1.何ができるか(一般的な使い方、機能的には更に再分類可能なものもある)
● パーティションの保存・復元
パーティション単位またはHDD/SSD全体の保存・復元が可能です。
(レジストリ変更不具合からの復元など、PCが起動しないトラブルや不調などに有効)
Acronis
True Imageは他の類似ソフトよりも処理が速いのが特長、HDD/SSDメーカー版も作られている。
保存にはオプション設定があり完全バックアップ、その後の増分バックアップなど処理指定が可能。
これにより別のHDDへ全体的にコピー移動させることができます。(やどかり移動 → より大きな容量のHDDへ)
(レジストリのあるCドライブも問題なくコピーできるのが専用ソフトの強み、普通のコピーではできない)
パーティション単位で保存できるのでアプリケーションの再インストールなしでHDD/SSDを移行できるのが良い。
(注1) クローンでないパーティション単位の保存・復元でHDD/SSDを移行することも可能です。(Win7 ProのGPT SSDを復元できた)
(注2) パーティション保存したら保存イメージのベリファイで保存したファイルに問題がないかチェックが可能です。
● ディスクのクローン作成
コピー元のパティションファイルが保存可能なHDD/SSDへディスクのクローンが可能。
● イメージの参照
保存したイメージのフォルダ/ファイルを参照できます。 古いバージョンは.tib形式ファイルを仮想ドライブとして
マウント、ファイルをコピー使用できた。(最近の .tibx形式ファイルのバージョンでは .tib形式を含めてファイル参照だけになった。
ファイルコピーはできるが全体が見えない実体がないような変な見え方、仮想ディスクのマウント操作なしでエクスプローラーで展開される)
● ツールの実行
ディスクのクローンを含めドライブクリーナー、システムクリーンアップ他の下記のツール類が実行可能。
最近では新しいディスクの追加で初期化したHDDをGPTディスクとして追加する機能を使った。
([コントロールパネル]-[管理ツール]-[ハードディスク パーティションの作成とフォーマット]でもやれるか)
(ツール類)
・サードパーティ ツールとしてAcronis True Image(2021〜2017)対応のAcronis True Image: Community Toolsで
MVP assistant tools、Log Viewer、Custom WinPE-based Media Builderなど高度なものが入っている。
・Acronis Drive Cleanser、Acronis Secure Zone、Acronis Startup Recovery Manager、Acronis System Report、
Add New Disk 、Bootabe Rescue Media Builder、Clone Disk 、System Clean-up、Try&Decide
● 起動ディスクの作成
Acronis
True Imageの起動用CDを作る。 これによりWindowsが起動できなくなってもAcronis
True Imageの
保存イメージからCドライブを復元してWindowsを起動できます。(インストーラー CD/DVDでも起動可能)
2.イメージ保存できる場所がバージョンによって違いがある
Acronis True Imageのソフトは作成年代が古いものはハード開発の発展段階で時期により対応ハードに違いがあった。 新しいハードができるに従って機能アップしてきた。
当初は内臓HDDとCD/DVDのサポートに限定、
内臓HDDでもハード構造の違いで使用できないものがあった。
パーティションの復元はLinuxのソフトが起動する。 使用する場合は保存と復元ができることを確認する。
(注) 2009年4月にSATAUバスのHDDを認識しないことが分かってAcronis True Image Home 11を購入した。
その後からクラウドへ保存する機能が有償でできるようになったが大容量HDDを使うと実用的な感じがしない。
当方の使い方は1次バックアップをF(その後G)パーティション、2次バックアップを外付けHDDにしている。
3.やってはいけないこと
バックアップを始めてからもっと良いバックアップにしようと気が変わって失敗したことがある。
<パーティション復元処理を中断してはいけない> 失敗談
パーティションの復元処理を始めたら絶対に中断してはいけません!
パーティション復元の最初でパーティション削除処理が行われてデータを書き込んで行くが、パーティションが構成されていないため復元中のパーティションが無くなります。(中断してから同じ処理を繰り返すためには別のPCを使ってCパーティションを復元してからでないと同じ処理ができない) パーティション復元はファイルコピーではない。
もし、Cを復元中に中断すると次のDがCになり、元のCがあったスペースは空き領域になります。 中断してから同じPCでCを復元する操作をすると、元のDが削除されCのイメージが書き込まれPCのHDDを壊す結果になります。
このようなことを避けるためには、操作中のAcronis True Imageの表示画面をキチンと確認、やろうとしていることと違っていたら操作を中断して対応方法を考える。(Acronis True Imageは操作ミスすると危ないソフト)
(注) Cパーティションに間違って別パーティションのイメージを書き込んだ場合は起動ディスクで起動する。
(起動ディスクで起動してAcronis True Imageで Cパーティションの復元処理をやり直す)
以上
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22- 6- 3: 初版。(Acronis True Image LEから分離独立)
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