晩秋の上高地を歩いてきました
 
 2001年10月25日の午後に東京を出て、午後4時頃に上高地に入る沢渡(さわんど)駐車場に着いた。
 場所が谷間なので日没に近い雰囲気でさらに奥へは行けそうにないので駐車場の案内をやっている人に
「近くで泊まれる所は」と聞いたらすぐそばのペンションを教えてくれました。 周りが駐車場ばかりで公衆電話も
なさそうなので言われた通りのペンションに泊まったが、更に少し奥に他にも宿があった。
 上高地の紅葉は終わっているとのことで沢渡駐車場付近の紅葉がこれからとのこと。
 上高地へは朝の6時にバスが出ているが(この時期)、5時頃からタクシーでも行けるとのことでした。
 (駐車場付近にはタクシー予約の表示があった)
 夜の12時頃まで同宿のお客や宿の主人と話をして寝たが、羽布団が暑くて3時前に目を覚ました。
 外を見たら星がきれいで沢山見られ、灯りが少ないので久し振りに小さな星までくっきりと見えた。
 朝5時では夜明け前で暗くて手持ち撮影が出来る明るさではなかったので6時のバスにした。

(10月26日) 
 6時10分前に宿を出て駐車場始発のバスに乗る。 早朝で車がほとんど走っていないので釜トンネルの
信号待ち以外にはほとんど止まらず、あっという間に大正池に着いてしまった。
 大正池では既に多くのカメラマンが来ていて三脚を立てていた。 こちらは手持ちなので三脚の近くでさっと
撮って歩き始める。 体を温めるために少し早足で歩くが、あちこちに面白い景色があり少し歩いては撮りを
繰り返す。 田代池の近くで周りが霧氷で白くなっている景色に出会い気温の低さを実感する。
 この頃になって手の冷たさが気になり始めたが手袋を持っていないので風除け以外には防ぎようがない。
 出来るだけ手に風が当たらないように努力。
 河童橋まで3.9Kmを写真を撮りながらで1時間余りで歩いた。(65分のコース)
 
 前に来た時は河童橋の付近をぶらついただけなので明神池まで行くことにした。 梓川右岸は日の当たって
いたコースで木道が続いたり、階段まであるアップダウンのあるコースだった。(
案内図で上側のコース)
 ここも所々で写真を撮りながら3.3Km、60分の所を少し短めで明神池に着く。(08:30頃?)
 10分余り撮影して帰りに梓川左岸コースで帰るが、こちらはなだらかな砂地のコースで歩きやすくコース選択
が良かった。 行きで少し疲れたので帰りもアップダウンでは参ってしまうところだった。
 左岸よりも右岸の方が景色が良かったようだ。 急いでいたこともあるが撮りたいと思う場所が少なかった。
 お蔭でコースの進捗が良くかなり早く着けたようだ。(明神池からバスターミナルまで50分コース)
 バスターミナルに9時25分に到着、10時に沢渡のペンションに帰着。

 ・大正池からの木道
 大正池からしばらくは、このような木道になっていて非常に歩き やすい。
 この木道の後は梓川のそばを通ったり林の中を通っています。

 ・河童橋から明神池への梓川右岸(明神池側)の木道
 このような木道がしばらく続きました。 また、すべり止めに横木を付けた
 木道もあり、こちらはバランスをとらなければならず歩きにくかった。
 林の中では霧氷の氷が溶けて 雨のように降って来たりでちょっと
 面白い経験でした。

 この後、県道乗鞍岳線で乗鞍に上がったが、丁度雲がかかってくる状態で岐阜県側が全く見えなかったので
引き返した。(頂上付近は見通しが悪くて写真も撮らず)   乗鞍高原側の写真
 天気が曇りでは先へ行く当てもないので東京に戻った。