B17. デスクトップPCのHDDを1TBに容量アップ

(2011- 9- 9初版)  2011-12- 1更新 

 WinXP Home Editionは2014年4月8日がサポート終了日になっている。 OSの動きが軽いのでサポート終了まで現在のPCを使うことを考えているが現状ではデスクトップPCはHDD容量が若干不足気味である。 また、ノートPCはHDDの稼動温度が高めなので改善したいと考えていた。 このため、一昨日から候補になりそうなHDDを探してスペックをチェックした。
 デスクトップPC用のHDDは大容量化が進んで中〜小容量のHDDが少なくなってきた。 日立製(HGST製)のHDDは大容量になったが静音化志向でデータ転送性能が若干低めになっているので現在使っているシリーズの1TBの容量のものを秋葉原で購入して換装した。 バッファサイズが32MBになるので転送性能の若干の向上が見込める。
(日立のHDDはメディア転送レートMedia transfer rateが出ているので換装した時の性能向上の見当がつく)
 ノートPC用のHDDは5400rpmで消費電力が低いシリーズで640GBのHTS547564A9E384が価格も5000円弱で良いと思ったが後ろに (4K AF)という見慣れない文字が付いていた。 Advanced Format(AF)技術の4kセクター(4096byte)のものということでWinXP等の古いOSでは極端にパフォーマンスが低下することが分かり、更に古いシリーズでは更に転送速度が遅くなるため換装を諦めることにした。(現用 HTS723216L9A360は1136 Mb/s, max、HTS547564A9E384が996 Mb/s, maxで約1割のダウン、更に下のHTS545050B9A300では875 Mb/s, maxで2割以上のダウンになり操作レスポンスが下がってしまう)
現用ノートPCのHDDは7200rpmで高性能志向のためヘッド シークなどでの消費電力が大きく温度上昇しやすい、HTS547564A9E384は5400rpm HDDだが記録ディスクの面記録密度が高く高性能化と低消費電力化が図られている。

 デスクトップPC用のHDD換装の理由は写真データの増加は年間15GB程度だがPCのパーティション イメージの保存での両方を保存すると20GB強になるためイメージ保存で空き領域が大きく変化するので運用に注意しなければならない。
パーティション イメージの保存領域を大きくすれば空き領域の変動が少なく運用管理が楽になる。

((「ディスクの管理」でパーティション設定に入れない)
 前の(2007-5-7)同様に新旧2つのHDDをつないでディスクの管理で新しいHDDのパーティション設定しようとしたらHDDが表示され容量を表示するが「新しいパーティション」作成の部分がグレイ表示で選択できない。 BIOSを見たら認識していたのでWinMeの起動ディスク(FD)でパーティションを1つ作ってからディスクの管理に入ったら「新しいパーティション」が選択可能になりパーティション設定できた。 C、D、Eパーティションを従来より大きくして拡張予備対応とする。
 各パーティションのサイズ: :30GB、:30GB、:20GB、:852GB (HDD合計:932GB)
           旧サイズ: :22GB、:26GB、:10GB、:407GB (HDD合計:465GB)

(フォーマットには長時間が必要) C、D、Eパーティションは容量が小さいので比較的時間が短いがFパーティションのフォーマットには2時間半以上もかかってしまった。(C、D、Eパーティションも容量に比例した時間がかかる)

HDDイメージのコピー
 2009年4月にCore 2 Quadマシンを作った時にHDDのパーティション イメージのバックアップ用ソフトにAcronis True Image Home11を購入していた。 この中のディスク ユーティリティにハードディスクのクローン作成機能があるのでやってみたが最後にコピー元のHDDのファイルを消してしまう手順が出てきたのでパーティションをマニュアルでコピーした。
 旧HDDのパーティションのXCOPYができなかったのでBuckupソフトでパーティションをコピーした。 その後、Acronis True Imageで元のHDDのパーティションの圧縮イメージを新HDDのへ書き込む。 元のHDDを外して新HDDへ接続を変更しての順にパーティションをAcronis True Imageで復元してから再起動しただけで起動した。(HDDを変更したので新しいハードウェアが検出されるがMBRがコピーされているので何もしないでそのままで立ち上がり、Windows Updateも問題なし)
 システム復元用の領域設定を新しいHDDに設定して使用開始。(システム復元領域設定が移行せず最大値になるため)
 (参考) レジストリにもシステム復元領域の設定があり最大値制限の設定ができる。

(デフラグソフトに大容量HDD対応のものが必要)

 パーティションを2006年購入のDiskeeper9Proでデフラグしようとしたら512GB以上はデフラグできないというメッセージが出た。 Diskeeper2011Proの試用版をインストールして機能・性能を確認後に購入手配し製品版に入替えた。
(Diskeeper2011はHDDの大容量化が進んだのでソフトもかなり変わって新機能が追加され操作性も以前より少し改善された)

HDD換装結果
 パーティションのサイズが今までの407GBから2倍以上の852GBになったので十分に大きくなった。 大きくなってもルーズな管理をしては使われないファイルが増えるだけなので一定の基準を設定して運用することとする。 Diskeeper2011の自動デフラグ機能で定期的にデフラグさせるとHDD領域のフラグメント化の進行を抑えられそうです。
 
HDBENCH結果
 
HDDのバッファサイズが16MBから32MBへ2倍になりデータ転送性能が少し向上して予想通りの結果になった。
 (グラフィックのEllipseが良くなったことは原因不明)
 
HDS721010CLA332 (1TB)
 
11-9-9 Quad Core Q8200  画面

HDS721050CLA362 (500GB)
10-1-5
 Quad Core Q8200 画面
演算
メモリ
グラフィック
HDD
Integer
Float
   
ALL
659425
666202
   
180519
Read
Write
Read&Write
   
361010
207922
410623
   
Rectangle
Text
Ellipse
BitBit
DirectDraw
71542
63948
17960
821
59
Read
Write
RandomRead
RandomWrite
Drive
139130
148837
48165
56952
D:\100MB
Integer
Float
   
ALL
659056
666254
   
176407
Read
Write
Read&Write
   
360857
209868
421170
   
Rectangle
Text
Ellipse
BitBit
DirectDraw
71150
63755
7234
819
59
Read
Write
RandomRead
RandomWrite
Drive
133507
136351
42001
48901
D:\100MB

(ご参考1) 7K1000.CシリーズHDDのデータシートのPDF: (リンク切れになりリンク削除 2015-12-3

(ご参考2) 今回、HDD交換作業に便利な潟Aオテック製のHDDスタンドを購入した。
       (PCケースを開けずにHDD関連の作業ができ、HDDの設定を済ませてからPC内のHDDを交換する)

HDD換装で取り外したしたHDDの処理
 取り外したHDDを使用頻度の高いeSATA/USB2.0接続の外付けHDDケースに使用し、それまで外付けHDDで使っていた500GB HDDをサブマシンへ玉突き移動した。 この結果、サブマシンのHDDが大容量化したのでサブマシンでも写真データのバックアップが可能になった。
   (以 上)
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