A1. 旅でインターネット接続
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2001-12- 9 初版 2022- 1-17更新
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旅行先でインターネット接続したいことがありますが、インターネット接続も最近はかなり一般的なりました。
このページでは車での国内旅行でインターネット接続をする場合の方法を紹介します。
LANや無線LANで接続することをメインに携帯電話系でのインターネット接続は対象外としました。
1.ホテルからインターネット接続 (LAN接続) (2022- 1-17更新)
ビジネス系ホテルでこのサービスは2000年の初め頃は色々な方式があったが現在はLAN(有線・無線)になっています。
ビジネスホテルの場合は仕事関係でネット接続が必須になってきているのでほとんどが対応しています。
ほとんどの場合は光での高速接続で無料サービスです。(接続速度は場所やホテルのレベル対応の部分あり)
1.a) 有線LAN (機材の設置方法が標準化され癖のある接続方法がなくなった)
LANケーブルが机上に出ていたり、ケーブル無料貸し出しなどのサービスあり。
通信速度は設置された時期・仕様で変わるが接続が安定している。
1.b) 無線LAN (パソコンの無線LANを使う通常の方式)
無線LANの使用機材が古い場合は通信速度が出ないことがある。(設置時の古いままで更新されない場合がある)
無線LAN親機(ルーター)の設置場所・方法が問題でどこでも同じようにつながらない場合が多い。
(問題があるのは廊下に親機が設置されていて距離が離れている場合など金属製の扉で電波が減衰する)
(廊下の複数箇所に親機があっても配置が悪いこともある)
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2.フリースポットの利用 (無料サービス: 簡便で使いやすく全国にある。 海外にも少しある)
フリースポット(FreeSpot)は無料での無線LANサービス提供を目的に運営されているが、サービス提供が
不特定多数の相手の場合は暗証番号の設定なし、来店顧客や宿泊者などに利用者を限定する場合は
暗証番号(接続キー)が設定されています。 ここで要注意なのはSSIDにFREESPOTの文字列が
使われることが多く暗証番号ありの場所で使った後で同じFREESPOTというSSIDで暗証番号なしの
フリースポットを使う場合に接続できなくなるので注意が必要です。(SSIDと暗証番号の設定を確認する)
(クライアントマネージャ3の場合はプロファイル・タブ(設定画面)で暗号なしに設定変更する)
(SSIDは無線LAN電波の検索画面でチェック可) Windows 8.1でWi-Fi接続無線LANの検索画面例
フリースポットマップでどこでどのようにサービスしているかが調べられます。
(駅、空港、カフェ、ホテル、旅館、コンビニ、カラオケ店、ほか色々な業種の登録がある)
メール認証のための設定がある。(メール認証と事前登録について)
(注) メール認証はWEBメール、フリーメールは使えない、携帯メールまたはプロバイダメールが対象。
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3.高速道路のSA・PAでのNEXCOのWi-Fi接続サービス (2017年3月からPCだけではつながらなくなった)
(東・中・西)NEXCOの高速道路のSA・PAで事前登録制による接続サービスが開始されました。
・(東・中・西)NEXCOでサービスの手続きが共通化された。(2019年8月)
(東・中・西)NEXCOの高速道路のサービスエリア情報の中にリンクがあります。
(例) E-NEXCO: サービスエリア情報の中>E-NEXCO
Wi-Fi SPOT | ドラぷら
(2017年に携帯メールアドレス または 携帯電話番号が必要な方式に変更された)
その他、ソフトバンクやNTTドコモのサービスも利用可能な場所がある。
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4. インターネットへのLAN接続での問題
5.a) ファイアウォールの設定レベル
FTP接続で問題が起きる場合があることを指摘しているが、LAN環境にもかかわらず
インターネット接続そのものがうまく出来ない場合があります。
ウイルス対策などのセキュリティソフトによるインターネット接続へのファイアウォール設定が
関係している場合でこちらのパーソナルファイアウォールの設定が厳しくて接続ができない場合は
設定レベルを下げてやると接続できる場合があります。
(より厳しいレベルから自分の家のLANレベルへファイアウォールの設定レベルを下げる)
(参考) 長崎と三沢ほかのホテルでこの状況に遭遇。(3回ほど)
(注) LAN接続しているかどうかはIPアドレスの書き換え(解放、書換え)が可能かどうかで
チェックできるのでIPアドレス設定を確認できるソフトをインストールしておくと便利です。
・WinXPの場合はソフトのインストールが必要。 インターネット接続やLAN接続状況の確認
(補足説明) ホテル側の設定は宿泊客側のPCがLANでのインターネット接続(TCP/IP接続)で
IPアドレス設定が「IPアドレスを自動的に取得」とするように指定しています。
これによりホテル側のルーター設定でDHCPを設定することにより宿泊客側のPCへ
自動的にIPアドレスが設定されます。 動作確認ではこのことを利用してPCのIPアドレス
を解放(ゼロでクリア)してから、書換え(IPアドレスの再取得)を行わせてIPアドレスが
書き換わるかどうかをチェックします。 PCがホテル側のルーターとつながっていれば
IPアドレスが取得できてIPアドレスが表示されます。(自宅のルーターでも確認できます)
DHCPの詳細についてはインターネットで検索下さい。
また、PCがホテル側のルーターとつながっているが外部とつながらない場合もあり、
ホテル側のモデムが壊れていたり・停止して外部接続しないことも実際にありました。
5.b) メール送信の問題
インターネット接続できるがメール送信できないという問題が起きる場合があります。
私が経験したのは次のようなものです。
●ホテルや道の駅のLAN設定によるメール送信の制限
ホテルのLAN設定が関係してメール送信できなかった(HPのFTPも特定のプロバイダで不可)、
道の駅の無線LANでメールの受信はできたが送信ができなかった。
●プロバイダの送信メール転送の制限
プロバイダ間での送信メール転送にはセキュリティ上の問題で転送制限あり。(ポート番号ほか)
接続はAプロバイダにダイヤルアップ接続してからBプロバイダのメールサーバー経由で
メール送信ができない。(ISDN接続、ADSL接続のLAN環境からはメール送信可能)
メール送信ができない原因はAプロバイダがダイヤルアップ接続の場合に他のプロバイダ経由
でのメール送信を許可していなかったことによるものでした。
(注1) Aプロバイダへダイヤルアップした理由は0570で全国一律の市内料金で接続サービスを
提供していたため。 Bプロバイダは市外局番での接続のためアクセスポイントまでの
距離が遠いと電話料金がかかるため。(現在はBプロバイダも0570に対応している)
(注2) 最近はメール送信についてプロバイダ側でのスパムメール送信対策のセキュリティ強化の
ために設定が厳しくなっています。 プロバイダの設定情報や制約情報は要チェックです。
5.c) ファイル交換ソフトの入ったPCの問題
最近の問題はファイル交換ソフトをインストールしたパソコンがホテルのネットワークに接続される
こと。 ファイル交換ソフト対策をやっていないホテルではネットワーク通信のリソースのほとんどが
ファイル交換ソフトで使われてしまい他のPCのネットワーク接続ができなくなってしまいます。
ファイル交換ソフトの入ったPCを使っていない時に電源を切ってくれれば良いがそうでないとPCが
ネットワークから切り離される(宿泊者がチェックアウトする)まで実質的にネットワーク接続ができない
状態になります。(ホテルでこのような状態になるたびにフロントへ連絡)
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ファイル交換ソフトの入ったPCが接続された時に極端に接続状態が悪くなり、切り離しと同時に劇的に接続状態が良くなります。 業務用PCがネットワークにつながっている場合は業務用PCも同じ状況になるので説明が楽になります。 被害を被るのは顧客だけでなくホテル業務にも支障が出る。 |
5.d) ホテル側のLAN環境設定で問題がある場合もある
かなり稀なケースだが客室側へのLAN接続でホテル独自設定がされている場合があります。
(特定のプロバイダの接続サービスが制限される、メールが送信できない、FTP禁止など)
NT系のネットワーク環境を構築していた(会社などで使う設定、2012年に問題解消を確認済)
チェックインした時は異常なく接続できたのに朝になったらつながらなくなった。 2回目の宿泊で
更に2日連泊するので翌朝 調べると通常は必要のないシステム サービス(Sever, Workstation,
DNS Client)の3つを有効(「手動」設定)にしたら正常につながるようになった。
(フロントへ連絡、IT部門へ連絡して改善するとの回答だったが全国展開のホテルグループでここだけが独特の設定)
5.e) ホテルのLAN接続環境からFTPする場合はパッシブモードにする
ホテルのLAN接続環境からFTPをする場合には設備環境が分からないので、うまく接続
できない場合はFTPクライアントの設定でFTPサーバーを受動モード(パッシブモード)にする
指定を行う必要があります。(FFFTPの場合は「拡張」タブの中のPASVモードを使う指定)
インターネット接続にルーターを使っている場合、グローバルIPとローカルIPの変換を行う
過程で、FTPサーバーから見てルーター内でアップロード元のコンピュータが特定できずに
データの送受信を行う経路確立ができない状況になる場合がある。 これを回避するために
パッシブモード設定を指定する。 最近はセキュリティ面からパッシブモード設定に限定する
プロバイダが増えています。
(注) FTP以外にもメールの送受信がうまくできないホテル等に遭遇したことがあります。
(参考) IEにも[インターネット
オプション]の詳細設定タブ内の「ブラウズ」に「パッシブFTP (ファイアウォール
および DSLモデム互換用)を使用する」という設定項目があります。
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( 以 上 )
更新履歴 (ブラウザのボタンで戻る)
22- 1-17: 説明文を現在の状況に見直しました。(1.項説明の簡略化、フレッツ・スポット(NTT 旧サービス)を削除)
16- 7-27: 説明文を現在の状況に見直しました。
15-12-26: 説明文を現在の状況に見直しました。
15-12- 5: 高速道路のSA・PAでのNEXCO
Wi-Fi接続サービスを追加。
ダイヤルアップ接続の関連説明を削除しました。(ダイヤルアップ接続がほとんど使われなくなった)
12- 6-26: 再編集、フリースポット、フレッツ・スポット情報追加。
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