D4. Win8.1ノートPCのSSHD(ハイブリッドHDD)をSSDへ換装

2019- 1-23 初版

 NEC製のWin8.1ノートパソコンLaVie L(PC-GN247AGA1)の750GB HDDをシーゲート製1TB ハイブリッドHDD (SSHD)ST1000LM014へ換装して使ってきた。 換装した理由は旅行中に使っていて起動時間が遅めなので速くして起動時間を速い方で安定させ操作性を向上することだった。(ノートPCは旅行専用)
(参考) Win8.1ノートPCのHDDをSSHD(ハイブリッドHDD)へ換装
 このままでも使えるが旅行出発時のセットアップ、旅行から戻ってからの写真ファイルほかのデスクトップPCへの移動などで手間がかかる。 旅行中のウイルス対策やランサムウェア対応で写真ファイルなどのバックアップも必要なことから、最初から外付けHDDをメインにした運用方法が合理的です。
 更に毎月のWindows Updateが必要なので処理時間を短縮したいこともある。 Win7 PCのXPモードでサイト保管用に使っているSamsung 250GB SSDをHDDへ戻し、外したSSDをWin8.1ノートPCで使うことにした。

(参考) 前回HDDからSSHDへ置換した際に回復パーティションを削除してしまい今回のSSDへのクローンによる移行でエラー処理ができずWin8.1が起動しなかった。 SSHDへ回復パーティションを復元してクローン移行が成功した。
   
普通に購入時のまま使用の状態からクローン移行した場合はトラブルになりません。
   HDDからSSDへ換装する場合も同じ手順でやれます。

1.250GB SSDへ移行するためSSHD構成の容量削減
2.SSHDからSSDへクローン作成移行
3.SSDのパーティション調整
4.CrystalDiskMark 6.0.2の測定結果
5.SSHDからSSDへの換装結果

 
1.250GB SSDへ移行するためSSHD構成の容量削減
移行元SSHD構成
移行元SSHD構成
SSD移行後
移行後のSSD構成

  UEFI構成の 1TB SSHD(Seagate ST1000LM014)からSamsung製SSD 250GBへアプリ類や設定などの変更をしないで使うためにSSHDからSSDへクローン作成で移行するため容量を削減する必要がある。
  このため、従来デスクトップPCとほぼ同じ構成にしていたものを処理データ類を外付けHDDへ保存する運用にするため写真関係のファイルを全面的に削除。 ダウンロード アプリなどのApl領域を半減することで全体をを220GB程度に削減調整した。
 最後の回復パーティションはノートPC購入時にAcronis True Image 2013で保存しておいたものからパーティション復元で追加した。(事前のトライアルで必要と判明) パーティション復元しただけでエラー修正処理に入った。
(参考) サイト管理情報 2019- 1-19: Win8.1ノートPCのSSHDからSSDへの置換でトラブル


 
2.SSHDからSSDへクローン作成移行
  SSD用へクローンするための容量削減中にファイルシステムのエラーを起こしていた。 このため、Acronis True Imageが正常に動かなくなるトラブルに遭遇したがトライアル移行後にAcronis True Imageでクローンする時にエラーを修正した。
  (初回トライアル) EaseUS Todo Backup Home 11.5をトライアル版でインストールして実行。
             約19時間かかると表示されたが、実際には16時間+αでクローン完了。

  (最終クローン)  Acronis True Imageでクローンできなかったエラーを修正してクローン処理した。
             仮想ディスク イメージを作って一気に書き込む感じで32分でSSDへのクローン完了。
             SSHDからSSDへクローンを作成後にSSHDからSSDへ入替えて電源ボタンを押すと
             すぐにエラー処理を開始、エラー処理が終わってWin8.1が起動した。
             (レジストリ チェックでエラーが多数発生、下記の情報を参照下さい)
  <PC内取付け> 7mm厚 → 9.5mm厚 変換アダプター(スペーサー)を使用した。
  (参考) サイト管理情報 2019- 1-21: Win8.1ノートPCのSSHDをSSDへ置換

 
3.SSDのパーティション調整
    SSDの最後にOP領域を設定するため回復パーティション+OP領域分のパーティションを設定、
   回復パーティションを復元してからSamsung Magician 4.9.7をインストールしてOP領域を設定。
    F:パーティションを最終的に確定してパーティション調整完了。
   (注) 最新のSamsung Magician 5.3は750 EVOに対してサポート対象外を表示するがOP領域の
       設定はできる。 しかし、Samsung Magician 4.9.7のOS最適化項目が表示されないので
      使いにくい。 Samsung Magician 4.9.7をインストールしてOP領域設定とOS最適化を行う。
      (Samsung Magician 4.9.7は今後使わないのでアンインストールした)

 
4.CrystalDiskMark 6.0.2の測定結果
   Samsung SSD 250GB 750 EVOでも結構良い数値が出ます。
SSDのCrystalDiskMark 6.0.2の測定結果

   ノートPCのSSDのCrystalDiskMarkはSSDのWindowsによる書込みキャッシュ バッファーのフラッシュをオフ
  にする
を「オン」に設定できるためCrystalDiskMarkの数値が少し良くなる。(AC電源断でバッテリー給電する)
  (注1) 上記キャッシュポリシー設定は[デバイス マネージャー]-[ディスク ドライブ]のプロパティの[ポリシー]設定内にある。
   最初は少し遅かったのでレジストリのNTFSファイルシステムのNtfsDisableLastAccessUpdateを"1"(注2)
  に設定してパフォーマンスをアップした。(起動時間短縮が大きな効果 15+秒 → 12秒)
  (注2) レジストリの場所 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem

 
5.SSHDからSSDへの換装結果
   起動時間はSSHDの同じ条件で15.5秒だったがSSD化により12秒に短縮した。
   画面操作のレスポンスも速くなりノートPCの処理性能がデスクトップPCに近いので旅行中も同等の
  環境を持ち歩く感じです。

                                                          ( 以 上 )

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 19- 1-23: 初版。

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