2003年12月九州旅行  (2015-12-26更新)  (山陽編)
 11月29日(土) (国分寺〜川崎(11/29)〜フェリー) (48Km走行)


掲示
東京は朝から雨が降っていた。 昨日の出発にすれば東京側でも雨に降られず日程も余計に取れたのではと心残り。(雨の予報が外れた)
12時過ぎにフェリー会社マリンエキスプレスに出航を確認する。
16時前に国分寺を出発、18時過ぎに川崎のフェリーターミナルに着く。(環八経由では渋滞で時間がかかりそうなので環七経由で回り道した)
フェリーは台風の影響で高知寄港はせずに日向直行、さらに荒天のため妊婦の乗船は遠慮してくれとなっていた。 今回も5分前の出航だった。
川崎を出た直後は船の共振がひどく頭から足の先まで揺すられ、とても寝ていられる状況ではなく振動のひどい部屋に当たったかと心配になるが30分ほどで普段のレベルになる。 寝込まないようにビールを飲まずに寝ていたが台風の影響で船はよく揺れた。(縦方向のピッチングの揺れ)
 11月30日 (フェリー〜日向) (4 Km走行)


潮目
 フェリーは台風21号の影響で海はうねりと共に5m以上の波で荒れていた。 8時ころ朝食を食べ缶ビールを飲んでから船酔いしたことに気付く。 苦しくて吐き気がするがなんとか我慢してやり過ごす、その後ベッドで横になって休み船酔い状態を解消することができた。 船酔いの原因は台風の余波の大きなうねりで船が縦方向に揺れるのと風による波で船が不規則な揺れ方をすることだ。 長さが170mの大きな船だが時に歩き難い状態になることもあった。 高知に寄港しなかったこともあり予定の約2時間前の17時半に日向港に到着する。
 12月1日(月) (日向〜高千穂〜高森〜城山展望所〜大観峰〜熊本) (230Km)


真名井の滝の上部
高千穂峡の写真
 

高森・月廻り公園


城山展望所


大観峰
好天は明日までらしいが海が荒れているので日南方面へは行けない。 高千穂から阿蘇経由で熊本行きとして南へ行くのを遅らせる。 太陽の位置が低くなっているのが気懸かりだったが高千穂峡では上空の明るさが不足し渓谷では真昼でも風景がやや暗い感じだった。
高千穂峡は太陽が低いので渓谷の写真が撮り難いので真名井の滝上部の紅葉を撮る。 R325で高千穂から高森へ、所々で高原を走るようなスカイラインの感じがする気分の良いコースで高森の手前から長い下り道だ。 高森の月廻り公園で写真を撮り、やまなみハイウェイの城山展望所から大観峰へ周る。 城山展望所と大観峰の両方ともに太陽が低く阿蘇山をパノラマで撮るのには適さない条件になっていた。(旅行日程をもっと早くしないと写真がきれいに撮れない)
前回は大観峰では時間がなく駐車場付近から写真を撮っただけだったが、今回は展望台まで歩いた。 展望台からは阿蘇の外輪山がより広範囲に望める。 また展望台から瀬の本高原方向の風景も良い。
 高森・月廻り公園の写真  城山展望所の写真  大観峰の写真
大観峰から一昨年泊まった熊本のホテルを予約しようとしたら電話がつながらない。 不況で廃業してしまったか、インターネットが無料だったので残念だ。 仕方なく熊本に入ってから電話でホテル探しとなった。
 
12月に入り太陽が低くなりパノラマ写真が撮りにくくなり、日暮れが早くなった。
予想はしていたがかなり厳しい状況だ。 今後は太陽の位置も問題。
 12月2日(火) (熊本〜えびの高原〜霧島神宮〜鹿児島) (230Km)


不動池

韓国岳
えびの高原の写真
 
霧島神宮の写真
 

城山からの桜島
鹿児島市の写真
九州はまだ暖かい。 昨日から車に乗る時は半袖シャツを着ていたが今朝の熊本のホテルの朝食時に上をシャツだけで出てきた男がいた。
熊本の御船IC〜えびのICまで九州道を利用して時間稼ぎをする。 えびのから県道30号線でえびの高原へ上がるが道が狭く勾配が急だった。 昨年はえびの高原から小林市へ県道1号線で下ったが、1号線はバスがすれ違うことが可能な道路幅だが30号線はバスのすれ違いが困難な道幅だ。 上の方は1車線区間と待避所が連続する、登りは良いが下るのは面倒。
今日のえびの高原は快晴できれい、また暖かかった。 先を急ぐので写真を撮ってすぐ出発したがゆっくりするのにも良い所だ。 えびの高原から霧島神宮の間は昨年と逆順に走る、時期が遅いので高千穂河原から霧島神宮までの間の道路脇には路面凍結時の対策用に砂袋があちこちに置かれていた。
霧島神宮は紅葉が終わりの時期で昨年よりもきれいでないため入口だけ。
霧島神宮から国分へはR223を通る積もりが県道60号線に入ってしまう。 国分から一般道で鹿児島へ、鹿児島の手前では桜島が間近に大きく見え写真に撮れるかと考えている間に高速で楽に走れる区間のため通過してしまう。
ホテルにチェックイン後に城山へ、01年にも上がったが位置が分からずホテルで市内の観光地図を貰った。
 12月3日(水) (鹿児島〜山川・竹山・長崎鼻〜(鹿児島〜垂水フェリー)〜内之浦) (190Km)


錦江湾公園から
 

竹山
 

長崎鼻
長崎鼻の写真
 

桜島
夜中にHPデータを作ったがホテルの部屋からインターネット接続できず。 どうも交換機の設定で拒否されているようで応答がおかしい。 朝食後に公衆電話からHP更新する。(Mフレッツはあったが...)
明日から天気が悪くなるかと先のことを考えていたが、指宿の近くの竹山付近の風景を見てから大隈半島へ渡り東海岸を北上とすることにした。 ホテルの近くの海岸で桜島を撮ったが結果は駄目だった。(太陽が低い)
指宿への途中で観光案内にあった錦江湾公園に寄り桜島を撮る。 錦江湾公園はキャンプが主体の公園のようで展望台に人は見えず。
フェリーの時間を確認するため山川港へ行ったが、02年9月で廃業して大隈半島へ渡るには鹿児島市へ戻らないと駄目とスタンドで教えて貰う。 正午に山川港へ着いたので付近を見て大隈半島へ渡るだけの日程にせざるを得なくなる。 開聞岳山麓から見えていた竹山へ行くと付近は畑だった。 山の形が良いので海岸へ出ると間近で治山工事中だった。 それなら距離をおいてと家並の先から海岸へ出ると展望台のようなものがロープの向うに見えたのでロープを無視して写真を撮りに入る。
 この後に竹山の近くの長崎鼻へ行き写真を撮る。(前回とは違う場所から撮影)
池田湖を回って鹿児島へ向かう。 湖畔に菜の花が咲いている場所があった。 この付近は1月から2月にかけて菜の花が咲く所で品種が違うようだ。
鹿児島の垂水行きの鴨池フェリーターミナルへ着いてから宿探しをする。 タグリ岬の国民宿舎はトリプルの部屋なら空いているとのことだったがちょっと高いので内之浦の国民宿舎とした。
鹿児島から垂水までのフェリーは25分間隔での出発で40分で着く。 走行時間まで考えるとメリットがあり車もかなり載っていたので採算がとれるのではないかと思われた。 垂水に16時半着、鹿屋付近から車の数が増え内之浦方面への分岐点まで車がつながって走った。 内之浦着は予測より30分ほど遅く17時55分だった。
 12月4日(木) (内之浦〜佐多岬〜宮崎) (281Km)


佐多岬A
 

佐多岬B
 

開聞岳の方向
 
佐多岬の写真
最近は一日延ばしに好天が続いており明日まで雨が降らないらしい。 海上は波浪注意報が出ているがそれ程ひどいことではないだろうと佐多岬へ行くことにする。 1日かかるがまあ良いかという感じだ。
国民宿舎を9時半にチェックアウトして佐多岬へ向う。 戻りルートの北方向へ向かうと気温も下がるので暖かい所は気持ちが良い。 佐多岬は今回で4度目なので違う道を通っても良いかと思ってr68を通ったら分岐点付近で重大な見落としをしたらしい2度も道を間違えて地元の人しか通らないような細い道へ入り込んでしまった。 お蔭で細い山道を通ったり、見慣れない海岸風景が見られた。
今日は佐多岬だけで宮崎に泊まる予定なので時間的には余裕があると思っていたら佐多岬着が11時半と予想外に時間がかかってしまった。
佐多岬ロードパークは短い距離の有料道路(1000円)だけに道に花を植えたりで赤や黄色の花が咲いていた。(絵にしにくい風景) ロードパークからの風景もイマイチで一般道を走った方が距離も短くアップダウンやカーブが少ないのではないかとナビを見ながら思った。 (一般道からもロードパークに入れるため中間にゲートがある)
佐多岬では全く雲のない快晴だったが太陽が真南で灯台方向の写真がイマイチ、PLフィルターを使っても逆光はどうにもならない。(逆光の風景では海面の波が目立つがその他の方向では少し波がある程度の風景) また、今回の旅行を通じての風景の霞みで遠景がきれいでない。
今回初めて距離の近い離島の島影(30〜40Km離れた竹島と硫黄島)を見ることができたが天気が良かったせいだろう。(今までで一番の晴天)
佐多岬から宮崎へはR269で浜田まで行き鹿屋付近の渋滞を避けて県道を使って高山町から串良町まで行きR220へ入る。 志布志町まで渋滞し、その後は順調に走れたが大隈半島では昨日の垂水から後の国道ではちょっとした都市付近での渋滞が多くて効率が悪かった。
佐多岬を13時に出て宮崎に17時過ぎに着く。(距離190Kmなので早い)
 12月5日(金) (宮崎に連泊、青島の先まで往復) (43Km)

(写真なし)
昨日の天気予報が晴のち夜に雨だったが、朝になるとひどい曇で空が暗く市内の平和台が見えないほどになった。 天気予報も九州南部が曇、北部は曇のち雨になってしまった。
フロントで市内観光のパンフレットを貰い青島付近と臨海公園へ行こうと青島の先の白浜まで出掛ける。 白浜海岸は漁港や海水浴場になっていたが波浪注意報が出て東風で写真が撮れる状況ではなかった。
(鬼の洗濯板や青島を見る風景を期待したが青島も色がさえなかった)
 12月6日(土) (宮崎〜臼杵〜大分) (235Km)


上浦付近
 

臼杵石仏
 

パネル写真

臼杵石仏の写真
 昨夜はインターネットがLAN接続できるホテルだったので夜更かしをしてしまった。 サーバー上でメールチェックができるnPOPというソフトの使い方を調べた。 毎日数10件以上のスパムメールがやってくるため受信せずにサーバー上で削除することにした。(時間と電話代の節約)
 寝過ごして朝7時半に目が覚めると外は良い天気だった。
宮崎の天気予報は晴だが大分から北は前線通過の影響があるようだ。 市外のガソリンスタンドのおやじによれば宮崎は朝までは雨が降っていた。 R10を北上するとだんだん曇ってきて佐伯市を通過する頃から本格的に降ってきた。 道路もR10から佐伯へのR217へ分岐してから細くなり疲れてきたので上浦町で休憩する。 晴れていればかなり良さそうな風景の海岸が続くが道が細いのが難点だ。 上浦町で30分あまり休憩したら雨も小降りになり完全に雨が上がってくれた。 午後3時前で時間もあるので以前に見たことがある臼杵の磨崖仏を見に行くことにした。
 私が37年前に見た時は訪れる人も少なくてパネル写真ような風情だったが現在は保存工事されて立派な屋根がついて有料での見学になっていた。 個人的にはイメージが違うという感じ、大きな柱が2本もありパネル写真のような構図での写真は撮れなくなっていた。(大日如来の頭が分離していたのが首の上につながっていた
 佐賀関へ行きたいので臼杵に泊まろうと駅前のホテルへ電話すると1軒目は満室でダメ、2軒目はOKと言っていたが実際に行くとフロントに人がいなくて大きな声で呼んでも誰も出てこない。 気味が悪くてパス、大分に泊まることにする。
 東九州自動車道は大分の市内から離れているからと道路状況も分からないのに比較的まっすぐ行ける県道21号線を通ると九六位峠という細い急勾配の峠に辟易する。 さらに新しく出来た国道に入った途端に登り坂でトロトロ走る大型車を避けたいと思っていたら分岐点を間違えてしまう。 大分市内の手前でホテルの予約をしたが大分駅前のホテルで繁華街のためホテル前を通過、タクシーの運転手にホテルの契約駐車場を教えて貰う。 駅前が工事中で20年程前に出張で来た時とは駅前の様子がかなり変わっていた。
 12月7日(日) (大分〜(北九州)呉〜音戸・倉橋島〜呉) (410Km)


別府湾SA
別府市の写真
今日は九州から帰ることにしたが九州の気温も8〜13℃も下がる予報が出てさすがに半袖では寒く車に乗る前に長袖に着替えた。 9時前に大分駅前を出発して呉に向う。 時間短縮のために大分道・宇佐別府道路を使うことにして大分ICから大分道に入り途中の別府湾SAで写真を撮る。 宇佐別府道路の宇佐ICから小倉東ICまでR10を走り、小倉東〜広島・五日市、広島〜呉で高速道路を使った。
関門海峡付近の写真を撮りたかったが関門付近の天気が最も悪く雨がポツポツという状況だった。
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