2005年9月北海道旅行(1/2)(2015.4.8更新) /2)
 9月15日(木) (東京〜(東北道)〜青森〜(フェリー)〜函館) (747Km)
前沢SA
前沢SA
 
青森フェリーターミナルの写真
 
フェリーから
フェリーから
函館山(海から)の写真
 
函館山パノラマ
函館山パノラマ
函館山(日中)の写真
 
函館山夕景パノラマ
函館山夕景パノラマ
函館山夜景の写真
台風15号くずれの低気圧の移動が遅く天気予報を見ながらいつ出発するかが悩ましかったが15日に出発することにした。 東北道で低気圧の前線のしっぽが残っているようなので少々は雨に降られることの覚悟が必要だ。
出発準備は13日から始めたが、最初はリビングとキッチンの整理などで時間がかかり実際の旅行準備は13日夜からになった。 今回も要領が悪くて寝る時間がなく徹夜に近くなってしまった。 今年6月の出発が3時で遅かったので2時過ぎに出発した。
東北道は前線の影響で最初にぱらっと雨が降ったのは那須の山の中、その後福島付近から水沢市付近まで小雨が降ったが速度規制は出なかった。
出発時間を早くするために夜10時に食べてその後何も食べていないので朝の6時頃になったら腹が減って何か食べたくなったがほとんどのSAは7時からの営業。 7時を過ぎて前沢SAで朝食定食を食べた。 値段相応だが腹が減っていたのでうまかった。
岩手山SA?付近を通過してから燃料残量の警告灯が点灯する。 燃費からして東北道は通過可能なので東北道を出てから給油する。(727Km、62.6L、136円/L) 青森フェリーターミナルには10時50分に到着する。(途中休憩が48分、6月は出発が50分遅れで27分の休憩で11時10分に着いたので走行時間はほぼ同じ)
11時35分発の青函フェリーの乗船手続きをしてから函館のホテルを予約する。 11時10分から乗船案内という話だったが実際は20分過ぎからだった。 ほぼ定刻で出発したが少し風があり海上は少し波があって若干のゆれがあった。 しかし、海上の風景は水平線がくっきりとしてすっきりと遠くまで見えた。
函館山山麓のホテルにチェックインしてすぐに函館山へ上がる。 初めて見る明るい風景で下北半島も良く見えた。 函館山の山頂周りの写真を撮ってからホテルへ戻る。 次はロープウェイで函館山からの夕景を撮りに出かける。 昨年10月はウインドブレーカーを持って行ったがほとんど使わなかったので今回は最初から持って行かなかったがじっと待っていると風があり寒かった。 昨年は押し合いへし合いで大変だったが今回は少し押された程度で済んだ。 混雑状況は日によってかなり違うことが分かった。
ホテルに戻って暖かいバスに入って体を温めた。 その後レストランで夕食、部屋の冷蔵庫のビールを飲もうとしたら電源が落ちていてぬるくなっていた。 修学旅行の生徒が泊まっているので部屋の割り当てを変更したため。 フロントの前の自販機もダメでビールを飲むのは諦める。 HPデータを作り始めたが旅行前の睡眠不足で疲れて寝込んでしまう。 夜中の12時過ぎに目を覚ましてデータ作成。 朝の出発まで少し横になった。
 9月16日(金) (函館〜洞爺湖周辺〜有珠山〜京極ふきだし公園〜岩内) (271Km)


有珠山から
有珠山・昭和新山の写真
 
西山火口散策路の写真
 

サイロ展望台から
洞爺湖サイロ展望台の写真
 

ふきだし公園
ふきだし公園の写真
 

羊蹄山
羊蹄山の写真
 今日は天気が良いので出発を早くするため朝市で朝食を食べることにして5時40分に起きる。 チェックアウトして函館駅でHPデータの送信と岩内のホテルを予約。
 函館駅近くの朝市で朝食、ゆっくり食べたら出発が7時20分になった。
 R5・R37経由で洞爺湖の西山火口へ向かう。 R37は虻田手前の豊浦まではかなり改良工事が進んでいて走りやすくなった。 道央道の旧虻田洞爺湖IC手前の信号を左折して町道泉公園線へ入る。
初めて通る町道泉公園線は大型車が走れる勾配もそこそこで走りやすい道だった。 洞爺湖手前に西山火口への分岐がある。 駐車場は入口で誘導していたので入ると駐車料金 300円だったが一番奥の建物の日影に駐車できたので損をした気はしなかった。 西山火口の展望台へは約1Kmほど歩く、ゆっくり歩いたが暑かった。(枕木でできた歩道脇には地熱帯である旨の注意書きが表示されていた) 噴火当時にニュースなどで見ているのであまり感激はないが実地で見られるので火山地帯の大変さが理解できる。 噴火が収まって時間が経ってから地熱が上がってきたことなどは行かないと分からない。 ゆっくり歩いて写真を撮ったら1時間ほどかかった。
次は有珠山へ向かう。 昭和新山へは昔一度登ったことがあるが有珠山関係の部分はその後に開発された部分らしい。 最初、昭和新山だけの標識に有珠山は先にあるものと r703を進んだらロープウェイの索道を通過してしまい途中でUターンして戻る。 昭和新山付近は公園になっていてきれいな風景だった。(昭和新山の下の部分に木が生えて風景が記憶とは違っていた) 有珠山へのロープウェイは15分間隔の運行で時間になると係員が出てきて客扱いをする。 それまでの時間は切符売り場が開いているだけなのでちょっと意外な気分。 有珠山から洞爺湖がもう少し見えるかと思ったがロープウェイ脇の展望台だけで予想とは違っていた。 昭和新山の駐車場へ着いてから有珠山へ上がり観光して出発するまで1時間半かかった。(西山火口と有珠山の遊歩道の歩きでかなり疲れてしまった)
洞爺湖の南岸に洞爺湖園地という公園が3つ少しの距離を置いて並んでおりおそれぞれで写真を撮ってから岩内へ向かう。 残念ながら洞爺湖の風景は霞んでいて写りは少し良くなかった。 途中、サイロ展望台、京極町ふきだし公園で写真を撮る。 ふきだし公園は今回は湧水口の駐車場へ車を止めて今までと違った場所を撮る。
ふきだし公園からr478経由で岩内へ向かう時に羊蹄山が間近に大きく見えた。
 9月17日(土) (岩内に連泊)
岩内岳
岩内岳
午後から雨の予報で北海道全域が雨になるので17日、18日を連泊とした。
岩内は朝から曇っていて窓の外の風の音が聞こえ岩内岳にかかる雲も厚かった。 予報通りに午後から雨が降り出す。 旅行前の睡眠不足で日中は寝込んでしまった。 夜から写真データの整理を始める。
15日、16日のデジカメ写真を整理してアップします。
 9月18日(日) (岩内に連泊)

(写真なし)
 
岩内の写真
朝6時50分まで写真の整理をしてちょっと横になったら7時35分になっていた。 朝食後に更にデータを作ってアップする予定がアップする前に寝込んでしまう。
朝は強い雨が降っていたが午後には上がり車の通る部分の路面は乾いていた。 岩内岳は雲がかかって見えず山麓の下の部分だけが見えて霞んだ畑の風景が面白い。
16日の有珠山・昭和新山、洞爺湖園地、西山火口散策路の画像目次を追加。
 9月19日(月) (岩内〜京極ふきだし公園〜苔の洞門〜帯広) (329Km)


ふきだし公園
ふきだし公園の写真
 


苔の洞門入口
 

苔の洞門
苔の洞門の写真
岩内は朝からかなり霞んだ風景だった。 道東方面へ行こうと帯広まで行けるのではないかと出発する。 R5に出ると車の数が多くて休日であることを認識する。 喜茂別までは16日に通ったコースを逆に走る。 京極町のふきだし公園で羊蹄山が撮れないかと期待しながら走るが霧がかかったような風景で撮れないかも知れないという状況だった。 ふきだし公園の池では太陽の位置は予想通りで逆光ではないが羊蹄山がかすかに見える程度で雲の動きが見える。 待てば羊蹄山が見えそうなので湧水口周辺の写真を撮って時間をずらすことにした。 40分ほどしたら少し見えるようになり写りそうな範囲になった。
ふきだし公園からR276で支笏湖へ向かうが休日で車がつながって走る状況で道央では休日の車が多いことを認識させられる。 支笏湖のそばを走っている時に苔の洞門の駐車場がきれいになり車が沢山駐車している。 苔の洞門が見られそうなので迷わず見ることにした。 苔の洞門への遊歩道へ入る時に洞門の中には入れないことの駄目押しをされる。 幅の広い割りにフラットな砂地の遊歩道を歩く、誰かが作業員に「砂を撒いたのですか」という質問に「川なので砂を撒いた訳ではない」と答えていた。(あまり手をかけていない?割には路面が平坦になっている)
苔の洞門の入口に観覧台を作ってそこから見させるようにしているが高さがあるので少し低くても良いのではないかと思ったが中に入られないために高くしているのかも知れない。 苔の洞門の入口、遊歩道、駐車場の管理棟兼トイレ・展示室などに説明パネルが掲示されている。 遊歩道は750mだったが写真を撮りながら往復したら50分ほどかかった。 普通に往復するだけなら40分以内で可能。
苔の洞門で時間を使ったので千歳ICから夕張ICまで高速を使った。 夕張のコンビニで帯広のホテルを予約する。 夕張から日高までの樹海ロードは紅葉には早くて全く紅葉が見られなかった。 日勝峠付近ではまともに雨に降られる、天気予報にはなかったので山の天気のせいか。 十勝清水IC付近からR274を外れて抜け道を通り御影まで行きr734からr75で帯広へ向かう。 この部分は空いていていつものペースで走れた。
20日午後からの天気予報がイマイチで、道央が最も良く道東がそれほど良くないので札幌へ戻りたい気分だが300Kmも走ったので天気予報が外れることを願うのみ。
 9月20日(火) (帯広〜阿寒湖滝口〜弟子屈900草原〜標茶多和平〜厚岸) (254Km)


阿寒湖滝口
阿寒湖滝口の写真
 

900草原
900草原の写真
 

多和平
多和平の写真
昨夜は今夜の宿泊先の予約をするつもりだったが忘れてしまっていた。 朝、弟子屈のプチホテルへ電話したら満室らしい。 厚岸へ泊まることにして予約する。
早朝は良く晴れていたが出発時には北の山々には雲がかかり広がってきていた。 晴れのエリアは釧路から東ではないかと思われた。 阿寒湖、弟子屈経由で厚岸へ行くことにしてオンネトーの写真が撮れないかと期待しながら出発した。 帯広を出てすぐに雲の下に入ってしまった。
 オンネトーは雌阿寒岳、阿寒富士に雲がかかっていたのでパス、阿寒湖の滝口の写真を撮ろうと滝口へ入った。  滝口から西側の遊歩道でない足跡のある部分を少し入ったが近距離では変化のある風景は見られず引き返した。(パノラマにした滝口の入口付近からの写真は時間帯が午前と正午付近の違いがあるが、2002年に広角レンズで撮影した場所とほとんど同じだった)
曇っていたが時間があったので今まで行っていない900草原と多和平を周って厚岸とした。 どちらも展望台から風景を眺めるものだがどちらかと言えば多和平の方が絵になる風景だ。 900草原はなだらかな斜面を牧草地にしている範囲が狭いが(緩斜面にパークゴルフ場などがあってイメージが違う箇所あり)、多和平は周囲がなだらかな斜面ですべて牧草地になっており周りにも牧場が多かった。
 9月21日(水) (厚岸〜R44・r123・r142〜昆布盛〜R44・R243・R244〜網走) (300Km)


北太平洋シーサイドライン
北太平洋シーサイドラインの写真
 


サンゴ草


サンゴ草パノラマ
野取湖サンゴ草の写真
夜中に激しく雨が降ったが朝には雨が上がりきれいな青空になった。 釧路、網走ともに今日の天気は曇りのち晴れ、網走は明日が晴れのち曇り。 今夜は網走に泊まり知床五湖を見てから弟子屈へ行くことにして今日明日のホテルを予約する。
今年7月に霧がかかってよく見えなかった北太平洋シーサイドラインを走る。 上空に雲があるが明るい晴れの日の風景で周囲の状況が良く分かった。 この時期に昆布を干している風景が所々で見られたが量が少ないので最盛期ではなさそう。 昆布盛の浜松海岸駐車公園はほとんど駐車場だけと言ってよいほどの小さい公園でトイレがあるだけだと分かった。 浜松海岸駐車公園からは根室寄りの西和田まで行きr780でR44へ出る。 道の駅スワン44ねむろで15分の休憩、望遠鏡で水鳥が見られる。 この後、R44で厚床まで行きR243、R244で網走へ向かう。 今まで何回かこのルートを走っているが今回初めて国後島を見ることができた。 平らな島かと思っていたが高い山があり立体的な風景の島だった。 時間があれば知床五湖へ行きたいと思ったが雲がかかっていたのでパスすることにして標津から根北峠を通って斜里へ向かう、このルートは今回初めて通った。 標津側のカーブと勾配は比較的ゆるいが斜里側は峠道だ。 斜里側へ下ると空一面の暗い雲で雨が降ってもおかしくないと思っていたら本当に降ってきた。 午後1時を過ぎていたが天気予報が外れたようだ。
午後2時半過ぎに網走に着いたがチェックインには早いので卯原内のサンゴ草群生地へ向かう。 空が暗く写真を撮るには条件が悪かった。 桟橋のような遊歩道で能取湖の中心部寄りへ行くがサンゴ草の色付きは岸に近い部分の方の色付きが良かった。(中心部寄りはサンゴ草が緑色に近く色付きが遅かった) デジカメで撮っているうちに空が少し明るくなりサンゴ草の赤みが感じられるようになる。 空が暗い風景なので明日の天気が良ければ知床五湖へ行く前に寄って取り直しする予定。 今日は気温が低く風があり昆布盛の浜松海岸駐車公園と卯原内のサンゴ草群生地ではウインドブレーカーを着た。
その後、卯原内のサンゴ草群生地へは94年7月に能取湖荘に泊まったことがあるがその時は広い空きスペースがあるだけだったがサンゴ草の時期には駐車場になり土産物屋などが並んでいた。
 9月22日(木) (網走〜卯原内サンゴ草群生地〜知床五湖〜弟子屈) (242Km)


サンゴ草パノラマ

サンゴ草
能取湖サンゴ草の写真
 

知床五湖の一湖

知床五湖の二湖

知床五湖の駐車場
知床五湖の写真
早朝は知床連山が快晴の雲ひとつないきれいな空だったが時間が経つにつれて雲がかかってしまった。 知床五湖での快晴の知床連山を期待していたのだが今日は無理のようだ。 明日以後の天気もちょっとおかしい。
最初にサンゴ草群生地の卯原内へ写真の撮り直しに行く。 空が明るいとサンゴ草の色が鮮やかに見える。 撮影ポイントが分かっているので駐車場のそばで撮影して引き上げる。
次は今日の目的の知床五湖へ向かう。 途中で道路工事をやっていたが順調に走って知床五湖の駐車場の手前に到着する。 案の定、車が駐車場に入れずに空きスペース待ちになっていた。 整理をしている人に予想を聞いたら30〜40分とのこと。 予想通りの30分ほどで駐車できた。 私が着いた12時20分頃はバスの駐車スペースに空きがあり対向車を止めて先に駐車場に入って行けたが帰りの15時前には駐車場が満杯になり乗用車もバスも順番待ちで更に長い行列を作っていた。(昨年までは今頃の時期は空いていたという話だったので世界自然遺産への登録効果は大きい) 観光バスが並んでいるのを見たら今日の後の予定が狂って大変なことと思ってしまった。
駐車場が一杯なので当然のことながら二湖までの探勝歩道には人が一杯だった。 また、三湖から先へ周る人も多く昨年までは人の通りが少なかったのが何倍もの人が通るようになり熊が出てきそうな雰囲気ではなくなった。 残念ながら高曇りなので風景はイマイチで風があり湖面に波がある。 今までに晴天の風景を撮ってきたのでかなりレベル落ちの感じだがこれが普通の風景なのかも知れない。 今日は気温が20℃以下で少し涼しくて丁度良かったがそれでも探勝歩道を歩いたら体が熱くなった。 ソフトクリームを食べてから弟子屈へ向かう。 高気圧の移動が天気予報より早かったようで夜中に雨が降り始める予報だったのが川湯温泉付近を通過している時に降り始めた。
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