの管理に任意の位置に拡張パーティションを作る情報を追加。
13- 6- 5: 5項.CPUクーラーの(稼動音の静音化)に情報を追加。
13- 6- 1: 初版 |
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