このページでは1Gbps以下のケーブルTV回線での設定調整を対象にした結果を元に記事を書いています。
接続速度が遅い場合はテキトーな手順でやっても正常な速度範囲になるが、速度が速いとまともに対応しないと結果が出ない。 何をやっているか訳の分からない結果になる、仮説を立てて対応し結果確認する必要があることがこのページを作る発端になっています。
1.J:COM NET 1G導入経緯
フレッツ光フレッツ光マンションタイプ2でマンションの戸室が90戸ほどあり複数の光回線が入っているため、負荷変動が少なく常時下り/上りで100Mbpsが出るようになっていた。 別に不満がなかったがスマホ購入で複合条件での割引適用できるためケーブルTV回線へ更新した。
2024年11月2日(土)にAUショップでスマホ Google Pixel 9を初めて購入した。 複合割引でAUひかりのG.Fastのネット接続がフレッツ光よりも安くなるという話で契約したが、フレッツ光マンションタイプ2よりも高く工事費を含めると割が合わないことが11月の西日本旅行後に分かった。(速度アップ効果が少ないのに移行費用、運用費用が上る)
2024年12月10日(火)に再度の打合せでJ:COM NET 1Gが自宅マンションがJ:COM契約しているためフレッツ光マンションタイプ2相当になり、スマホのAU契約が割引適用になることで導入することにした。
2025年1月4日(土)にJ:COM担当者とJ:COM NET 1G契約の工事日時を決め、1/11(土)にJ:COM NETの工事をした。
[サービス内容]は J:COM NET 1Gコース(高機能 Wi-Fi付)、J:COM PHONE プラス 住宅用の2つのサービス。
J:COM NET 1Gコース(高機能 Wi-Fi付)にはプロバイダ サービスとしてネット接続以外にメール設定が可能。
工事費はキャッシュバックが受けられると実質ゼロになるが、基本工事費 \16,800、契約事務手数料 \3,000、
合計 ¥19,800。 (キャッシュバックなしでも、J:COM契約のあるマンションで基本料金が下がり、J:COM NET契約でAU契約が割引になるのでペイする)
2.工事内容 (ネット接続は完了、固定電話の移行待ちになる)
最初にケーブルTVのコネクタから先の工事で10-962/1030-3224MHzのアンテナ分配器で2分岐後、すぐ先で
3分配器へ接続して電話用機器(OUT1)とネット用機器(OUT2)へ分岐接続していた。(周波数関係は不明、追求せず)
工事は戸室部分だけで済んだがメインはリビングの共用TV配線部分のコネクタ交換・機器設置(ネット用・電話用)、およびフレッツ光VDSLからの電話音声を電話用機器へモジュラーケーブルで接続して待受け状態へ変更。
(固定電話ルーティング完了まで電話用機器内で音声切替させる)
共用TV配線のフィルター設定解除が必要で浴室天井裏の機器で設定変更して1時間余りで工事が終わった。
(参考) マンションはJ:COMが共用TV配線を管理しているがJ:COM契約なしでテレビを接続して地デジ・BSが戸室で使用できる。(BCASカードはTV購入時のTV付属のものが使えるが、J:COM契約してJ:COM側のカードを使い割安契約が可能)
(注1) マンション共用部への立入りなしで作業が終わったが、戸室側だけで性能に問題無ければ共用部へ入らないで済む。
(注2) ネット接続がフレッツ光からJ:COMのケーブルTV回線へ切り替わったので、朝日ネットでプロバイダ接続していた機能が不要になる。 このため朝日ネットのプロバイダ接続契約をメール・ブログコースへ契約変更した。(利用料金が下る)
ネット用機器には有線LANポート(4口)、2.5G・5GのWi-Fiが付いていてそれぞれ前面のLEDが状態表示する。 動作状態LED以外に有線LANポートはETERNET 各接続が橙色点灯、Wi-Fiは稼動で2.4G、5Gが緑色点灯。
J:COM NET 1Gコースは下りが最大1Gb、上り100Mb(フレッツ光と同じ)だが、工事した時間帯(14時台)で Firefoxで下り最大500Mbps(約 480Mbps)が出た。(Chrome、Edgeは約 420Mbps) 下り:フレッツ光マンションタイプ2の約4倍の速度になった。(測定中に瞬間速度 900Mbpsが見えた)
(フレッツ光のVDSLとルーター/ルーターで接続していたので)作業はフレッツ光のVDSLへ接続していたケーブルをネット用機器の有線LANポートへ接続変更するだけ。
(参考) 作業者は説明なしでネット接続が完了したので作業完了資料を印刷しただけで後は説明書で終わり。
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機器配置
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USEN速度測定 |
3. ネットワーク接続調整
最初から接続速度が速い結果が出てしまったので色々やってどうなっているかを調べる結果になった。
最初は静電気対策、次はネット用機器と無線LANルーターの接続ケーブルがカテゴリ違いで動きが違う、その次はネットワーク アダプターの調整がネット検索での説明では色々な説明が出てきてどれが有効な説明なのか問題ではないかという疑問がある。(PCの作られた世代によってネットワーク アダプターの設定方法が違ってくる)
・第一段階: 静電気対策
最初はいい加減にやっていたら静電気の影響らしく接続を変更するごとに数値がバラつく原因になっていることが判明した。 最初にネット用機器、次に無線LANルーター、最後にPCとそれぞれが完全に起動してから次の機器の電源を入れると問題が起きないと分かった。 静電気の影響を無くすには30分ほど電源を切って放置する。
ブラウザのFirefoxが静電気の影響を検知することに使えることが分かった。(特異な動きがある、後述)
・第二段階: ネットワーク接続用ケーブル調整(接続速度に対応したケーブルを使用する)
ネット用機器と無線LANルーター間のケーブル、最初のケーブルがカテゴリ不明(ケーブル印字から判別できない)でHP記事を書くには問題なので色々動かして、CAT6ケーブル相当と分かって50cm長ケーブルを購入して動作確認。 CAT6ケーブルがCAT6Aケーブルよりも接続速度が安定することが分かった。(モデムの信号判定に影響がある感じ)
(注) CAT6Aケーブルは接続速度の上下の変動幅が大きく中心値が分かり難い状況になるため使用せず。
・第三段階: ネットワーク接続速度調整
ネットワーク アダプターの調整、接続速度が速いことを考慮した設定で設定値間に矛盾が無いように設定しないと逆に遅くなる原因になる。 PCが作られた世代に合わせた世代の設定が前提になるので、OSのドライバーがどんな対応になっているかが問題になる。 Win10ではドライバーがOS側のものに変わっているので昔はダメだったものが正常に動く場合がある。(設定してみて動きを確認する地道な努力が必要)
3.1 ネットワーク接続ケーブル
前提条件として高速ネットワークに対応した高速接続可能なネットワーク アダプタ付きの高性能なPCが必要で、メモリ等も高速もので構成されている必要がある。 ネット接続が速い場合は通信速度に対応したカテゴリ番号のケーブルを使用しないと高速なネットワーク接続ができません。 必要以下のカテゴリのケーブルでは電気信号が届かずに減衰して相手側へ届かないのでケーブルのカテゴリ レベルを合わせることが条件。
相互に接続するするには1ランク以内の性能の機器同士でないと正常に動かない可能性が高い。
(ネット接続高速化には新しいノウハウが必要で簡単には速くならない)
2013年に自作したIntel Core i7-3820 (Quad Core)PC(Win7→Win10)ではネットワーク アダプタを調整してCAT6 LANケーブル接続、Firefoxで 430Mbpsが出た。(CPUとネットワーク アダプタの性能がある程度ある)
3.2 ネットワーク アダプタの調整
調整作業にかかる前にどの程度の速度が出せるかの見当を付けるために測定結果が速めの数値が出るサイトで速度測定をやってみる。 Google検索のスピード測定サイト(実態はMeasurement Lab)や大阪ガスのサイト(時間をかけて速度測定、時短動画で速度表示(数値変動が少ない)。 どちらも下り速度が速め表示、それを目標に設定調整。
・ネットワークアダプタの詳細設定で速度測定結果が変わる。
・最近のハードは問題のない動作をする筈なので積極的にオフロード等のサポートを設定して問題ない。
・フローコントロールなど余分な処理系は処理時間が問題、割込み時間調整(処理平準化系)は有効。
・処理能力不足によるパケットロスが起きる状況を発生させないという発想も必要。
(速度変化が大きくなる原因は何かが問題、ネットワークの急激な負荷変動が起きているのか?)
・設定項目によって速度が変わり、アダプタの世代によって設定項目の名称が変わるものあり。
・過去に有効だったものが世代違い・速度域で逆効果になるものがある。
・ネット上の情報が必ずしも有効であるとは限らない。(結果確認が必要)
・新しいアダプタ・PCに対しては新しい情報を参考にする。
・ノートPCでなければ省エネはPC休止状態への移行以外の設定をしない。(起動時間が問題になる)
・設定の動作確認は設定反映に必ずPCを再起動する必要があるので時間がかかる。(注意点)
(参考サイト)
マイクロソフトの説明: ネットワーク アダプターのパフォーマンス チューニング | Microsoft Learn
Realtek 2.5GbEネットワークアダプターのプロパティの詳細設定を解説 | プラネックス
(詳しく説明しようとしているが少し難解) 伝送バッファの説明は参考になった。
上記Measurement Labの測定で伝送バッファの値を256に設定した場合、PCを再起動しなくても動作が変化しておかしくなったが(ドライバの設定情報が参照されている)、当方のWin10 Pro PCではASUS製マザーボードにオンボード組込みのもので512の設定で問題なく動いた。
(ドライバー : バージョン 10.60.615.2022、日付 2022/06/15)
Realtek PCIe 2.5GbE Family Controllerの場合、名前がFamily Controllerとなっていて特定のアダプタ用に作られておらず、物に依って微妙に設定項目の有無の違いがある感じで非常に難しい。 今までに使ったインテルの場合はドライバーがそれぞれの機器対応に作られていてプロパティ設定の項目毎に説明があったがそれが無い。
メーカーサイトにも説明が無さそうなので信用できるページを参照するしかない状況と分かった。
設定例のページを作るために上記プラネックスの解説ページを参照した。 当方の間違いもあり、ネット用機器へPCを直結してJ:COM NET工事直後と同じ速度が出るようになった。
2/6午後以後に下り速度が500Mbps以下になり、何をしてもほとんど変化なしの状態になった。(変動幅減少)
影響が大きかったのはFirefoxだけ、Chrome と Edge は影響が少なく下り: 420Mbps、上り: 90Mbps以上.。
2/8夕刻に800Mbps、650Mbpsが各1回出たがそれ以外は全て500Mbps以下で天井がある動き。
負荷変動によるものか何かを調べる方法が無いので作業打ち切りした。(設定例に項目内容のコメントを追記)
Realtek PCIe 2.5GbEネットワークアダプタを調整した結果、速度測定値の変動・変動幅が小さくなり通信速度が
少し速度アップしたことが分かった。(2/11)
(参考) Realtek PCIe 2.5GbEネットワーク アダプタのプロパティ設定例 | ぶらり旅行写真集
(TCPの設定状態の確認) コマンド プロンプトを管理者で実行 netsh int tcp show global
Windows側のTCPグローバル パラメーター | ぶらり旅行写真集
3.3 ブラウザのパフォーマンス調整
ブラウザのパフォーマンス設定はブラウザ毎に作り方が違う。
・Firefox : 最も単純明快、調整箇所が少ない。
(特異な動き) 静電気の影響があるとPing 値が100超、JiItter値が大きくなり最悪は上りの測定値が出ない。
・Chrome : パフォーマンス設定に全体バランスの考慮がある。(設定が難しい)
・Edge : パフォーマンスよりも効率重視に設定させる説明になっている。(設定が難しい)
(ブラウザ共通) セキュリティ対応で銀行系 Rapport、カスペルスキー プラグイン2種を設定。
(プライベート ウインドウでは実行させない、保護されたウェブ サイト実行で許可に設定)
4.固定電話の番号移行(ひかり電話からJ;COM PHONE プラス)
固定電話は番号変更なし移動、電話のルーティング変更はNTT東で行いJ:COMが接続するまで仮接続設定が必要。 (これが可能になった背景にはNTTの固定電話(加入電話・INSネット)のIP網移行による効果が大きい) 2025年1月から双方向で可能になった。 双方向番号ポータビリティの開始について | NTT東日本
双方向番号ポータビリティの解説記事 双方向番号ポータビリティ | 03plusエンタープライズ
移行契約によりJ:COMがNTT東へ連絡、移行予定日をJ:COMへ返して当方へKDDIから当方へ予定日の通知が送付されているらしい。 移行予定日の夜にNTT東がルーティング情報を設定してJ:COMの電話用機器の設定が切り替わった。(残念ながら、電話用機器の初期不良で呼び出し音は鳴るが音声が出ず。 J:COMへ電話して電話用機器を交換して通話できるようになった) その前のJ:COMのルーティング待受け前の段階で音声が出なくなる問題があったので、電話機をフレッツ光のVDSL側のTELポートへ接続していた。 J:COMがルーティング待受け段階へ移行させた時にJ:COMの電話用機器の移行用TELポートへ接続変更した。(実使用上のトラブルが起きるかどうかの不確定要素があり異常報告だけ)
5.フレッツ光の停止と後処理 (NTT東日本 → J:COMの場合、移行元が先に切り替える必要がある)
フレッツ光の停止方法についてNTT東日本へ電話すると新回線で電話が開通してから(KDDIから切替予定通知がある。 NTT東が電話のルーティング設定切替後にJ:COM側が切り替えて電話番号が移動する)、その後にNTT東への電話で手続き可能と分かった。(フレッツ光が電話番号にリンクしているので、電話番号の移行後でないと受付ない)
NTT東日本の116へ電話してひかり電話の廃止を申請すると回線廃止になりフレッツ光のVDSLが使えなくなる。
NTT東日本からレンタル機器の返却キット[着払いの送付状、ゆうパック封筒、説明書(VDSLと電源アダプタを段ボール箱へ入れての送付依頼)]が送付される。(運が良ければ近くのコンビニで適当なサイズの段ボール箱を入手可能)
手持ちの段ボール箱のサイズを少し小さく加工して梱包、ゆうパック封筒へ入れて近くの郵便局へ持ち込み送付
(受付票を受領)してすべての手続きが完了。
(以上)
更新履歴 (ブラウザのボタンで戻る)
25- 2-26: ページタイトルを「J:COM NET 1Gのネットワーク接続調整」へ変更。
25- 2- 8: 3.2項ネットワーク アダプタの調整、およびネットワーク アダプタのプロパティ設定例 を更新。
25- 2- 6: 3.2項ネットワーク アダプタの調整 にネットワーク アダプタのプロパティ設定例を追加。
全体的に説明文の不明確なものを修正。
25- 2- 4: 初版 (ブログ記事から追記してまとめ)
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